日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

効率の良い勉強法とは何か?

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

 

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

さて、今日もリスタートの前に気を付けることについて書いていきます。

 

【もくじ】 

 

結果を出すならこの勉強法

来年、再チャレンジする方にとっては、とっても気になるテーマですね。

僕自身が取った方法と、受験指導をしてきた中で積み上げていったものをお伝えしますね。 

まずは、記憶の仕組みを知る。

みなさんは、効果的な勉強法として「繰り返しがよい。」というのは耳にしたことがあると思います。

ただし、何でもかんでも繰り返せばよいというのではなく、

「繰り返し思い出す。」というのがポイントで、

「繰り返し講義を聴く。」でも「繰り返しテキストを読む。」でもないんです。

繰り返し思い出すことで、脳の「海馬」という人間の記憶をつかさどる部分が「これは大切な情報だから覚えておかなくてはならない。」と判断し、いわゆる「長期記憶」として脳に刻み込まれるんです。

あなたも経験上、何度もアウトプットしたもの、例えば好きなアーティストの曲の歌詞だとか、宅配便で物を送ったりネットで買い物をした時などに送り先として指定した住所とかって、何度も思い出しているうちに諳んじられたのではありませんか?

このことがあるので、僕は折に触れ、「繰り返し思い出すことで記憶は強化されるんですよ。テキストの塗り絵やにらめっこをしたって覚えられませんよ。」って書いてきたんです。

つまり、分かりやすい講義や見やすい資料を1・2回聴いたり、観たりする程度では、覚えられるわけがないんですよ。

多くの受験生さんは、ここを勘違いしているんです。

「あれ? 覚えたはずなのにな………。」

「何回、繰り返しましたか?」

「繰り返してません。講義を聴いて、過去問やって、テキストを1回読んだきりです。」

そりゃぁ、忘れますわ。

 

やってはいけない勉強法、再び

ここで、「繰り返すのがいいんだったら、分かりやすい講義を何回も聴いて記憶に刷り込ませたり、見やすい資料を何回も見返すことで覚えられるのではないか? テキストの再読は意味がないと言ってたのとは矛盾するではないか?」という反論が予想されます。

が、繰り返すといっても、講義を何度も聴いたり、テキストの再読は効果が薄いことは、科学的なエビデンスもあり、ほとんど効果がありません。

なぜなら、講義を聴いたり、テキストの再読というのは、受け身な勉強だからです。

もっというと、講義を聴いたり、テキストの再読は「ふん、ふん。確かにそうだ。」というように、疑問をもって答えを予想しながら聴いたり、読んだりするのではなく、与えられた情報をそのまま鵜呑みに近い状態で受け止めるものだからです。

何の疑問も持たずに受け取った情報は、毎日、洗脳のように聴きこんでいるのなら別でしょうが、忘れやすいんです。

例えば、昨日、受験関連で視聴した予備校の動画があったとして、3つ印象に残っていることって、今すぐにスラスラ思い出せられますか?

聴いているときは「あー、そうそう。」って思ってはいても、1日経てばスッキリ消えてるなんて経験、これまでに受験以外も含めて、何度もあるんじゃないですか?

ここでも、勘違いしている受験生さん、多いですね。

「分かりやすい講義の予備校ってどこですか?」とか、

「分かりやすいテキストってどこのですか?」といった類の質問は、分かりやすい内容のものを1回見聞きしたら覚えられるといった勘違いがベースにあります。

量が膨大で、科目ごとに微妙に異なる内容が問われる社労士試験は、これでは受かりません。

また、全部の講義を聴き直したり、テキストを何度も何度も読み返すのって、気が遠くなるほどの時間がかかります。そんなにふんだんに時間がとれますか?

 

じゃあ、どうするか?

私たちが過去問論点知識をより確実に記憶し、より素早く思い出すためにはどうしたらいいか?

その答えは「アクティブラーニング」です。

私たちの脳は、疑問を与えられたときに、それを解決しようとして思考を張り巡らせます。

実験をしてみましょう。ただし、次の文章に書かれたことは、くれぐれも考えないでくださいね。

 

「次の記述は正しいか、それとも誤りか?

労働力調査は、我が国の就業・不就業の状況を把握するため、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約4万世帯の方々を対象に、毎月調査している。』」

 

どうです?

くれぐれも考えないでくださいねって書いてあるのに、「あ~今年の労一選択式で出たやつや…、どうだったかなぁ~。」って考えちゃっていませんでしたか?(読み落としていたのなら………。)

受験生の悲しい性なのかもしれませんが、試験に出そうなクイズを出されると、「あれ~、どうだったけかなぁ?」って思い出そうとする癖がついてませんか?

それはそれでいいんですが、私たちの脳は、疑問に答えようとする性質があるんです。

それを利用した勉強法がアクティブラーニングです。

要は、問いを発して、それに答える訓練をすることで何回も繰り返し思い出すことで、記憶を確実にしていこうというものです。

お気づきの方も多いでしょうが、最短最速勉強会やzoom勉強会で、常に受験生さんに僕が問い掛けていたのも、これを実践していたからなんです。

おかげで、

「緊張感を持って勉強できたので、当てられて答えた内容はバッチリ記憶できた。」とか、

「自分は当たっていないけど、当てられたつもりで思い出した答えがあやふやだったことに気づけて、確実な記憶をするきっかけになった。」などの声が上がっています。

また、去年・今年の本試験向けに書き溜めた「過去問はこうして知識化する」シリーズも、予備校の講義や、他のブログ記事、他の動画とは異なり、あなたに対して「論点何ですか?」とか、「~~って、何でしたっけ? はい、思い出して!」と書いていましたね。

ブログを読んで活用された方は、毎日、〇☓を追っかけるのではなくて、その根拠となる正しい知識を思い出していたのではないでしょうか。

 

何を繰り返し思い出せばいいのか?

では、どのような内容のものを繰り返せばいいでしょう。

ここで陥りやすい罠は、過去問を解くのはいいとして「〇☓」が当たっているかどうかにフォーカスすることです。

1問1答形式の問題は、過去問集だけでなく、ネットやアプリでも配信されていますよね。

あなたは、これをどういう風に解いていますか?

例えば、

厚生労働大臣は、保険医療機関若しくは保険薬局の指定を行おうとするとき、若しくはその指定を取り消そうとするとき、又は保険医若しくは保険薬剤師の登録を取り消そうとするときは、政令で定めるところにより、地方社会保険医療協議会に諮問するものとされている。」(平成29年度健康保険法択一式問5E)

って問題をあなたは、どう解いて、学習に活かしていますか?

ここで、やってはいけないのは「〇☓」当たっているかどうかだけを確認することです。

なぜダメかというと、まず、「〇☓」は確率50%の世界です。適当にやっても半分当たります。けど、それだけです。この問題を解いたことでの学びにはつながりません。

また、根拠がありません。「何で〇だと思いましたか?/何で☓だと思いましたか?」と問われても、せいぜい「何となく。」とか「過去問集で解いたときに〇だったような気がする………。」くらいでしょう。これでは、本試験問題は解けません。

これまでの過去問検討が「〇☓当たっている方式」の方は、今年の本試験でも惨敗したのではないでしょうか?

見たような気はするんだけど、どっちだったかが分からないから、結局、何となく解いている。点数も相変わらず伸びない。「来年も頑張ろう!」なんて自分を鼓舞してみるけど出口が見えないか、自己嫌悪のマイナススパイラスに陥るか。

こんな効果のないことやるんだったら、やんない方がずっとマシです。

けど、過去問検討は合格のためには避けて通れないので、やり方を変える必要があります。

で、僕自身が2回目以降の勉強に取り入れたことで、合格基準を超えるようになった方法は、「論点は何か?」というのを

5W1Hのオープンクエスチョンのクイズ形式

にすることです。

さっきの例題であれば、「厚生労働大臣が、保険医療機関若しくは保険薬局の指定を行おうとするとき、若しくはその指定を取り消そうとするとき、又は保険医若しくは保険薬剤師の登録を取り消そうとするときには、どこに諮問するか?」となります。

で、その答えは「地方社会保険医療協議会」です(ちなみに、この過去問を解いて準備しておくことで、今年の健保法選択式【 A 】は1秒で答えがでますね。)。

このやり方をすることで、正誤判断に必要な知識の部分(いわゆる、キーワードと呼ばれるもの。)をデータベース化できますし、短時間のうちに何回も繰り返し思い出すことができますから、脳も大事な情報と判断してくれ、長期記憶化することができます。

これが「厚生労働大臣は、保険医療機関若しくは保険薬局の指定を行おうとするとき、若しくはその指定を取り消そうとするとき、又は保険医若しくは保険薬剤師の登録を取り消そうとするときは、政令で定めるところにより、地方社会保険医療協議会に諮問するものとされている?」なんていう風にクローズドクエスチョン、つまり「〇☓」で答えられるようなクイズにしてしまうと、答えは「〇」という記号しか出てきません。

よほど注意深い人なら「地方社会保険医療協議会なので〇」とするでしょうが、結局は「どこに諮問するのか?」の答えになっているのですから、わざわざ〇☓を覚える必要はないでしょう。

実は、大学受験の社会科の勉強で、みなさんもやっていたはずなんですよ。

山川出版の「1問1答問題集」って、5W1Hのオープンクエスチョンではありませんでしたか?

「1603年に征夷大将軍に任ぜられて江戸幕府を開いたのは誰か?」とか、

オーストリア皇太子夫妻の暗殺を端緒とした第1次世界大戦は何年に勃発したか?」ってスタイルで、みなさんも必死に繰り返したのではありませんか?

これを〇☓で答えていましたって方はいないはずです。

 

もうおわかりですね。

本試験でスラスラ問題が解けるようになるためは、1問1答の過去問を素材として、それを5W1Hのオープンクエスチョンのクイズ形式にし、何度も繰り返し解くことで、長期記憶化することです。

テキストを問題集化するという方法もありますが、かさばるのであまりお勧めしません。

カードに自作するか、ICレコーダーに録音して繰り返すんです。おススメは録音です。カードは書く作業が時間かかります。

また、「論点は何か? その答えをコンパクトにするにはどう工夫したらよいか?」という脳作業(僕は、これを「脳みそに汗をかく。」と言っています。)が必ず含まれますから、主体的な勉強ができます。

自分の言葉で理解を促すことにもつながりますから、モヤッとした何となくの感覚で勉強することはなくなります。それが自信にもつながるんです。

 

じゃあ、実際にどうやっていくのかは、明日以降、実際に過去問を使いながら解説をしていきます。

令和3年度向けの過去問検討の長い旅の始まりです。

しっかりついてきてくださいね!

 

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内容は、あなたが来年合格するための勉強法のアドバイスやお悩み相談ですね。

費用は掛かりませんが、お1人当たり1回限りといたします。

僕からのアドバイスや、論点知識の内容のレクチャーを継続的に受けたいという方は個別特訓をお申し込みください。

 

さらに、9月から有料の動画配信も企画しています(現在、鋭意準備中!)。

できればですが、全論点につき、僕だったらどう記憶するかみたいな解説動画を作ろうと思っています(YouTubeにあげたやつの全論点版みたいなイメージです。)。

こちらも乞うご期待。

 

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