みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
さて、今日もリスタートの前に気を付けることについて書いていきます。
【もくじ】
これをやったら受からない勉強法ワースト5(前編)
これは、僕自身が初学者時代にやっちまったこと(成果につながらなかったこと。)
でもあり、ししょ~からもやってはいけないと釘を刺されたことでもあります。
また、近年は個人的な体験に基づく勉強法の本以外にも、脳科学・心理学の分野からもエビデンスに基づいた効果的な勉強法について記された書籍がありますので、それらを交えて記事を書きます。
過去記事ではNGな勉強法として10回シリーズで書きましたが、それのリライト版です。
第5位:資料やデータをノートにきれいにまとめること。
これまでの学校教育での間違った勉強法の影響なんでしょうか。資料作りに時間と労力をかける方が一定数いらっしゃいます。
かくいう、僕も旧司法試験受験生時代や大学浪人時代にやっちまっていました。
僕の場合は、書くことで覚えられるだろうという誤った思い込みからやっちまったのですが、これをやると、出版社や予備校が作るような見栄えの良いものを作ることの方に意識が向いてしまい、結局、作業することが目的になってしまうんです。
もちろん、それなりの達成感はありますが、いざ、問題を解くとなると、さっぱり歯が立たない(;_;)
時間をかけたことに対するリターンがないか少ないのですから、やってはいけません。
ただ、書くことで頭の中の整理ができるというならば(むしろ、書き出した方がいいのですが、)、コピー用紙の裏紙にざっと書く程度で十分です。
こんな感じです。
鉛筆書きなので、薄くて見えにくいですが、僕は頭の中をグルグル周っている言葉をとにかく書き出して、目で見て脳みそフル回転して、情報の整理をしていました。
なので、書き出すこと自体は思考の整理に役立つので否定はしません(むしろ強く推奨します。)が、目的は頭の中の整理ですから、見栄えのいいものかどうかはどうでもいいことです(むしろ悪影響。)。
私たちが予備校の講義を聴き、過去問を解き、テキストの該当箇所で確認するのは、全て、本試験の問題を何の資料も見ずに、自分の記憶だけで解いて、正しく正誤判断するためです。
つまり、本試験問題が解ければいいのです。しかも試験時間内に、スラスラと。
今年の試験に向けて「ノートにまとめました。」なんてことをやった方は、それで問題が解けて、合格基準(予想)を超えられましたか?
超えられなかったのだったら、そのやり方は効果がないということです。
第4位:丸暗記をすること。
受験指導に携わっていると、こういうセリフをよく耳にします。「安衛法は暗記科目です。」とか「徴収法は暗記科目です。」とか。
僕は、声を大にして言いたい!
「暗記するだけで問題解けるんだったら苦労せんわ!
それやったら、暗記チャンピオンになったら社労士試験受かるんかい!!」
も~ね、試験勉強は暗記って言ってしまった時点で、その方、思考停止してますよ。いや、脳死してますね。
暗記なんてもんは、関連項目との関連性や、その知識の意味や趣旨なんてものには知らんぷりで、無味乾燥な文字列を覚えるようなもんです。
それで本試験の問題が解けますか?
むか~しの単純記憶だけで解けた時代ならいざ知らず、よしんば暗記できたとしても、どの項目をアウトプットしたら問題が解けるかまではケアしていないでしょうから、到底太刀打ちできませんよ。
暗記カードなんか作ったって意味ないですよ。
学生の頃の一夜漬けで試験を乗り切っていた方ほど、暗記に走りやすい傾向にあるように思います。若い頃の成功体験を引きずってるってやつですよ。
けどね、社労士試験って、一夜漬けでどうにかなるような試験ですか?
1年近い時間をかけて、確実な知識(≒長期記憶)を積み重ねて、やっとこさ受かる試験じゃないんでしょうか?
無味乾燥な文字列の記憶という意味では、ゴロ合わせも一緒です。
書店に行くと社労士試験向けの「ゴロ合わせ集」なんてものが売ってますが、中身を見てみると、「何じゃこりゃ?」のオンパレードですよ。
もちろん、中には使えるものもあるでしょうが、無理やり感満載ですもん。
こんなもんを覚えるのに手間暇かけるのなら、「自分の言葉で置き換えて説明するとしたら、どういうことなんだろう?」って脳みそに汗をかく方が何倍も効率的ですよ。
ただし、時と場合によっては暗記やゴロ合わせは必要だと考えます。
超直前期、本試験まで残り3日。どうしてもこなれた表現で覚えることができない項目が3つくらいある。これをどうするか? といった場面での暗記や、
傍から見ると何のことかわからないが、自分にとっては正確な知識を思い出すことのできるゴロ合わせ。
は、有効な手段だと考えています。
残り3日なら、なんとか暗記で乗り切れるでしょうし、他の知識は暗記に頼っていないのですから、思考して問題を解くこともできるでしょう。
ゴロ合わせは自作したものなら、脳みそに汗をかいた後の成果物ですから、使いどころがはっきりしていると思います。
つまり、始めっから暗記などと言っているようでは、長い間の勉強は耐えられないし、記憶にも残らないし、ましてや問題は解けませんよってことです。
第3位:科目の順番通りに勉強すること。
社労士試験の受験生さんって、まじめな方が多いです(実務に入ると、ししょ~を含めてぶっ飛んだ方が僕の周りには多いですが…。)。
なので、予備校を利用されている方は、どういうわけか、資料が送られてくる科目の順番通りに学習しようとされる方が多いです。
もしあなたが、該当するなら、お尋ねします。
なぜ、科目ごとに、その順番で学習するのですか?
はい、考えて!
………、
どうですか? 積極的な理由ってありますか?
まさか、「受験指導のプロである予備校が決めたものだから間違いない。」みたいには思ってませんよね。
僕が思うに、主に本試験の問題冊子のページ順ですよ。で、労一・社一は、その他の労働法科目/社会保険科目なので、オーラスになるんでしょう(だったら、労一だけでも徴収の後にやって欲しい気もします。)。国年と厚年の順番が入れ替わるのは、基礎年金の方を先に学んだ方が二階建て年金の仕組みが理解しやすいという理由でしょうね。
で、昨日のスケジューリングとも関連する話なのですが、既に受験経験のある方は、今年の受験向けの資料ってありますよね。
それを使いつつ、各科目に散らばっている苦手項目を今の時間のあるうちにやっつけておくのって、後々、めっちゃ楽になると思いませんか?
例えば、今年の本試験前に「あ~、国年&厚年の事後重症とか基準障害とか何が違うのかよく分からないなぁー。試験に出たら嫌だな~。」って思ってたりしませんでしたか?
時間的にも余裕のある今のうちに、そもそも事後重症や基準障害がどういうもので、それぞれの支給要件の違いは何かとか、比較しながら攻略することってできませんか?
しかも、一通りの学習が終わっているのですから、苦手なところをやっつけるだけでなく、類似項目や横断整理項目を自分の脳みそに汗をかいて仕上げることってできますよね。
で、予備校の講義が始まったら、各論点知識につき、改めて誤解をしている箇所がないかとか、よく理解できていなくて暗記に走ろうとしている箇所を聴き直して理解を深めるとかといった活用ができますよね。
受験経験のある方が再度、予備校の講義を受けるメリットは、既に頭の中にあるものの整理と再構築ができることですよ。
いかに既存知識のあやふやさを減らすことができるかが、来年の合格のカギなのですから。
まさか、ゼロベースでイチから覚え直すなんて効率の悪いことを考えてはいませんよね。この場合、痛い目を見ます。
なぜなら、全く知らない話を初めて学ぶのではなく、(何となく)知っている話を聴くのですから、「あ~、その話ね。知ってる知ってる。」となって、肝心の記憶ポイントであるとか、自身の勘違いポイントが右の耳から入って左の耳から抜けていくということが起こります。
予備校を利用するなら、自分の弱点強化に資するような使い方がおススメです。
今日はここまで。結構お腹いっぱいにおなりましたね。
明日は、トップ2について書きます。
僕のブログをよく読まれて研究されている方は予想がつくでしょうね。
お知らせ
オンラインお疲れさん会、9月6日日曜日の19~21時に開催します。
参加希望の方は、下の申込フォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdVthxRCkCMiW-kk8TEm2AsAW8p3Xx-ZNT02HZUjwgU-qfI7w/viewform
内容は、ただの打ち上げ飲み会です。
費用はもちろん無料。
食べ物、飲み物は各自でご用意ください。
僕のzoom勉強会に参加された方だけでなく、最短最速勉強会の参加者の方(大阪以外も大歓迎。)、ブログの読者の方もWelcomeです。
通し参加ができなくてもかまいません。顔出し程度の参加もOKですよ~。
ただし、安心・安全な場づくりのため、本名での参加と顔出しをお願いします。
zoomの使い方は、こちらをご覧ください。
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また、zoomを使った無料の勉強方法相談も再開します。
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内容は、あなたが来年合格するための勉強法のアドバイスやお悩み相談ですね。
費用は掛かりませんが、お1人当たり1回限りといたします。
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さらに、9月から有料の動画配信も企画しています(現在、鋭意準備中!)。
できればですが、全論点につき、僕だったらどう記憶するかみたいな解説動画を作ろうと思っています(YouTubeにあげたやつの全論点版みたいなイメージです。)。
こちらも乞うご期待。
令和2年度本試験向けに「You Tube動画」アップしてます。
ブログとは別の論点をピックアップしているのと、問題文をどう読み解いたらいいのかについて解説していますんで、チャンネル登録もお願いします。
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