みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
harutairyowさん、n-nonさん、読者登録ありがとうございます。
そろそろ来年度に向けて本格始動しますんで、じっくりとお付き合いいただき、たっぷりとご活用ください。
僕はこんな人です。
さて、今日も、来年度に向けて、今すべきことを書きます。
僕の記事を読んでグサグサッとくる方は、読んで終わりとか、グサグサを感じるだけで終わらせたりせずに、行動を変えてくださいね(意識は変えなくてもいいです。行動すれば考えは後から変わりますんで。)。
なが玉さんへ。
受験生日記でドS勉強会への参加動機や活用目的、感想を詳細に書いてくださり、ありがとうございます。
最初のころは「ドS勉強会」なんて呼んでいなかったのですが、いつの間にか定着しちゃいましたね。
分かっているつもりのごみ知識は不要で、本試験で使える知識を身に付けるためには、普段、自分が何をすべきかに気づいていただき、それを実行するための後押しをするというのが勉強会のコンセプトです。
それを十二分に活用していただいたんですね。
主催者として、嬉しい限りです(^^♪
【もくじ】
やるべき勉強法⑤
今日は、選択式の「びっくり問題」対策を書きます。
あ、その前に。このブログでは本試験問題、特に選択式で、既存の過去問知識だけではどうにも3点確保が難しく、多くの場合に救済がかかる難問のことを「びっくり問題」と呼んでいます。今年の労一をイメージしていただければいいでしょう。
でです。
「びっくり問題」は来年も出ます(。-`ω-)
出ないとも言い切れないんですが、平成12年度に始まって以来、救済科目ゼロだったのって、確か初年度の平成12年度と19年度の2回こっきりだったはずです。
これら以外の年度は、どれかしらの科目で救済が入っています。
僕自身、2回連続で選択式で救済がかかった科目で1点を出してしまい、足踏みした経験がありますから、「ホンマに勘弁してくれ( ;∀;)」という心情が手に取るように分かります。
ですが、社労士試験は競争試験です。
ロクに勉強していない受験生を除外するだけでなく、知識プラスアルファの能力を持つ者だけをふるいにかけるという非情な試験です。
なので、今後とも「びっくり問題」は、どれかしらの科目で必ず出ると思って、準備をするに越したことはないでしょう。
出なかったらラッキーくらいなもんです(でも、多分ない。真っ当に勉強している受験生がほとんど通れるようになってしまうから。)。
じゃあ、どんな準備をしたらいいんだい?ってなりますよね。
概要としては、選択式の7割くらいは択一の勉強と同じでいいというのが僕の考えです。
というのも、選択式は語群から正しいフレーズを選ばせるものであるに対し、択一式はキーワードの部分の正誤判断をさせるものですから、準備としては、キーワードとなる部分が正確、かつ瞬時に思い出せられるように訓練しておくことです。
これは過去問を使うことで十分対応できます。
法改正は、講座等で補充し、Aランクの予想問題を解いておけば十分でしょう。
で、残りの3割のうち、2割は過去問論点の「プチ応用」なので、これも過去問を検討する際に周辺情報をついでにトレースしておくことで対応可能です(「ついで学習」については、昨日の記事を再読してください。)。
ただし、過去問検討の際に、思考することが欠かせませんから、脳みそに負荷はかかります。
これをめんどくさいと感じて放置するのか、合格に必要な「望ましい負荷」と考えて挑むのかが分かれ目でしょうね。
ほんで、最後の1割が「知識ではどうにもならない」ときの現場対応力です。
今年の労一選択式は、社労士事務所にお勤めで、助成金業務に携わっている方なら知っているかもしれませんが、具体的な助成金名なんて知らない方の方が圧倒的に多いはずです。
また、統計資料の年齢階層なんて、そこまで知っている受験生なんていませんよ。
じゃあ、仮に本試験会場の99%の受験生が「みんな知らない」という横並びの状態で、あなた自身が何としてでも3点をもぎ取るためには、どうしたらいいと思いますか?
僕の考えは「文章中のヒントや、解法テクニックを駆使して、その場で考えて問題を解く。」です。
知らないことなんだから、知識以外の脳みそを使わないといけないよねっていう発想です。
そのための準備をするとしたら、あなたは何をしますか?
受験生が知っているであろうことの裏をかいた出題なのですから、「予想問題集を解く」とか「テキストの隅々を読み込む」なんてことは的外れですよね?
相変わらず、選択式対策と称して、こうしたことをおっしゃっている方がいますが、じゃあですよ、あなたか執筆した予想問題集やテキストに、今年の労一選択式が解けるような情報が載っていたんですかい? あるいは講義や配信動画でズバリのコメントをしていたんですかい? って言いたくなりますね。
事後的にだったら何とでも言えますってば。
毎年のように選択式で足をすくわれたという受験生さんへのケアって、受験産業側からのものって、どうしてこうも新たに知識を詰めていくようなものが多いんでしょう。
あ、たまにフォーサイトのYou Tube動画で「平成〇〇年度☆☆法のびっくり問題は、ここをとっかかりにすれば正解できます。」的なものがあって、これは「その場で考えて解く」実例としてお勧めです。
とはいえ、自分の頭で考えて解かなければなりませんから、考える訓練をしておかないことには、本番では実行できませんよね(普段やっていない、できていないことが、本試験会場で何者かに憑りつかれたようにできるなんてことはありませんから。)。
そのためには何をしたらいいかですが、僕のおすすめは、選択式本試験過去問の「びっくり問題」を知識で解くのではなく、何も知らないのを前提として文中のヒントや解法テクニックを駆使して解くことです。
例えばです。去年の選択式労一問題って、受験された方はトラウマもんだと思います。今年の受験向けに必死に各種統計名とその概要を記憶されたかもしれません。
また、過去問検討の際に答えを覚えこんだかもしれません。
それらをいったん脇に置いておいて、何も知らない状態であれば、自分ならどう解くかの訓練ってできると思いませんか?
知識で無理やり何とかしようとしている予想問題なんかを解くよりも、はるかに本番に近い状態での実践的な脳トレができると思いませんか?
このことは、去年の年末に実施した「ドS勉強会番外編・選択式対策勉強会」や、終盤のドS勉強会でも何度か言及したんで、参加された方は実践されたと思います。
しんどかったと思いますが、少なくとも「今までは、頭の中が真っ白になってどうにもならなかったけど、何とか食らいつくことはできました。」ってお声をいただいております。
あなたならどうしますか?
さて、勉強法総論的なことは、とりあえずは書ききったでしょうか。
明日、何かの記事を書いて、明後日くらいから過去問検討を始めましょうかね。
読んでくださって、ありがとうございます。
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