みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
toyaさん、読者登録ありがとうございます。徐々に盛り上がっていきましょうね!
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験(令和3年8月22日)まで、残り55日(7週と6日)です。
1週間当たりの勉強時間(脳みそに汗をかいている時間のこと。講義を聴いているなどの受け身な時間は含まない。)が20時間だとすると、残り時間は約160時間です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
一昨日はドS勉強会でした。
7時間の長丁場でしたが、受験生さんが盲点になりやすいところを中心に、抜け漏れが少なくなるような勉強会ができました。
終わった後のスクショがこれです。
疲労困憊のはずですが、今年の10月26日のイメージです。
次回は、7月17日土曜日の13時からで、社会保険科目の横断です。
単発参加もOKです。
1週間前になったら、このブログで告知しますんで、こぞってご参加ください。
残り60日を切りました。
ギアをさらにもう一つ上げて、徐々にテンション上げて準備していきましょう。
日々の勉強は「習慣」です。
習慣はモチベーションとは全く関係ありません。
あなたが習慣にしていることって、わざわざモチベーション上げてやってますか?
朝、目を覚まして顔を洗ったり、歯を磨いたりするのに「おーし、今日はめっちゃモチベーション高いから、歯ぁ磨くぞ!」なんてことやってますか?
モチベーションなどというものを持ち出すときってのは、勉強しない言い訳のときだけです。
物事を習慣化するのは技術です。やる気だの意志の強さだのに頼っている限りは、いつまでたっても身に付きません。
まずはやってみることです。
さあ、1日5分でも10分でもいいから勉強し始めましょう。
不安を取り除く特効薬は、1歩を踏み出すことです。
勉強の悩みや不安は、勉強することでしか取り除けません。
最初から完璧な勉強法をとれる人なんていません。
とりあえずやってみて、軌道修正をするんです。
なので、何もせずにその場に立ち尽くしているだけでは何も変わりませんよ。
さあ、1問でもいいから問題を解きましょうか!
このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
来年度向けの勉強を始める前に必ずやるべきこと - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
マインドセットをする - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
毎日のゴールを決める - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
スケジュールを立てる - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(前編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(後編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
効率の良い勉強法とは何か? - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日のふりかえり
昨日は「国民健康保険法」から「審査請求」を整理しました。
国保法上、審査請求と訴訟の関係はどのようなものでしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「法第91条第1項に規定する処分の取消しの訴えは、当該処分についての審査請求に対する裁決を経た後でなければ、提起することができない。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
そして、何度かコメントを寄せてくださった受験生さんから、スマホアプリの「分散学習帳」というのがより便利だと情報提供がありました。
実際に使ってみると、自分でカードを作成して覚えていくアプリですが、ベストな復習タイミングで、カードを毎日表示してくれます。
また、単語を入れて検索もできるので、不確かな記憶があっても、すぐに確認できます。
さらに音声読み上げもしてくれますから、紙のカードとICレコーダーのいいとこどりに加えて、間違えやすい論点をこれでもかというくらい復習できるので、最強の学習アプリなんじゃないかなって思います。
これまでICレコーダーに録音されていた方は、移管作業が伴いますが、今後、論点を探す手間を考えたらこっちの方がトータルで時間短縮につながるんではないでしょうか?
使用説明みたいなところに、勉強上達の3つのコツが載っているのも◎。
教えてくださったシミズさん、ありがとうございます!
記憶のコツは、出来合いの情報を鵜呑みにするのではなく、あなたの言葉で端的な情報に加工することと、それを適切なタイミング(忘れそうなタイミング)で、繰り返すことです。
あなた自身は、どれくらい脳みそに汗をかき、反復演習をしていますか?
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は「高齢者医療確保法」から「総則等」を整理します。
僕が持っている過去問集と直近の出題を併せたものでは、
「高齢者医療確保法」の「総則等」は18肢(類題含めて19肢。それと選択式が1問。)、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「高齢者医療確保法」の「総則等」は「14個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「保険者(国民健康保険法の定めるところにより都道府県が当該都道府県内の市町村とともに行う国民健康保険にあっては、市町村。)は、特定健康診査等基本指針に即して、6年ごとに、6年を1期として、特定健康診査等の実施に関する計画を定めるものとされている。」
(平成29年度問8B改)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。
………、
「高医法上、特定健康診査等の実施に関する計画を定めるのはどこで、どれくらいのスパンか?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「保険者(国民健康保険法の定めるところにより都道府県が当該都道府県内の市町村とともに行う国民健康保険(以下「国民健康保険」という。)にあつては、市町村。以下この節において同じ。)は、特定健康診査等基本指針に即して、6年ごとに、6年を1期として、特定健康診査等の実施に関する計画(以下「特定健康診査等実施計画」という。)を定めるものとする。」
ですね。
整理の視点
もうおなじみの内容ですね。
高齢者医療確保法で出てくる「6年ごとに、6年を1期として」ってやつです。
「もう、そんなことくらい知っているよ。今更確認する必要なんてないじゃないか!」と思われるかもしれません。
ところがです。
高医法には何か所か「6年ごとに、6年を1期として」というフレーズが出てきます。
では、どんな場面で、このフレーズが出てくるでしょう?
はい、思い出して!
………、
厚生労働大臣が定める「全国医療費適正化計画」
保険者が定める「特定健康診査等実施計画」の3つ。
でしたね。
これを見て「ギョッ」とした方は要注意ですよ。
というのも、これら3つはいずれも本試験出題歴があります。
1問1答形式の過去問としては解いているでしょうし、初めて聴く話でもないハズです。
ところがてんでバラバラの知識として記憶していると、いざ、どの計画を誰が策定するのかが問われたときに浮足立つ可能性があります。
「全国~」と「都道府県~」はネーミングから想像できますが、今日の1問である「特定~」は「保険者が」とそこまで注意を払って記憶していないと、選択式で抜かれた場合はかなりヤバいです。
つまり「高医法は6年を1期、介護法は3年を1期。」くらいの覚え方だと問われ方の変化がほんの少しあるだけで対応できない可能性があるということです。
そのためには、対応関係を書いた一覧表にまとめてみるとか、計画の中身がどんなもんかをざっとでいいんで確認することで、意味記憶として残りやすくなりますから、いちどお試しください。
僕の感覚ではありますが、受験回数の割に択一の合格基準に届かない方の特徴って、多少の文章表現の違いがある肢に対応できないというものがあります。
野球に例えるなら「棒玉のストレートなら打ち返せるけど、手元で微妙に変化するカットボールにはバットが空を切る。」という感じでしょうか。
他の例に例えるなら「国産ビールとベルギービールの利き分けはできるけど、ヱビスビールとプレモルの利き分けはできない。」みたいな感じでしょうか(*^。^*)
その理由は、1問1答の過去問を解くときに、その問題の正誤判断ができる範囲でしか内容の確認をしていないことにあります。
つまり、周辺知識まで目が向いていないんですね。「自分の半径5メートルも見えていない状態。」と言ってもいいかもしれません。
解説の書き方がそうなっているものも多いですから、仕方ない部分はあるのですが、「関連項目は紐付けして覚える。」ということへの視点を持ってみてもいいんじゃないでしょうか。
これまで、そうした観点がなかった方にはしんどいかもしれませんが、きれいさっぱり忘れたことを1から無理やり暗記し直すよりは、よっぽど記憶に残りやすい方法なのではないかと思っています。
残りの8週間は「忘却との戦い」のフェーズではなく、「これまで培ってきた知識を本試験で使えるようにする」フェーズです。
その1つの方法として有効なのは「既存知識間につながりを持たせる」ことです。
一発合格される方の多くは、この時期にこうした経験を経るようです。
もちろん、今年が2回目以上の挑戦で、これまでに択一の合格基準を満たしたことがない方も同様です。
まだまだ工夫のしどころは満載だと思いませんか?
今日のまとめ
今日は、「高齢者医療確保法」の「総則等」を整理しました。
また、残り期間の勉強は、既存知識間につながりを持たせた方が効果的ということについてもお伝えしました。
下の方にあるコメントから一言いただけると嬉しいです。
もちろん、質問や要望もOKです。
(コメントはアカウントなしでもできます。ただし承認制です。)
お知らせ
受験生さんからリクエストがありましたので、昨年の12月に実施した選択式対策勉強会のアーカイブ動画を限定公開します。
選択式対策をどのように事前準備したらよいかについて、ワークを交えながら進めたものです。視聴してびっくり問題対策などにお役立てください。
知識ではどうにもならない問題の解き方に重心を置いた勉強会ですので、予備校の講義や市販本にあるような「予想問題を解いてびっくり問題が出たとしても対応する。」といったものではなく、テクニックを学びたい方にはお勧めです。
実際に参加した受験さんからは、
「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」
「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」
「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」
といった感想をいただいております。
長さは約4時間。費用は¥5,000です。
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できればですが、全論点につき、僕だったらどう記憶するかみたいな解説動画を作ろうと思っています(YouTubeにあげたやつの全論点版みたいなイメージです。)。
こちらも乞うご期待。
令和2年度本試験向けに「You Tube動画」アップしてます。
ブログとは別の論点をピックアップしているのと、問題文をどう読み解いたらいいのかについて解説していますんで、チャンネル登録もお願いします。
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