日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働安全衛生法⑦

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

来年の本試験(令和4年8月28日)まで、残り299日(42週と5日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

まだの方は、とっととリスタートするか、いつから再開するかを決めましょう。

 

このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は、「安全衛生推進者等」を整理しました。

安全衛生推進者の専属基準は何でしたっけ?

はい、思い出して!

 

 

………、

 

 

「①事業者は、第11条第1項の事業場及び法第12条第1項の事業場以外の事業場で、厚生労働省令で定める規模のものごとに、厚生労働省令で定めるところにより、安全衛生推進者(第11条第1項の政令で定める業種以外の業種の事業場にあっては、衛生推進者)を選任し、その者に第10条第1項各号の業務(第25五条の2第2項の規定により技術的事項を管理する者を選任した場合においては、同条第1項各号の措置に該当するものを除くものとし、第11条第1項の政令で定める業種以外の業種の事業場にあっては、衛生に係る業務に限る。)を担当させなければならない。

 ②その事業場に専属の者を選任すること。ただし、労働安全コンサルタント、労働衛生コンサルタントその他厚生労働大臣が定める者のうちから選任するときは、この限りでない。」

でしたね。

 

これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。

情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。

分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。

筋トレと一緒です。

脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「安全衛生管理体制」の「一般組織における安全衛生管理体制」から、

産業医」(安衛法13条)と、

「作業主任者」(安衛法14条)を整理します。

 

僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、

産業医」は9肢(類題含めて10肢と選択式が1問。それと5択がまるっと1問)、

「作業主任者」は1肢(それと5択がまるっと1問)、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

産業医」は「6個」の知識、

「作業主任者」は「2個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「深夜業を含む業務に常時500人以上の労働者を従事させる事業場にあっては、その事業場に専属の産業医を選任しなければならない。」

(平成17年度問10B)


この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

このブログでは、5W1Hの疑問形になるように考えることを推奨しています。

 

 

………、 

 

 

産業医の専属基準は何か?」

ですね。

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「常時1,000人以上の労働者を使用する事業場又は次に掲げる業務に常時500人以上の労働者を従事させる事業場にあっては、その事業場に専属の者を選任すること。
  イ 多量の高熱物体を取り扱う業務及び著しく暑熱な場所における業務
  ロ 多量の低温物体を取り扱う業務及び著しく寒冷な場所における業務
  ハ ラジウム放射線、エックス線その他の有害放射線にさらされる業務
  ニ 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
  ホ 異常気圧下における業務
  ヘ さく岩機、鋲打機等の使用によって、身体に著しい振動を与える業務
  ト 重量物の取扱い等重激な業務
  チ ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
  リ 坑内における業務
  ヌ 深夜業を含む業務
  ル 水銀、砒素、黄りん、弗化水素酸、塩酸、硝酸、硫酸、青酸、か性アルカリ、石炭酸その他これらに準ずる有害物を取り扱う業務
  ヲ 鉛、水銀、クロム、砒素、黄りん、弗化水素、塩素、塩酸、硝酸、亜硫酸、硫酸、一酸化炭素、二硫化炭素、青酸、ベンゼンアニリンその他これらに準ずる有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務
  ワ 病原体によって汚染のおそれが著しい業務
  カ その他厚生労働大臣が定める業務」

 

整理の視点

素の条文を見ると「おえーっ(+_+)」ってなりますが、覚える量はグッと減らすことができます。

産業医の専属要件、すなわち、その事業所で「お抱え」の産業医を配置しなければならパターンは2つ。

1つ目は「常時1,000人以上の労働者を使用する事業場」であること。

これは規模だけの話ですから、そのまんま覚えりゃ済むんですが、選任要件、専任要件、専属要件で各々出てくる規模要件のところで、「〇人以上」なのか「△人を超える」なのかがごっちゃになりやすいです。

では、どの箇所が「以上」で、どの箇所が「を超える」でしょうか?

はい、考えて!

 

………、

 

「①衛生管理者及び産業医の選任要件で2人目以上を選任する場合

 ②衛生管理者の専任基準」

の2つの場合のみ「を超える」ですね。

ってことは、他の箇所は全て「以上」です。

こうやって、1つの視点でくくってやるとコンパクトに覚えることができ、かつ、いざ問題として問われたときに「あれ~、どうだったかな?」とあたふたすることもなくなります。

で、僕なら、上の2つはさらに加工しますね。

例えば「『を超える』と出てくるのは衛生管理者と産業医のみ。衛生管理者は選任要件と専任要件で、産業医は選任要件で出てくる。」みたいな感じです。

「2人目以上を選任する場合」ってのを端折ってますが、選任要件の数字自体は完璧に覚えているので、「を超える」がどこで出てくるのかが分かればいいという判断です。

言い換えを考えることで、エッセンス(キーワードとも呼ばれる。)、すなわち欠かしてはいけないフレーズが何かを考えることになりますから、記憶への定着度はグンと上がります。

あなたなら、どういう工夫を凝らしますか?

 

話を戻しましょう。

専属要件の2パターン目は「次に掲げる業務に常時500人以上の労働者を従事させる事業場」ってことで、条文ではいろんな業種が続いて列挙されています。

それらの業種は「有害業務」と呼ばれ、試験では具体的に問われることはありませんから覚えなくてもOKです。

ただし「深夜業」が含まれていることには注意が必要です。

お気づきですね?

テーマによっては「有害業務」に「深夜業」が含まれていたり、含まれていなかったりします。

では、どういう時に含まれ、どういう時に含まれないんでしたっけ?

はい、思い出して!

 

………、

 

「含まれる場合:①産業医の専属要件 ②特定業務従事者への定期健康診断

 含まれない場合:①衛生管理者の専任要件 ②衛生工学管理者免許を持つ者から衛生管理者を選任する場合」

でしたね。先日のドS勉強会に参加された方はスラスラ思い出せられましたね?

「あー、なんかそんな話があったなぁ。」ってことで終わってしまうのではなく、具体的に思い出すことによって記憶ってのは強くなりますからね。

なんとなく知っているというのと具体的な名称まで思い出すのとでは、記憶の定着に雲泥の差があります。

で、含まれない場合の②が過去問未出題なので出てきにくいですが、覚えるコツはありますんで、問題文を読んだときに反応することはできるでしょう。

僕の覚え方は「医者がらみは含まれるが、衛生なんちゃらがらみは含まれない。」です。

過去記事でも書いてますんで、詳しくは省きますが、文字面を見比べたらどういうことかはお分かりいただけるかと思います。これも工夫の1つですよ。

いかにして、少ない量を記憶するための工夫を凝らし、過去問出題歴のある論点をスラスラ解けるようになるかを訓練するのが勉強ですから、飽きるなんてことはありませんよね?

このブログを活用されているあなたなら、毎日のように脳みそに汗をかいて、少しでも楽に覚えられて思い出せられるような工夫をしていると思います。

 

今日のまとめ

今日は、「産業医」を整理しました。

また、問いを発せられたときになんとなく知っているということを思い出しただけで満足するのではなく、具体的な名称などまで思い出すことで記憶の定着が進むということについてもお伝えしました。

  

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「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」

「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」

「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」

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