日本で2番目にドSな社労士試験対策

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本試験問題を解いてみた~合格者脳はこう考える~選択式②

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

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さて、今日は「合格者レベルならば、どのような思考を辿るか?」シリーズの2日目です。

 

【もくじ】 

 

社会法科目選択式

今日は選択式の社会法科目です。

 

社会一般

ABは統計からでやや難ですね。

白書・統計講座では講師の方からのコメントがあったのではないでしょうか。

Aは「100兆は超えてんのは確かやけど、どんくらい超えとったかな~。」と考え、⑭⑮で迷って⑮を選択。ハズレでした。

僕は、社会保険関係のセミナーってあんまりやらないので、この手の統計って、労一分野より手薄だったりします。

Bは?でしたが、候補の⑰~⑳のうち、保険料率が高いものが額が多いだろうと考えて⑲を選択。

Cは、テキストには記載がありますが、過去問にはありません。ただ、保険料の滞納に伴う保険給付の一時差止めの論点な訳ですから、国保法の過去問論点知識から⑥を選択。

Dは「何じゃこりゃ?」でした。過去問はおろか、テキストにも記載はありません。

候補の⑦~⑩のうち、国保組合の設立の認可は都道府県知事であることから、都道府県またぎは不自然と考えて⑧⑩は除外。

⑦⑨のうち、「⑨2以上の隣接する市町村」だとすると、国保組合は1つの市町村を地区とするものが設立できないことになり(例えば、京都料飲国保組合なら、京都市と隣接する宇治市も入れないといけなくなる。)、おかしいと考え、⑦を選択。

Eは、国年の平成29年度問5Bからの類推で③を選択。しかもYouTube動画で、このことに言及してましたね。

https://youtu.be/V6-sUo0cnvM

ということで、4点確保できました。

受験生さんたちの出来は、労一ほどボロボロではないものの基準点割れの方がいらっしゃいましたね。

過去問論点知識がズバリ問われたものはありませんでしたが、CEは他の法律の論点知識の応用で得点可能ですし、BDもその場で思考することで得点可能です。

労一と同じく、ズバリの知識がなくても、思考して解く能力が選択式には求められているんでしょうね。

 

健保

Aはおなじみ論点「厚生労働大臣の相談相手(諮問先)」なので、過去問たくさんありますね。

個別特訓やzoom勉強会では情報の整理の仕方をレクチャーしましたから、僕の話を聴いた方は楽勝でしたね。⑬以外にありえません。

Bも過去問論点知識ですね。候補は⑩か⑱です。

過去問では当月の標準報酬月額なのか前月の標準報酬月額なのかは直接は問われていませんが、具体的な事例で考えると、⑩はあり得ません。

なぜなら、例えば、9月に療養の給付を受けた70歳の被保険者がいるとします。

で、この方はこの年の定時決定により標準報酬月額が従前の28万円(第21級)から26万円(20級)に下がったとします。

もし、療養の給付を受ける月の前月の標準報酬月額で一部負担割合が決まるとするならば、この方は、標準報酬月額が26万円であるにもかかわらず、3割負担となってしまいますね。これっておかしくないですか?

なので、答えは⑱以外にはありえません。

Cは一瞬ドキッとしますね。ただし、過去問論点知識というよりも、ただ引き算と掛け算をすればいいだけのので、高額療養費が苦手な方でも安心して取り組めますね。

ただし、問われているのは算定基準額ではなく、高額療養費として償還払いされる額ですから、21万円-「80,100円+(70万円-267,000円)×1%」で、答えは③ですね。

算定基準額の②84,430円を答えた方は、問いの要求を正確につかむ練習が足りませんよ!

Dは法改正事項ですね。

ワンストップサービスに係るもので、候補は⑥⑧⑨⑫ですが、経由規定の話なので⑫は除外。被保険者の資格喪失のついでの話なのだから⑥も⑨もあり得ません。

新規適用や被保険者の資格取得のときは、これから法の保護に係るという意味で労基署経由はできますが、労災には被保険者という概念が無く、したがって資格喪失という概念もないため、資格喪失の場合には労基署経由はできないという考えに基づきます。

Eは過去問ありません。候補は⑦⑮⑯⑳です。

事業の円滑な運営のための広報についての話なので、⑦⑳は除外。

また、財政状況は円滑な運営というよりも保険料の納付の勧奨の場面の話であるから除外。したがって、⑮が答え。

Aは瞬殺。BDEはその場で思考することによって論理的に解答を導き出すことは十分可能。Cは問いの要求を正確にとらえて算数ができれば得点できます。

合格レベルなら4点以上は取れますね。5点も夢ではないでしょう。

むしろ、知識を吐き出すだけの解き方では、こうした少しだけ変化を付けた問題には太刀打ちできないでしょうね。

 

厚年

Aは過去問ありません。候補は⑨⑩⑮⑯。

Aの後ろに「被保険者に対し、」とあるので、⑯かと思いますが、入れて読んでみると「厚生年金保険制度に対する【被保険者の理解】を増進させ、及びその信頼を向上させるため、」となってしまい不自然です。

国年の平成22年度問2Bで国年法での情報提供の過去問はありますが、Aの部分を直接問うているわけではありません。

ただ、年金制度自体への理解を促すのであれば、被保険者とか受給権者といった限られた人に対して、それを促すのはおかしいですよね。むしろ現に対象となる人だけでなく、将来、対象になる人も含めた「国民の理解」とした方が自然です。よって⑨が答え。

BCは老齢厚生年金の繰下げの要件の話ですね。平成28年度問4Cを準備しておくことで、どちらも瞬殺ですね。

DEは離婚時合意分割の改定請求の話ですね。

Dはズバリ問われた過去問はありませんが、制度の概要の話なので、過去問検討を通じて当然知っておくべき内容です。

Eは平成21年度問7Cで出題歴があります。

厚年はAが脳みそに汗をかかないと正解できませんが、残りは過去問論点知識レベルですね。

合格者レベルなら4~5点は取れますね。

 

国年

ABは平成14年度の選択式の焼き直し。

クレアールの過去問集には載っているので、準備できていた方も多いのでは?

仮に過去の選択式を知らなかったとしても、年金の改定率が国民の生活水準に合わせて改定される仕組みだということから正解は選べますね。

どっちもできなかったとしたら、過去問を解いた後に何を得るかのゴール設定が甘いですね。

CDもバッキバキの過去問論点知識ですね。過去問も山盛りです。

特にCなんて、ブログでも個別特訓でも勉強会でも、いやってほど繰り返し突っ込みましたよね。

Dは「死亡日の前日において、死亡日の属する月の前々月までに被保険者期間があり、」という定番フレーズがあることから、保険料納付要件の話だというのはいいですね? ②を入れた方は、知識があやふやか問題文の読み方に問題がありますよ。

Eも平成27年度問7Eで出題済ですね。仮に知らなかったとしても、基礎年金拠出金を納付するのが厚生年金の実施者たる政府以外にどこがあるかを考えれば答えは⑬以外にありえません。

国年はA~E全てが過去問論点そのままでしたので、合格者レベルであれば4~5点は堅いですね。

そうでなければ、過去問を解くことで何を自分は得ようとしているのかの勉強法そのものを見直した方だいいと思いますよ。

 

選択式の総評

難問なのは労一くらいでしたが、所々、過去問論点知識そのものを問うのではなく、それを基礎にして考えさせる問題が増えたように感じました。

ということは、過去問を解く際に「〇☓当たってた! これで覚えた!!」式の超ヌルい勉強法をしている限りは、択一の点が延びないだけでなく、選択式も太刀打ちできないということでしょうね。

また、テキストの読み込みなんぞしていたって、「過去問知識を基礎に考える力」は絶対に身に付かないですね。

ということは、やはり4月下旬をめどにおおよその過去問論点知識は整理して大雑把に記憶として定着させてしまい、5月以降は問題演習を通じて「解く力(=知識を正確、かつ、瞬時に想起する能力と、それを基礎に考える力。)」のトレーニングも併せてしていくといったスケジューリングが必要になっていくでしょうね。

 

お知らせ

オンラインお疲れさん会、9月6日日曜日の19~21時に開催します。

参加希望の方は、下の申込フォームからお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdVthxRCkCMiW-kk8TEm2AsAW8p3Xx-ZNT02HZUjwgU-qfI7w/viewform

 

内容は、ただの打ち上げ飲み会です。

費用はもちろん無料。

食べ物、飲み物は各自でご用意ください。

僕のzoom勉強会に参加された方だけでなく、最短最速勉強会の参加者の方(大阪以外も大歓迎。)、ブログの読者の方もWelcomeです。

ただし、安心・安全な場づくりのため、本名での参加と顔出しをお願いします。

zoomの使い方は、こちらをご覧ください。

https://zoomy.info/manuals/what_is_zoom/

 

また、zoomを使った無料の勉強方法相談も再開します。

こちらの申込フォームからお申し込みください。

日本で2番目にドSな社労士試験無料相談会アンケート

内容は、あなたが来年合格するための勉強法のアドバイスやお悩み相談ですね。

費用は掛かりませんが、お1人当たり1回限りといたします。

僕からのアドバイスや、論点知識の内容のレクチャーを継続的に受けたいという方は個別特訓をお申し込みください。

 

さらに、9月から有料の動画配信も企画しています。

できればですが、全論点につき、僕だったらどう記憶するかみたいな解説動画を作ろうと思っています(YouTubeにあげたやつの全論点版みたいなイメージです。)。

こちらも乞うご期待。

 

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