みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
さて、今日も、来年度に向けて、今すべきことを書きます。
【もくじ】
「やればできる!」の本当の意味
自己啓発本や、予備校の講師の方なんかは「あなたには無限の可能性がある! だから、やればできる! 頑張りましょう( ^^) _U~~」なんて記述があったり、仰っていることが多いですが、僕的には「う~~ん(。-`ω-)」です。
昔はね、スピリチュアルっぽいところに染まりかけていたこともあって、「マーフィーの法則」とか、「思考は現実化する」とかを読んでいた時期もありましたんで、僕自身もそうしたことを記事に書いていたことはあります。
けど、どうもしっくりこない。
具体的に何をしたらいいかが見えないんですね。
もちろん、本読んだ直後や話を聞いた直後って、いい気分に浸れるんですよ。「いい話聴けたなぁ。」とか「自分もなんだかやれそうだ。」みたいにね。
けど、何日かすると、どうも心に錆びついた感がもたげてくるんです。
本をとっかえひっかえしてみても結局同じ感覚。
そんな時に出会ったのがこの本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01FTIQY6G/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
キャロル・S・ドゥエックさんという方の「マインドセット:『やればできる』の研究」という本です。
この中で紹介されている考え方が、
「硬直マインドセット」:自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないという信念
と、
「成長マインドセット」:人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念
です。
要は、自分の能力は努力次第でどうにもなるという考え方で行動するのか、努力したってどうせ変わらないとあきらめモードのなるのかで、人生の結果は大きく変わるよってことを言っているのですが、僕は目からうろこでした。
確かにこの2つの考え方はどこかで聞いたことのあるような話です。
しかし、僕が腑に落ちたのは、考え方の違いを示すだけでなく、どのように実践すれば成長マインドセットが身につくかということが明記されていたことでした。
これまで読んできた自己啓発本のもやっとした感じが晴れたんですね。
「そうか! 読んだだけで終わりなんではなく、書かれている通りに実践してみればいいんだ!」ということに気づいたんですね(いやいや、それって当たり前だろうって突っ込みはアリです。)。
なので、この本は、巷にあふれる読んで気分が良くなるだけの自己啓発本ではなく、実践マニュアルとして、おススメです。
ちなみに、子育て中の方や、部下・後輩を育成する立場にある方にもおすすめです。自分がどうすべきかだけでなく、どう立ち居振る舞いすればいいかも書かれていますので。
Amazonからなら冒頭部分の試し読みができます。しかもかなりな量で。
ブックオフでも割と見かけますんで、新品の4割弱オフくらいで入手できます。
宣伝はこのくらいにして。
この本から僕が学んで実践しているというか、ブログ記事にしたり、個別特訓やドS勉強会で活かしていることは、
「社労士試験は、特殊な能力が必要なのではなく、勉強のやり方次第で、誰でも合格できる試験である。しかし、これまでに当たり前のようにやってきた勉強法では絶対に受からないから、やり方を変え、工夫する必要がある。その変化を厭わないかどうかは、自分の能力が鍛え方次第では伸びると考えているのか、どうせ無理とはなっからあきらめているかどうかの違いだ。」というスタンスで臨んでいることです。
単純に「あなたはやればできる!」なんていうお気楽なスタンスではなく、どのように行動改善をすればいいかまで踏み込んでいるんです。
そこに可能性や魅力を感じて、受験生さんは参加されているんだと思います。
その結果、去年までは択一の合格基準すら届かなかった方が50点越えされるようになりましたから、方向性は合っているんだろうなと思っています。
でです。
あなた自身は、硬直マインドセットと、成長マインドセットのどちらでしょうね?
善し悪しの話ではありません。
来年、社労士試験に受かるためには、どっちがベターかという話です。
ちなみに、成長マインドセットの方だと、よりよい成果に結びつくためには試行錯誤を厭いません。
また、日々の成長の記録を取ったり、インプットした記憶を忘れそうなタイミングで思い出すことをして忘却対策も施します。
自身に地力がついてきたという実感が伴ってきますから、おのずと自信もついてきます。
巷の自己啓発本では「根拠のない自信を持ちましょう!」なんてことが書かれていたりしますが、これこそ根拠はありません。
もちろん、生まれつき「年がら年中松岡修造さん」みたいな方もいらっしゃいますが、日本人の多くは不安気質らしく、最初っから自信満々なんて方は少ないです。
僕の経験や、心理学の研究成果の本を読んだ限りでは、自信は、課題を設定し、適切な対策を講じながら、その都度、進捗状況を確認して、次また課題をクリアしていくことで培われます。
つまり、勉強しないことには自信は付かないんです。
しかも、毎日の成長は微々たるものだったりしますから、自分では気づきにくいかもしれません。
けど「微差は大差」になります。
毎日のコツコツとした積み重ねが、来年の直前期前くらいに花開きます。
「やればできる。」というのは、結局のところ、「正しく課題を設定し、正しい道のりを歩むことで、結果に結びつくが、工夫もなく漫然と日々を過ごしているだけでは、結果には結びつかないよ。その違いを生むのは、成長に貪欲なのか、自分は頭打ちだと諦めているかだよ。」ってところでしょうか。
なので、これまでの記事でも、振り返りをして、弱点の洗い出しをしたうえで、リスタートした方がいいですよってことを書いてきたんです。
マインドセットという仰々しい書き方をしましたが、自分を侮ることなく、驕ることもせず、日々の積み重ねという実践を通じてのみ合格に近づくんだということが言いたかったのです。
マインドセットの話はここでいったんおしまいです。
明日からは、勉強法自体の話をこれまでの記事を踏まえて書きます。
読んでくださって、ありがとうございます。