日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~健康保険法㊵~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

今年の本試験(令和4年8月28日)まで、残り160日(22週と6日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

 

このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は「保険料の算定」を整理しました。

 

同一月内において資格の得喪2回以上に及ぶ場合の保険料負担はどうなるんでしたっけ?

はい、思い出して!

 


………、

 

 

「法第156条第1項、第2項の規定にかかわらず、前月から引き続き被保険者である者がその資格を喪失した場合においては、その月分の保険料は、算定しない。」

でしたね。

 

これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。

情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。

分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。

筋トレと一緒です。

脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「費用」のうち、「保険料」から、

「保険料率」(健保法160条)を整理します。

 

僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、

「保険料率」は6肢(それと選択式が3問。)載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

「保険料率」は「5個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

組合管掌健康保険の一般保険料率は、1,000分の【 A 】から1,000分の130の範囲内で決定するものとされ、各組合の料率は、【 B 】の認可を受けて組合規約において具体的に決定される。」

(平成18年度選択式)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

「組合健保の一般保険料率の範囲はどのくらいで、どのように決定されるか?」

ですね。

 

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「①協会が管掌する健康保険の被保険者に関する一般保険料率は、1,000分の30から1,000分の130までの範囲内において、支部被保険者(各支部都道府県に所在する適用事業所に使用される被保険者及び当該都道府県の区域内に住所又は居所を有する任意継続被保険者をいう。以下同じ。)を単位として協会が決定するものとする。

 ②協会が都道府県単位保険料率を変更しようとするときは、理事長は、その変更について厚生労働大臣の認可を受けなければならない。

 ③①及び②項の規定は、健康保険組合が管掌する健康保険の一般保険料率について準用する。この場合において、①中「支部被保険者(各支部都道府県に所在する適用事業所に使用される被保険者及び当該都道府県の区域内に住所又は居所を有する任意継続被保険者をいう。以下同じ。)を単位として協会が決定するものとする」とあるのは「決定するものとする」と、②中「都道府県単位保険料率」とあるのは「健康保険組合が管掌する健康保険の一般保険料率」と読み替えるものとする。」

ですね。

 

整理の視点

①②だけを読むと「あれ? 協会けんぽの話じゃね(*´Д`)」って思いますよね。

ところがどっこい、③で読み替えがあるってロジックです。

まず①。これはおなじみ、都道府県ごとに保険料率を定めるってあれです。

それには幅があって、30/1000~130/1000なんでした。

また、協会が決定するってのも地味な分、見落としがちです。

次に②。保険料率の変更時には、理事長が厚生労働大臣の認可を受けなければなりません。

厚生労働大臣の認可」は他でもしょっちゅう出てきますからおなじみですが、「理事長が」の部分は見落としやすいですね。

都道府県支部は」って穴埋めしてしまいそうなもんです。

で、これらを受けて③で読み替えをするわけですが、「①及び②項の規定は、健康保険組合が管掌する健康保険の一般保険料率について準用する。」というのですから、まんま同じことでっせってことです。

ただし、後段で読み替えの指示がありますから、読み替えたものにすると

「①健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者に関する一般保険料率は、1,000分の30から1,000分の130までの範囲内において、決定するものとする。」

「②健康保険組合が管掌する健康保険の一般保険料率を変更しようとするときは、理事長は、その変更について厚生労働大臣の認可を受けなければならない。」

おー、つまり、協会けんぽも組合健保も一般保険料率の幅は一緒で、理事長が厚生労働大臣の認可を受けなければならないってのも一緒なんだってのが分かります。

ゆえに、覚えることがひとつに減り省エネになりました。ラッキーですね♫

あとは、保険料率の箇所は選択式に出されやすいんで、用語間のつながりを図示できるように整理しておくとよいでしょう。

この箇所って、言葉だけで覚えようとするとかえってこんがらがります。

むしろ、図解しながら自己解説ができるようになっておくと、過去問と違う切り口で出題されたとしても、その場で対応できます。

私たちが毎日の勉強で積み重ねていっているものは、本試験で使える知識です。

使える知識にするためには、借り物の断片的な情報では足りなくて、その意味と、周辺知識との関連性が自分の言葉で自由自在に言い表せるようになっていなくてはなりません。

ひょっとしたら、あなたの身の回りにいませんか? やたらと横文字とか、専門用語を使いたがるような残念な方が。

「コイツ、意味分かって使っとんのかいな?」って感じることもしばしばです。

こうした場合、ただの勘違い野郎だったりするんですが「人のフリ見て我がフリ直せ。」です。

自分もそうした「痛い人( ゚Д゚)」になっていないかどうかの自己省察は必要かもしれませんね。

 

今日のまとめ

今日は、「保険料率」を整理しました。

また、言葉だけで覚えようとするとカオスになるテーマについては、図示もできるようになっておいた方がよいということについてもお伝えしました。

 

下の方にあるコメントから一言いただけると嬉しいです。

もちろん、質問や要望もOKです。

(コメントはアカウントなしでもできます。ただし承認制です。)

 

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選択式対策をどのように事前準備したらよいかについて、ワークを交えながら進めたものです。視聴してびっくり問題対策などにお役立てください。

知識ではどうにもならない問題の解き方に重心を置いた勉強会ですので、予備校の講義や市販本にあるような「予想問題を解いてびっくり問題が出たとしても対応する。」といったものではなく、テクニックを学びたい方にはお勧めです。

実際に参加した受験さんからは、

「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」

「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」

「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」

といった感想をいただいております。

長さは約4時間。費用は¥5,000です。

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入金確認後、YouTubeの限定公開URLと、当日に使用した問題冊子と資料を送付いたします。 

 

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