みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
昨日、かつて勉強会等でご縁があり、ブログも読まれていた方から合格のご報告をいただきました。
この方は、片手よりも少し多い受験回数の方で、択一では安定的に合格基準を超えることができていたのですが、選択式でのあと1点に泣き続けた方でした。
けど、僕がブログで紹介した故野村克也監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」をヒントに
「毎年、選択式で基準点割れするのには、相応の理由があるはず、それをクリアにしなければ同じことを繰り返してしまう。そう気づいて自己分析しました。」
というのを実践し、見事、完全勝利をつかみ取られました。
ご縁がある方が、目標を達成し、そのお力添えができたというのは、講師としてこの上ない喜びです。
受験を通じて培ったことを次のステージでも活かしていただきたいなと思いました(なお、掲載にあたってはご本人様の承諾済みです。)。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
来年の本試験(令和6年8月25日)まで、残り323日(46週と1日)です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
まだの方は、いつリスタートするかを決めましょう。
このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
合格者になるためのマインドセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は、「(年次有給休暇の付与において)出勤したものとみなす日」を整理しました。
産前休業期間が分娩の遅れによって伸びた場合、年次有給休暇の付与にどんな影響を与えるんでしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「①労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業した期間及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律第2条第1号に規定する育児休業又は同条第2号に規定する介護休業をした期間並びに産前産後の女性が第65条の規定によつて休業した期間は、法第39条第1項及び第2項の規定の適用については、これを出勤したものとみなす。
②年次有給休暇として休業の日数は法第39条第1項及び第2項の規定の適用については出勤したものとして取扱うこと。
③労働者の責に帰すべき事由によるとはいえない不就労日は、(略)、出勤率の算定に当たっては、出勤日数に算入すべきものとして全労働日に含まれるものとする。例えば、裁判所の判決により解雇が無効と確定した場合や、労働委員会による救済命令を受けて会社が解雇の取消しを行った場合の解雇日から復職日までの不就労日のように、労働者が使用者から正当な理由なく就労を拒まれたために就労することができなかった日が考えられる。
④6週間以内に出産する予定の女性が、労働基準法第65条の規定により休業したところ、予定の出産日より遅れて分娩し、結果的には産前6週間を超える休業は、(略)、労働基準法第39条第1項及び2項の適用については出勤として取扱わなければならない。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。
情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。
分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。
筋トレと一緒です。
脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「年次有給休暇」から、
「年次有給休暇の発生要件と付与日数」のうち、「付与日数」(労基法39条)と、
「時間単位年休」(労基法39条4項)を整理します。
僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、
「付与日数」が3肢、
「時間単位年休」が5肢、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「付与日数」は「2個」の知識、
「時間単位年休」は「5個」の知識(細かいものばかりな印象ですが)でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「労働基準法第39条に従って、労働者が日を単位とする有給休暇を請求したとき、使用者は時季変更権を行使して、日単位による取得の請求を時間単位に変更することができる。」
(令和3年度問2E)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
このブログでは、5W1Hの疑問形になるように考えることを推奨しています。
………、
「労基法上、使用者が時間単位年休についての時季変更権を行使するときの内容はどのように解されているか?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「時間単位年休についても、法第39条第5項の規定により、使用者の時季変更権の対象となるものであるが、労働者が時間単位による取得を請求した場合に日単位に変更することや、日単位による取得を請求した場合に時間単位に変更することは、時季変更に当たらず、認められないものであること。」
ですね。
整理の視点
今日のは通達からの引用です。読めば分かりますね。
ポイントは2つ。
1つ目は「時間単位年休についても、法第39条第5項の規定により、使用者の時季変更権の対象となるものであるが、」の部分。
何で、ここがポイント?って思うかもしれませんが、そもそも時間単位年休も時季変更権行使の対象にならなかったとしたら、話はそこでおしまいです(もちろん、何で対象外やねん?というツッコミは入りますが。)。
まずは、時季変更権行使の対象であるからこそ、どういう風に行使しうるのか?という、今日の論点知識の核心部分が見えてくるわけです。
話の順番ってのがやっぱり大事ってことですよね。
ちなみに法第39条第5項の規定ってのはこれです。
「使用者は、前各項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。」
出だしの「各前項」ってのは、第39条第1~4項のことで、時間単位年休は第4項に定めがありますから、文理解釈上、労働者の時季指定権も使用者の時季変更権も時間単位年休についてともに有するといえます。
じゃあ、どういう内容で時季変更権が行使できるの?ってのが2つ目のポイントで、
「労働者が時間単位による取得を請求した場合に日単位に変更することや、日単位による取得を請求した場合に時間単位に変更することは、時季変更に当たらず、認められないものであること。」
ってことになります。
結論丸覚えでもいいんでしょうが、自分なりにコンパクトな形に加工した方がいいでしょう。
僕であれば、
「時間単位年休でも時季変更権行使OKだが、日単位⇔時間単位は不可。」くらいまで縮めますね。
これなら、一瞬で覚えられますし、それほど頻繁に反復想起しなくても記憶保持できます。
そこで浮いた時間を他の理解と整理がややこしい論点知識に回して、苦手感のある弱点補強に注力します。
これは、勉強時間捻出の一例です。
勉強時間の確保というと、1日24時間のうちの無駄な時間の浪費を削ったり、スキマ時間の有効活用が頭に浮かびやすいですが、勉強時間とした時間の使い方自体も工夫が要りますよね。
調べ物をするにしても、当てもなくさまようような探し方をしているようでは、時間の無駄です。そもそも勉強時間に含みません。作業の時間です。
パラパラとテキストをめくるのであれば、目次や巻末の索引を活用すればいいですし、テキストや資料がPDFデータ等で配布されているのであれば、パソコンやタブレットの検索機能を使えば一瞬でお目当ての情報にアクセスできます。
みなさんも当然、このくらいのことはやってますよね。
勉強時間に含めていいのは、実際に脳みそに汗をかいて、「これどういうこと? コンパクトに言い換えるとしたらどうなる? 覚えるうえでのコツはないか? 論点出ししたはいいけど、これで適切なQ&Aになっていて試験で使える知識になっているか?」などの思考をトライ&エラーで実践している時間だけです。
それとせいぜい、講義動画を視聴しながら講師のコメントにツッコミを入れたり、項目からどんな内容を想起したらよいかの自主Q&Aを実践したり、視聴後にその内容を簡潔にまとめ整理したりすることです。
要するに、思考するというアクティブブレーン状態になってるかどうかです。
この状態だと、いわゆる「ゾーン(没頭)」に入った状態となり、時間経過があっという間に感じられます。真に集中した状態だと言えるでしょう。
経験ありませんか?
無我夢中で「あーでもない。こーでもない。」と必死にテキストの記載の意味を考えたり、過去問解きや答練解きに本試験よりも厳しめの時間制限を設けたうえで、論点読み出しも正誤判断の根拠もガチガチにアウトプットしたりした後って、時間の流れの感覚が止まっているというか、普段の時間間隔と違って感じませんか?
しかも、やり遂げた感もめっちゃ感じませんか?
ただただ、テキストの文字を眺めていたり、過去問を解いたはいいけれど正解したか否かのチェックしかしていないというのは、最早、勉強とは言えません。これすらも「作業」です。
あなたがもし、勉強がつまらない、勉強はしたけど達成感を得られていないと感じているのなら、作業しかしていないからですよ。
単純作業の繰り返しで没頭状態にはなりにくいでしょうし、達成感も薄いでしょう。だって、負荷がかかってないんだから。
このブログを活用しているあなたなら、勉強時間として確保した時間中は脳みそフル回転で、汗をかき、終わった後は達成感を得、地力もついていますよね(^_-)-☆。
今日のまとめ
今日は、「時間単位年休」を整理しました。
また、勉強時間とは、思考している時間だけなのよということについてもお伝えしました。
下の方にあるコメントから一言いただけると嬉しいです。
もちろん、質問や要望もOKです。
(コメントはアカウントなしでもできます。ただし承認制です。)
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選択式対策をどのように事前準備したらよいかについて、ワークを交えながら進めたものです。視聴してびっくり問題対策などにお役立てください。
知識ではどうにもならない問題の解き方に重心を置いた勉強会ですので、予備校の講義や市販本にあるような「予想問題を解いてびっくり問題が出たとしても対応する。」といったものではなく、テクニックを学びたい方にはお勧めです。
実際に参加した受験さんからは、
「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」
「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」
「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」
といった感想をいただいております。
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