日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~厚生年金保険法⑪~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

今年の本試験(令和6年8月25日)まで、残り102日(14週と4日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

 

このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

合格者になるためのマインドセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2024年度向けー「だからあなたは受からない。」 - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセットー2023年度向け① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセットー2023年度向け② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセットー2023年度向け③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2023年度向け① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2023年度向け② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2023年度向け③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2023年度向け④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセットー2023年度向け⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は、「(老齢厚生年金の)支給繰上げ」を整理しました。

特別支給の老齢厚年を受けられる者が繰上げ支給をした場合の減額率はどうなるんでしたっけ?

はい、思い出して!

 

 

………、

 

 

「①附則第8条の2各項に規定する者であつて、附則第8条各号のいずれにも該当するもの(国民年金法附則第5条第1項の規定による国民年金の被保険者でないものに限る。)は、それぞれ附則第8条の2各項の表の下欄に掲げる年齢に達する前に、実施機関に老齢厚生年金の支給繰上げの請求をすることができる。

 ②①の請求があつたときは、法第42条の規定にかかわらず、その請求があつた日の属する月から、その者に老齢厚生年金を支給する。

 ③②の規定による老齢厚生年金の額は、第43条第1項の規定にかかわらず、同項の規定により計算した額から政令で定める額を減じた額とする。

 ④③に規定する政令で定める額は、①の請求をした日(以下この条及び次条において『請求日』という。)の属する月の前月までの厚生年金保険の被保険者期間(以下この条において『請求日前被保険者期間』という。)を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額に減額率(1,000分の4に請求日の属する月から特例支給開始年齢に達する日の属する月の前月までの月数を乗じて得た率(請求日の属する月と特例支給開始年齢に達する日の属する月が同一の場合には、零)をいう。)を乗じて得た額とする。」

でしたね。

 

これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。

情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。

分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。

筋トレと一緒です。

脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「老齢厚生年金」の「繰上げ及び繰下げ」から、

「支給の繰下げ」(厚年法44条条の3)を整理します。


僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、 

「支給の繰下げ」は16肢(類題含めて18肢。それと選択式が1問。)載っています。


ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

「支給の繰下げ」は「8個」の知識で、パーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「75歳に達した者であって、その者が老齢厚生年金の支給繰下げの申出を行った場合に支給する老齢厚生年金の額に加算する額は、繰下げ対象額(在職老齢年金の仕組みにより支給停止があったと仮定しても支給を受けることができた(支給停止とはならなかった)額に限られる。)から経過的加算額を控除して得られた額に増額率を乗じて得られる額である。」

(平成23年度問1B改)


この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

このブログでは、5W1Hの疑問形になるように考えることを推奨しています。

 

 

………、 

 

 

「老齢厚年を繰り下げた場合の増額対象は何か?」

ですね。

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「①法第44条の3第1項の申出をした者に支給する老齢厚生年金の額は、第43条第1項及び第44条の規定にかかわらず、これらの規定により計算した額に、老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月の前月までの被保険者期間を基礎として第43条第1項の規定の例により計算した額及び第46条第1項の規定の例により計算したその支給を停止するものとされた額を勘案して政令で定める額を加算した額とする。

 ②①(公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律(以下『平成25年改正法』という。)附則第87条の規定により読み替えて適用する場合を含む。)に規定する政令で定める額は、老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月(以下この項において『受給権取得月』という。)の前月までの被保険者期間(以下この条において『受給権取得月前被保険者期間』という。)を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額に平均支給率を乗じて得た額(昭和60年改正法附則第59条第2項の規定が適用される場合にあつては、当該乗じて得た額に受給権取得月前被保険者期間を基礎として計算した同項に規定する加算額を加算した額)に増額率(1,000分の7に受給権取得月から法第44条の3第1項の申出(同条第5項の規定により同条第1項の申出があつたものとみなされた場合における当該申出を含む。)をした日(次項において『申出日』という。)の属する月の前月までの月数(当該月数が120を超えるときは、120)を乗じて得た率をいう。)を乗じて得た額とする。」

ですね。

 

整理の視点

今日のもおなじみの内容ですが、見た目長いですね~。

こういうのにビビることなく果敢に挑んで、制覇していくのが合格者レベルの方がやっていることです。

早速、やっつけていきましょう。

まず①。冒頭の「法第44条の3第1項の申出」というのは、今日のテーマから察しはつくかと思いますが、「老齢厚年の繰下げの申出のことです。

その時の年金額ですが、「第43条第1項及び第44条の規定」というのは、前者が元々の老齢厚年の計算方法の条文で、後者は加給年金額の条文です。

次に「これらの規定にかかわらず、」とはあるものの、

「これらの規定により計算した額に、~~政令で定める額を加算した額とする。」となってしますから、最終的には、

「本来の老齢厚年として計算した額+加給年金額+繰下げ加算額」ということになりますね。

じゃあ、繰下げ加算額って、どうやって算定するかというと、

「老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月の前月までの被保険者期間を基礎として第43条第1項の規定の例により計算した額」

及び

「第46条第1項の規定の例により計算したその支給を停止するものとされた額」

「を勘案して政令で定める額」です。

具体的には論点知識②の額が繰下げ加算額になるのですが、その一歩手前の考え方みたいなものでしょう。

前者は、元々の老齢厚年の年金額の計算方法による年金額で、後者は、在職老齢年金の仕組みにより停止されるものとなった額のことです。

これらを勘案して政令で定める額というのが、次の②です。

最初のカッコ書きは読み替えの話ですから無視しても構いません。

その後の部分をカッコ書きをすっ飛ばしてみると、

「老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月(以下この項において『受給権取得月』という。)の前月までの被保険者期間(以下この条において『受給権取得月前被保険者期間』という。)を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額に平均支給率を乗じて得た額(昭和60年改正法附則第59条第2項の規定が適用される場合にあつては、当該乗じて得た額に受給権取得月前被保険者期間を基礎として計算した同項に規定する加算額を加算した額)に増額率(1,000分の7に受給権取得月から法第44条の3第1項の申出(同条第5項の規定により同条第1項の申出があつたものとみなされた場合における当該申出を含む。)をした日(次項において『申出日』という。)の属する月の前月までの月数(当該月数が120を超えるときは、120)を乗じて得た率をいう。)を乗じて得た額とする。」となります。どえりゃーシンプルになりましたね。見た目に長いのって、大抵これです。

出だしの部分って、論点知識①にもありましたね。勘案する方の前のやつです。

んで、「平均支給率」ってのが、勘案する後ろのやつです。

これが何かってのはテキストには記載がありますが、出題歴がないので無視してもいいと思います。

ざっくりとした話をすると、在老の仕組みによって支給停止されたのであれば、本来の老齢厚年の計算式によって求められた年金額の何割かが減額されたことになりますよね(例えば基本月額が15万円のときに在老により1.5万円支給停止になったら1割減額になったってこと。)。つまり、在老による支給停止があった場合に本来の老齢厚年の額に比して何割の支給となっているかを示したものが「平均支給率」だと思ってください(先の例でいえば、平均支給率は9割ということになる。)。

なるほどこれだと、在老による支給額も勘案していることになりますね。なので、問題文では「(在職老齢年金の仕組みにより支給停止があったと仮定しても支給を受けることができた(支給停止とはならなかった)額に限られる。)」とある訳です。

ここまでをまとめると、繰下げ加算額は、

「老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月の前月までの被保険者期間を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額に平均支給率を乗じて得た額」

×

「平均支給率」

×

「増額率」

となります。

すっ飛ばしたカッコ書きを戻していくと、最初の2つは、いずれも直前の語句を以後どう記載するかという断り書きなので読めば分かりますね。

3つ目のが、今日の問題の正誤判断に必要な部分。

「昭和60年改正法附則第59条第2項の規定が適用される場合にあつては、」というのは、経過的加算が加算される場合ということです。

なので、この場合の加算対象額は、

「老齢厚生年金の受給権を取得した日の属する月の前月までの被保険者期間を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額に平均支給率を乗じて得た額」×「平均支給率」

+「経過的加算額」になります。したがって、本問は誤りになるんです。

続けましょう。

最後のカッコ書きは「増額率」の説明ですね。こんな中身。

「1,000分の7に受給権取得月から法第44条の3第1項の申出(同条第5項の規定により同条第1項の申出があつたものとみなされた場合における当該申出を含む。)をした日(次項において『申出日』という。)の属する月の前月までの月数(当該月数が120を超えるときは、120)を乗じて得た率をいう。」

要するに、

「1,000分の7」×「受給権取得月から繰下げ申出の属する月の前月までの月数」ってことですね。

すっ飛ばしたカッコ書きの1つ目、「同条第5項の規定により同条第1項の申出があつたものとみなされた場合における当該申出を含む。」というのは、老齢厚年の受給権を取得した日から起算して5年を経過した日後に当該老齢厚生年金を請求したんだけど、その際に繰下げの申出をしなかったら、繰下げ請求をした日の5年前の日にその申出があつたものとみなされた場合のことです。

2つ目は、直前の語句を以後どう呼ぶかの話。

3つ目は、受給権取得月から繰下げ申出の属する月の前月までの月数が120月を超えちゃったら120月に固定するよって話。繰下げが最大で120月しかできませんから当たり前ですね。

まとめると、繰下げ加算額は、

(「受給権取得月前被保険者期間を基礎として法第43条第1項の規定によつて計算した額」×「平均支給率」+「経過的加算額」)

×

(「増額率(「1,000分の7」×「受給権取得月から繰下げ申出の属する月の前月までの月数(MAX120)」)

ってことになりますね。

注意すべきとしては、経過的加算額には増額率が乗ぜられますが、加給年金額には増額率は乗ぜられませんね。

ボンヤリしていると、本試験でコロッと引っ掛かりますよね。

このブログを活用しているあなたなら、注意のアンテナを四方八方に張り巡らせていますよね(^_-)-☆。

 

今日のまとめ

今日は、「(老齢厚生年金の)支給の繰下げ」を整理しました。

また、合格者レベルの方は、長い文章を苦にしないように自己鍛錬しているということについてもお伝えしました。

 

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