日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~雇用保険法⑮~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

来年の本試験(令和4年8月28日)まで、残り244日(34週と6日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

まだの方は、とっととリスタートするか、いつから再開するかを決めましょう。

 

このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は「受給期間」について整理しました。


60歳以上で定年退職した者が受給期間を延長する場合の申出期限は、いつまででしたっけ?

はい、思い出して!

 

 

………、

 

 

「①法第20条第2項の申出は、受給期間延長申請書に離職票(2枚以上の離職票を保管するときは、そのすべての離職票)を添えて管轄公共職業安定所の長に提出することによつて行うものとする。

 ②①の申出は、当該申出に係る離職の日の翌日から起算して2箇月以内にしなければならない。ただし、天災その他申出をしなかつたことについてやむを得ない理由があるときは、この限りでない。」

でしたね。

 

これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。

情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。

分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。

筋トレと一緒です。

脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「一般被保険者の求職者給付2」のうち「受給期間及び日数」から、

「所定給付日数」(雇用保険法22、23条)を整理します。

 

僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、

「所定給付日数」は小見出しなしが15肢(類題含めて16肢。それと選択式が1問。)、

小見出しの「特定受給資格者」が28肢(類題含めて29肢。それと選択式が1問。)、

「特定理由離職者」が6肢、

「算定基礎期間」が7肢(類題含めて8肢)、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

「所定給付日数」は小見出しなしは「5個」の知識、

「特定受給資格者」は「2個」の知識、

「特定理由離職者」は「1個」の知識、

「算定基礎期間」は「2個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「特定受給資格者以外の受給資格者で、算定基礎期間が2年の場合、基準日における年齢にかかわらず、所定給付日数は90日である。なお、本問の受給資格者は特定理由離職者ではなく、また、雇用保険法第22条第2項に規定する『厚生労働省令で定める理由により就職が困難なもの』に当たらないものとする。」

(平成23年度問3B)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

 「一般の受給資格者の基本手当の所定給付日数は何日か?」

ですね。

 

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「一の受給資格に基づき基本手当を支給する日数(以下「所定給付日数」という。)は、次の各号に掲げる受給資格者の区分に応じ、当該各号に定める日数とする。
一 算定基礎期間が20年以上である受給資格者 150日
二 算定基礎期間が10年以上20年未満である受給資格者 120日
三 算定基礎期間が10年未満である受給資格者 90日」

ですね。

 

整理の視点

ロジック的には難しくはありませんし、特定受給資格者のものと比べると、いたってシンプルなんで、1~2回思い出せば覚えられそうですね。ポイントは2つです。

1つ目は「受給資格者の年齢階層ごとの区分がない。」ことです。

これは、特定受給資格者や就職困難者との違いです。むしろ、特定受給資格者や就職困難者には年齢階層別の区分があるのに対し、一般の受給資格者だけはないという例外的な位置付けだということも言えますね。

社労士試験は、こうした例外的なものを問うてくることが多いですから「原則的なものはこう。例外的なものはこう。」というように、一緒の機会に覚えてしまった方が省エネになりますし、記憶がごっちゃになることもありません。

何にもせずに楽して覚えられる方法はありませんが、楽に覚えられるための工夫のしどころはあります。

ポイントの2つ目は「算定基礎期間の長さの違いによる区分」であることです。

もーね、これはね、表を自作して何回か埋めるのが手っ取り早いですよ。

しかも、所定給付日数の数字だけでなく、どのくらいの算定基礎期間が必要なのかもあわせて覚えられますから、一度の手間で2つのことがマスターできる「一粒で二度おいしい」状態なわけです。

で、このやり方で特定受給資格者や就職困難者も同じように年齢階層別の区分と算定基礎期間の区分も覚えることができるんで、オススメです。

巷には、特定受給資格者の所定給付日数についての語呂合わせがいろいろと出回っていますが、何歳の特定受給資格者で何年間の算定基礎期間があるかの部分にまで言及している物って、僕は知りません。

「さんしろー」だのとかあるようですが、それで具体的な年齢・算定基礎期間を与えられて所定給付日数は何日ですか?って問題が100%解けるんだろうか?

ゴロは覚えたけど、問題が解けないんってんじゃ話にならないですよね。

ちなみに僕は、特定・一般・就職困難者の表は勉強前のウォーミングアップ代わりにコピー用紙の裏紙に書き出して思い出してから勉強に取り組んでいました。

ルーティン化することで、気分のアップダウンに関係なく、その日の勉強を始められるようにもなりましたし、スピードアップと正確さの両方を追求することもできました。

もちろん「体に染み込ませた状態」でしたので、思い出すことにもストレスがほとんどかからないまでになりました。

実際に模試や本試験の問題を解くときにも、余白に表を書いてから当てはめをしていましたので、正答率は100%をキープすることができました。

この所定給付日数のところは、本試験問題で出されたらサービス問題ですよ。

このブログを活用しているあなたもそうだと思いますが、まさかまさか、ここでまごつくようであったなら、やり方を変えたほうがいいでしょうね。

表を書き出すにしても、最初のうちは時間がかかったり歯抜けになるところもあるでしょう。

しかし、思い出そうとするときに私たちの記憶は強くなりますから、毎日のように書き出した方が、後々、楽勝ポイントに変わっていくのですよ。

やるかやらないかはあなた次第ですが、実際に手を動かし、脳みそに汗をかいた方とそうでない方との差は、本試験会場で如実に表れます。

さあ、まずは手を動かしましょう。思い出しましょう。それで問題が完璧に解けるかどうかも検証しましょう。

そうすることによって、確実な知識とそれに裏付けされた自身が培われるのです。

 

それと「算定基礎期間」の意味と使われどころはスラスラと言えるようになってきましたね?

 

今日のまとめ

今日は、「所定給付日数」を整理しました。

また、数字が山盛り出てくる表は、実際に何度もてを動かして思い出した方が、結局、定着につながるということについてもお伝えしました。

  

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(コメントはアカウントなしでもできます。ただし承認制です。)

 

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この記事を読んで、「自分の勉強法ってどうなんだろう? これで来年受かれるんだろうか?」と思った方もいらっしゃるでしょう。

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知識ではどうにもならない問題の解き方に重心を置いた勉強会ですので、予備校の講義や市販本にあるような「予想問題を解いてびっくり問題が出たとしても対応する。」といったものではなく、テクニックを学びたい方にはお勧めです。

実際に参加した受験さんからは、

「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」

「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」

「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」

といった感想をいただいております。

長さは約4時間。費用は¥5,000です。

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