みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験(令和7年8月24日)まで、残り36日(5週と1日)です。
あなたが本試験までに勉強につぎ込められる最大時間は何時間ですか?
1日1日を大切に過ごしましょうね。
このブログでは、本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、マインドセットやスキルセットに関する過去記事は、以下のまとめ記事からご覧ください。
これまでのマインドセット/スキルセット記事のまとめ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
- 昨日の振り返り
- 今日の過去問検討
- ✅ 1.【歴史ドラマ風:先に突っ走ったDC兄さん】
- ✅ 2.【感情フック:混乱の時代に即対応したDC】
- ✅ 3.【シーン記憶:入社式コント法】
- ✅ 4.【視覚記憶化:年表ビジュアル法】
- ✅ 5.【語呂合わせの“ズレ”利用法】
- 🔚 補足まとめ
- 💼💣【ルパン三世と“年金法”の施行トリック】
- 🎬【シーン1:試験直前の「五つの記憶法」を見た一同】
- 🎬【シーン2:銭形警部、混乱の森】
- 🎬【シーン3:金庫(試験本番)にて】
- 🎬【エピローグ】
- 🎓結論:合格者レベルの違いとは?
- 今日のまとめ
- お知らせ
昨日の振り返り
昨日は、「(社審法の)社会保険審査会」を整理しました。
再審査請求又は審査請求の事件の取扱いを除いた社会保険審査会の会務の処理は、どうやって行うんでしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「審査会の会務の処理(再審査請求又は審査請求の事件の取扱いを除く。)は、委員長及び委員の全員の会議(以下『委員会議』という。)の議決によるものとする。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。
情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。
分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。
筋トレと一緒です。
脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「社会保障概論、その他」から「年金制度の沿革」を整理します。
僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、
「年金制度の沿革」は5肢(参考問題が1肢と、まるっと1問。)、載っています。
選択式では平成10年代に3年連続で出題されていますが、15年以上間隔が空きましたね。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「年金制度の沿革」は「6個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「確定給付企業年金法は、平成13年に制定・施行された。」
(平成19年度問8A)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
このブログでは、5W1Hの疑問形になるように考えることを推奨しています。
………、
「DB法の制定及び施行年はいつか?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「①確定給付企業年金法(平成13年法律第50号)
②この法律は、平成14年4月1日から施行する。ただし、(以下略)。」
ですね。
整理の視点
最近はあまり出題されなくなりましたが、メインどころの沿革は、やはり「常識」というか、”豆知識”的に持ち合わせておいて、困ったときのよりどころの1つとして準備しておきましょう。
そうやって、自分を支えてくれる知識が体系だって用意されていると、未見の問題でも攻略の糸口が見えてきます。
今日の場合、DB法の制定年は①にあるように平成13(2001)年で、施行は翌年平成14(2002)年です。
ちなみにDC法の制定は、DBと同じく平成13(2001)年ですが、施行も同年です。
これくらいなら対にして覚えられますよね。
以前の記事では、施行年はアルファベット順の逆だと覚えていたと書きましたが、別パターンをいくつか考えてみました。参考までにどうぞ。
なお、「制定は同じ平成13年だが、施行はDCが平成13年、DBは平成14年と1年遅れた」という点が混線しないように工夫してみました。
✅ 1.【歴史ドラマ風:先に突っ走ったDC兄さん】
人物擬人化エピソード法(兄弟の対比)
同じ屋根の下で生まれたDC兄とDB弟。
どちらも平成13年に制定されたが、
「おれ、もういけるわ!」とDC兄さんは即出陣(平成13年施行)。
「いや、まだ準備が…」と慎重派のDB弟は1年遅れで平成14年施行。
兄弟でも性格がまったく違う…そんな物語で記憶する。
✅ 2.【感情フック:混乱の時代に即対応したDC】
時代背景と結びつける感情型記憶法
平成13年は世界も日本も激動。小泉改革、9.11、株価暴落…。
「年金、これからどうなるの?」という社会不安が高まる中、
「もう、自分で積み立てろ!」と拠出型のDCは即施行(13年)。
給付型のDBは制度設計が複雑で、1年遅れの14年にスタート。
→ 「同年制定、でもDCは即応、DBは設計に時間がかかった」ことに感情が乗る。
✅ 3.【シーン記憶:入社式コント法】
ドラマチック再現法で定着させる
入社式(平成13年春)の社内放送。
社長:「本日、DC制度がスタートしました!自分の将来は自分で積み立て!」
新入社員:「DBは?」
人事課:「DBは企業の責任が大きいから…1年準備して平成14年施行だよ。」
→ 同年制定だったけど、始動タイミングが違うという“会社あるある”風に記憶。
✅ 4.【視覚記憶化:年表ビジュアル法】
1枚年表+キャラで視覚的に覚える
DCマン(イケイケキャラ)が「走れ走れ!」と13年施行。
DBマン(慎重キャラ)は「待て、確認だ…」と1年遅れの14年施行。
→ 「制定は同じ。でも走り出しのタイミングが違う」が一目でわかる。
✅ 5.【語呂合わせの“ズレ”利用法】
あえて違和感をフックにして定着
「DCもDBも、平成13年に仲良く法律ができた。でも…」
→ DCは「拠出型!俺はすぐ始めるぜ!」と13年に施行。
→ DBは「給付型。俺は慎重にやりたいから14年な」と1年遅れ。「DC=速攻、DB=準備派」というズレ感がむしろ印象に残る。
→ これを語呂にすると:
「DCサンキュー(13)即出陣、DBジックリ(14)後発隊」
🔚 補足まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
✅ 制定年 | DC法もDB法も平成13年に制定 |
🚀 施行年 | DC法:平成13年施行 DB法:平成14年施行(1年遅れ) |
💡 記憶法 | 感情・物語・ズレ・視覚・キャラで「違いの理由」に意味付け |
どれも使い勝手が良さそうなので、自分の思考パターンにあったものをアレンジして使ってください。
ただし! 意味理解を伴わない丸暗記はご法度(゚д゚)!
では、合格者レベルの者と、その他大勢のモブキャラとでは、上記5パターンの工夫をを見たときの思考内容や、活用の仕方にどんな違いが出るでしょうか?
今日のコントは、社労士試験という名の「知識の金庫」に挑む、ルパン一味が登場するコント仕立てでお届けします。
タイトルは…
💼💣【ルパン三世と“年金法”の施行トリック】
〜DBとDCのズレを暴け!の巻〜
🚗登場人物
-
銭形警部:受験経験が長く、点数が伸びないタイプ。テキストに引いたマーカーが増えすぎて、逆に混乱。(CV:納谷悟朗)
🎬【シーン1:試験直前の「五つの記憶法」を見た一同】
ルパン(煙草くわえつつ)
「ふ〜ん…平成13年に法律はどっちもできてて…で、DCだけ13年に施行、DBは翌14年か。へぇ…こりゃ小ネタにしては、上出来じゃねぇか。」
次元(帽子を傾けながら)
「俺は④の年表型が性に合ってるな。どの科目でも『視覚で切る』ってのは、応用きくからな。」
五ェ門(真剣な顔で)
「このズレ…背景に“制度の複雑さ”がある。DCは個人型、DBは企業責任…道理だ。拙者はこれを心に刻む。」
不二子(涼しい顔で)
「私は③の“入社式コント”ね。なんか…ドラマにするとセリフで覚えやすいのよね〜♪」
🎬【シーン2:銭形警部、混乱の森】
銭形(テキストをぶわっと開いて)
「DC?DB?…そもそもなんだっけ? 平成13年が制定年だっけ?…あれ?こっちの年表ではDBも13年にあるぞ…えぇい、わからんっ!」
(※ちなみにその年表、マーカーで真っ黄色)
ルパン(ニヤリ)
「おいおい銭形のとっつぁん、また“マーカーで塗って満足病”か?情報を“眺めてるだけ”じゃ、宝の地図も読めねぇぜ。イーヒッヒヒッヒ( ´艸`)」
銭形(ムキになって)
「うるさいっ!俺だって、テキストを3回読み込んだんだぞ!」
次元(煙をくゆらせ)
「問題は“何回読んだか”じゃねぇ。“読んでどう使ったか”なんだよ。」
五ェ門(静かに)
「知識は斬り方次第。使えねばただの鉄塊。」
不二子(クスリと笑って)
「情報ってね、“うまく騙すように使う”くらいじゃないと身につかないのよん♡」
🎬【シーン3:金庫(試験本番)にて】
ナレーション:
「さあ、いよいよ社労士試験の本番。出たぞ、DBとDCの施行年問題――!」
銭形(心の声)
「ヤバイ…どっちが先だったっけ?同じ年にできたんだよな…えーっと、DBが即日だっけ?DC?…混乱するっ!確か、アルファベット順がどうとかこうとかって、〇〇先生が講義で言っていたような😢」
ルパン(余裕の笑み)
「フッ。“DC兄貴、サンキューで即出陣”だったな。これは13年施行だ。DBは慎重派、14年スタート。…ピッ、開いたぜ。」
五ェ門
「エピソードで刻んだズレ…迷いなし。」
不二子
「もちろん選ぶのは、“早く出たDC”。うふふ♡」
銭形(ガーン)
「なんでだーっ!俺のノートには“DB(13年)→給付型”ってメモがあるじゃないかっ!」
🎬【エピローグ】
ルパン(去り際に)
「なぁとっつぁん、“記憶の引き出し”ってのは、パスワードが必要なんだぜ。
“意味”や”論点何だっけ?”っていうパスワードがな。」
次元
「塗って終わりじゃ記憶の金庫は開かねぇ。」
五ェ門
「情報に斬り込み、背景を知れば、道は自ずと開ける。」
不二子
「ドラマにして、笑って覚えれば忘れない♡」
銭形(涙目)
「ぐぬぬぬ…来年こそ、ルパンたちに追いついてやる…!」
🎓結論:合格者レベルの違いとは?
観点 | 合格者レベル | 点数が伸びない受験者 |
---|---|---|
情報の受け取り方 | 背景や構造に着目して意味付け | 断片的に拾って記号のように処理 |
活用の仕方 | 説明したり物語化して記憶 | マーカーを引いて安心するだけ |
情報整理 | 頭の中で横断整理・再構成 | 詰め込んだまま分類ができない |
引き出し方 | 問題でピンと来る“鍵”を作る | 問題文に振り回されて混乱する |
過去問対応力 | エピソードで瞬時に選択 | 細部で迷って不安になる |
このブログを活用しているあなたであれば、ルパン一味の誰かのやり方を自分なりにアレンジしていますよね(^_-)-☆。
今日のまとめ
今日は、「年金制度の沿革」を整理しました。
また、知識という情報は、覚えて満足ではなく、使えてナンボだということについてもお伝えしました。
下の方にあるコメントから一言、感想や実践して効果があったことなどをいただけると嬉しいです。
もちろん、記事そのものに関する質問及び要望もOKですが、その場合は、記載の訂正や読者さん全体の利益に適うと判断したものだけに限って対応します。
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勉強会と日程が合わなかったり、今後、このテーマについて自学自習するときにお役立ていただけたらと思います。
内容は、勉強会を録画したYou Tube動画をご覧いただきながら、勉強会で使用した資料をお使いいただき、各自の理解と記憶を進めていただきます。
この勉強会動画を活用することにより、
「整理の視点がわかった。」
「今までぼんやりしていた知識が繋がり、全体像が把握できた。」
「他の過去問のように肢ごとの論点を考えるよりも、認定基準を読んで論点を整理する方が効率よく勉強できる事がわかった。」
といったことが得られます。
セット内容は、勉強会で使用した資料一式の送付と、勉強会を録画した限定You Tube動画です。
価格は、¥3,000です。支払方法及び支払先は、申し込みフォームをご覧ください。
他の苦手なテーマを得意にしたいというリクエストもあったので、順次、実施していこうと思います。
「労災で1点でも多く得点したい。」
「認定基準の暗記はこりごり。」
といった方は、奮ってお申し込みください。
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知識ではどうにもならない問題の解き方に重心を置いた勉強会ですので、予備校の講義や市販本にあるような「予想問題を解いてびっくり問題が出たとしても対応する。」といったものではなく、テクニックを学びたい方にはお勧めです。
実際に参加した受験さんからは、
「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」
「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」
「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」
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