日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働安全衛生法⑨~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

来年の本試験(令和3年8月22日)まで、残り300日(42週と6日)と、

今年の合格発表まで残り11日です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

 

再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

リスタート確定の方も、もう勉強を再開していますね。

今年の戦績をいくらウジウジ悔やんだって、過ぎた時間は戻ってきません。

ボンヤリしている間にも残り時間はどんどん減ってしまいます。

焦って勉強しても身につくものは少ないでしょうし、本試験が近づくにつれ、しんどさが増すだけですから。

 

勉強を再開しない理由なんていくらでも思い浮かびます。

あなたの真の望みが悩みたいことであり、それで来年受かるんであれば、それでもいいでしょう。

けど、そうはならないことは、あなた自身が一番わかっているはず。

さあ、1日5分でも10分でもいいから勉強し始めましょう。

不安を取り除く特効薬は、1歩を踏み出すことです。

最初から完璧な勉強法をとれる人なんていません。

とりあえずやってみて、軌道修正をするんです。

なので、何もせずにその場に立ち尽くしているだけでは何も変わりませんよ。

 

このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

来年度向けの勉強を始める前に必ずやるべきこと - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

マインドセットをする - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

毎日のゴールを決める - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

スケジュールを立てる - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

やってはいけない勉強法(前編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

やってはいけない勉強法(後編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

効率の良い勉強法とは何か? - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は「請負組織における安全衛生管理体制」について整理しました。

 

統括安全衛生責任者に対する行政介入はどんなものでしたっけ?

 

はい、思い出して!

 

………、

 

「①都道府県労働局長は、労働災害を防止するため必要があると認めるときは、総括安全衛生管理者の業務の執行について事業者に勧告することができる。

 ②①の規定は、統括安全衛生責任者の業務の執行について準用する。この場合において、同項中『事業者』とあるのは、『当該統括安全衛生責任者を選任した事業者』と読み替えるものとする。」

でしたね。

 

これを京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

記憶のコツは、出来合いの情報を鵜呑みにするのではなく、あなたの言葉で端的な情報に加工することと、それを適切なタイミング(忘れそうなタイミング)で、繰り返すことです。

あなた自身は、どれくらい脳みそに汗をかき、反復演習をしていますか?

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「安全衛生管理体制」の「委員会」から、「安全委員会」(安衛法17条)、「衛生委員会」(安衛法18条)、「安全衛生委員会」(安衛法19条)を整理します。

 

僕が持っているクレアール過去問集(2021年度向け)には、

「安全委員会」は5肢、

「衛生委員会」は6肢、

「安全衛生委員会」は4肢(類題含めて5肢)、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

「安全委員会」は「5個」の知識、

「衛生委員会」は「3個」の知識、

「安全衛生委員会」は「4個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「事業者は、当該事業場に設置されている衛生委員会の委員として、原則として、当該事業場の産業医を指名しなければならないこととされているが、当該産業医が嘱託の場合には、必ずしも指名することを要しない。」

(平成16年度問8B)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

「衛生委員会の構成員は誰か?」

ですね。

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「①衛生委員会の委員は、次の者をもって構成する。ただし、第1号の者である委員は、1人とする。

一 総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で当該事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した者

二 衛生管理者のうちから事業者が指名した者

三 産業医のうちから事業者が指名した者

四 当該事業場の労働者で、衛生に関し経験を有するもののうちから事業者が指名した者

 ②事業者は、当該事業場の労働者で、作業環境測定を実施している作業環境測定士であるものを衛生委員会の委員として指名することができる。」

ですね。

 

整理の視点

ロジック的には難しくはないので、記憶するのみですね。

今日の話は、昨日の請負組織における安全衛生管理体制ではなく、一般組織における安全衛生管理体制の話に戻っての内容です。

いろんな役職者がいましたが、それぞれがソロ活動をするだけでなく、事業所として一体となった取り組みをするための会議体が安全委員会、衛生委員会、安全衛生委員会だったりします。

で、今日の論点は、衛生委員会の顔ぶれってどんなの?って話です。

一~三は衛生に関する項目を審議する集まりのメンバーなのだから、当たり前っちゃぁ当たり前ですよね。

一の総管またはそれと同等の者は、衛生管理の現場トップ。

二の衛生管理者は、衛生に関する事項の技術的管理をするスペシャリスト。

三の産業医は、医療面から衛生に関する管理をするスペシャリストですよね。

で、これら三者を覚える必要があるかというと、わざわざ覚えなくてもいいでしょう。

だって、衛生に関する責務を負う方々で、その会議体のメンバーって誰って話なんだから、当たり前だのクラッカーで、本試験では現場対応できますよね。

四はその他、衛生について意見を言える人っていう包括的なものですから、たくさん項目があるときの最後に出てくる「その他」とおんなじだなって感じで、これもわざわざ覚える必要はないでしょう。

むしろ、②の作業環境測定士が任意構成員という、他とは扱いが違うという点を記憶しておけば十分でしょう。

なので、一見、覚えるようなことが多いようであったとしても、その趣旨であったり、意味内容から考えれば、実は覚えることが少なくて済む(=省エネ)ことが多いです。

僕なら「衛生委員会の構成員は、衛生に関する役職者とその他。作業環境測定士は任意構成員。」くらいの覚え方をします。

 

社労士試験は記憶の試験であり、非常に多くの論点知識を脳みそに格納して問題を解かねばなりません。

しかし、だからといって、何でもかんでも覚えなきゃいけないってことはありません。

「安全衛生推進者に巡視義務はない。巡視義務があるのは、安全管理者、衛生管理者、産業医。」と覚えるよりも「一般組織における安全衛生管理体制において巡視義務があるのは、安全管理者、衛生管理者、産業医しかいない。」とだけ覚えればよいというのは、こないだ書きましたが、知識の正確さに不安のある方ほど、何でもかんでも覚え込もうとする傾向にあるような気がします。

社労士試験は記憶の寡多で合否が決まるのではなく、何度も問われている基本事項の正確さと思い出す速さ、それと最近は基本事項から推理を働かせて合理的に正解筋を導く力で合否が決まります。

その準備のための時間が勉強時間=脳みそに汗をかく時間です。

これって自力であなた自身がやらなければならない事柄です。予備校がやってくれることではありません。

予備校ができるのは、脳作業を無駄なくするための範囲を限定してくれることと、情報を加工するためのヒントを私たちに提供することです。

最後は、受験生自身が与えられた情報を使えるよう(=問題が解けるように)にするかどうかで点数は決まってきます。

だとしたら、いかにして覚える量が少なくて、スラスラ問題が解けるようになるためにはどう工夫したらよいかを考えて実行するのが合理的だと思いませんか?

また、予備校レベルで見聞きする勉強の方法って、一般論としてはその通りなんだけど、個々具体的な論点知識を身に付けようとしたときには、さっぱり役に立たないことが多い(「ここを覚えて、繰り返しましょう。」とは言うけど、どうやって覚えたらいいかとか、覚えるべき点をもっとコンパクトに指摘している例って、あまり見かけません。あってもテクニックに走りすぎて使いづらかったりします。)です。一度に多くの受験生を相手にする事業なので、言えないんでしょうね。

その点、僕のブログ記事は、昔の僕ができなかったことをできるようにするためにこらした工夫をお伝えしていますから、手前味噌ではありますが、かゆいところに手が届いているとは思います。

それを参考に、ぜひ、あなたは来年の合格のためにお役立てください。

 

今日のまとめ

今日は、「衛生委員会」について整理しました。

また、無理なく記憶できて、問題が解けるようになるための情報圧縮の仕方のコツについてもお伝えしました。

  

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