みなさん、こんにちは。
「日本で２番目にドＳな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験（令和６年８月25日）まで、残り２９日（４週と１日）です。
１日１日を大切に過ごしましょうね。
毎年恒例？ 超直前期の名言シリーズの第２弾はこれ。
「明日はなんとかなると思う馬鹿者。
今日でさえ遅すぎるのだ。
賢者はもう昨日済ましている。」
（チャールズ・クーリー）
この方は、日本人にはほとんどなじみのない方ですね。
Chat GPTさんに「チャールズ・クーリーってどんな人？」って質問すると、こんな答えが返ってきました。
「チャールズ・ホートン・クーリー（Charles Horton Cooley, 1864年 - 1929年）は、アメリカの社会学者であり、ミシガン大学の教授として活動しました。彼は主に自己と社会の関係に関する理論で知られ、特に『鏡映的自己』（Looking-Glass Self）という概念を提唱したことで有名です。クーリーは、自己と社会の相互関係を深く探求し、その理論は今日でも社会学や社会心理学の基礎的な概念として広く認識されています。」
心理学ではなく、社会学なので、今日の言葉は、仮説・検証によってもたらされたものというよりも、クーリー氏の経験や個人的な思惟に基づくものと思われます。
しかしながら、この言葉を社労士試験に当てはめるなら、グサグサと刺さってくる方も多いでしょうね。
社労士試験に臨む方の多くは、１年近くの期間を勉強に充てているにもかかわらず、やるべきことをやり切れないまま、いわば「準備不足」の状態で本試験を迎えます。
一方、僅か５～６％という「狭き門」を突破される方は、これでもかってくらい入念な準備をしたうえで本試験に臨みます。
あなたが明日やろうと先延ばししていることは、合格者レベルの方であれば、とっくに準備し終えているということです。
この微差が、本試験での得点に否が応にも表れるのです。
あなたは、「愚者」グループですか？ 「賢者」グループですか？
このブログでは、今年の本試験向けに択一で５０点を取るための準備として、毎日、過去問を１題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
合格者になるためのマインドセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット① - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット④ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け① - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセットー2023年度向け③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け① - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け④ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセットー2023年度向け⑤ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は、「労災法」の「社会復帰促進等事業」を整理しました。
特支金の支給事業は、どこが担当しているんでしたっけ？
はい、思い出して！
………、
「①政府は、法第29条第１項の社会復帰促進等事業のうち、独立行政法人労働者健康安全機構法第12条第１項に掲げるものを独立行政法人労働者健康安全機構に行わせるものとする。
②労働者災害補償保険等関係事務のうち、保険給付（二次健康診断等給付を除く。）並びに社会復帰促進等事業のうち労災就学等援護費及び特別支給金の支給並びに厚生労働省労働基準局長が定める給付に関する事務は、都道府県労働局長の指揮監督を受けて、事業場の所在地を管轄する労働基準監督署長（以下『所轄労働基準監督署長』という。）が行う。（以下略）」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ＩＣレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。
情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。
分かりやすい講義や資料を１回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。
筋トレと一緒です。
脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、労災法４回のうち４回目です。
労災法の仕上がり具合はいかがですか？
今の時期だと、過去問正答率は90％チョイ超えくらいが目安です。
ただし、単に〇×当たっててのではなく、論点の指摘とその内容の正確な想起ができたうえで正誤判断も合っているかどうかでの数値です。
今日の１問
「特別加入者に係る業務災害、複数業務要因災害及び通勤災害については、労働者災害補償保険法施行規則に基づき厚生労働省労働基準局長が定める基準によって、その認定が行われる。」
（平成２０年度問４Ａ改）
この問題、問われている知識は何でしょう？
では、シンキングタイム、スタート！
このブログでは、５W１Ｈの疑問形になるように考えることを推奨しています。
………、
「特別加入者の保険給付に関する認定は、どんな基準によってなされるか？」
ですね。
では、答えは？
………、
本試験に持っていく論点知識
「①次の各号に掲げる者（第二号、第四号及び第五号に掲げる者にあつては、労働者である者を除く。）の業務災害、複数業務要因災害及び通勤災害に関しては、この章に定めるところによる。
一～七 （略）
②この章に定めるもののほか、①各号に掲げる者の業務災害、複数業務要因災害及び通勤災害に関し必要な事項は、厚生労働省令で定める。
③①各号に掲げる者に係る業務災害、複数業務要因災害及び通勤災害の認定は、厚生労働省労働基準局長が定める基準によつて行う。」
ですね。
整理の視点
今日のは、科目縦断的な整理と記憶が必要な内容ですね。
なので、これ単独で覚えることで満足してしまうと、他のテーマで「う～～ん、どうだったっけ(@_@;)？」となってしまいます。
まず①。これは特別加入者の保険給付について、第４章の２で定めをしていますよってことで、どんな人が特別加入できるかについての条文です。
次に②。これは、①で定めきれなかったテーマについては、厚生労働省令（＝施行規則）で定めますよという委任規定ですね。
最後の③。これが本丸。読めば分かりますが、特別加入者の保険給付に関する認定については「厚生労働省労働基準局長」なる者が基準を定めますよと。
ふ～ん、そうなんだ。覚えなきゃですね。
で、それで一丁上がりとするのか、思考を伸ばして、「この方、他にも出番はないだろうか？」と調べてみるのとでは、本番での得点力に差が出ますよね。
じゃあです。この「厚生労働省労働基準局長」なる御仁、労災法上、他のどんな場面で出てくるんでしたっけ？ はい、思い出して！ テキストはすぐ見ない(ー_ー)!!（というか、一覧になっているテキスト・資料って、ほとんどないのでは？）
………、
「①給付基礎日額の特例（則９条第１項１～３号による場ほか、平均賃金に相当する額を給付基礎日額とすることが適当でないと認められる場合の特例）における基準（算定基礎年額も同様）
②「心理的負荷による精神障害の認定基準について」「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について」の通知発出
③遺族（補償）年金の「生計維持についての認定」基準
④厚生労働省労働基準局長が定める給付（休業補償特別援護金）
⑤労災就学援護費の支給について、公共職業能力開発施設に準ずる施設において実施する教育訓練等の定め
⑥事業主からの費用徴収についての金額の定め
⑦特別加入者に係る業災等の認定基準の定め」
くらいでしょうか。
出題歴があるのは、②③⑥⑦です。②なんて過去問てんこ盛りですね。
どうやら、労災の保険給付に関する基準を策定する職責なのでしょう。
どんな場面で出てくる官職名なのかが一度の機会に整理しておけば、いざ問題を解くときに瞬殺できますよね。
今の時期は、１分１秒でも寸暇を惜しんで反復想起をしていると思いますが、個々の論点知識を断片的に思い出すのはかえって足枷になることがあります。
メタ認知といいますか、一段高いところから自分の知識を見直してみると、より体系的な理解と記憶、そして思考力が鍛えられます。
このブログを活用しているあなたも、とっくにやっていて、できるようになっていますよね(^_-)-☆。
今日のまとめ
今日は、「労災法」の「特別加入」を整理しました。
また、科目縦断的な整理をすることにより、得点能力がアップするということについてもお伝えしました。
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