みなさん、こんにちは。
「日本で２番目にドＳな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
本試験（８月25日）まで、あと「３２日」。
試験日まで４週間と４日です。
あなたは、１週間平均で何時間、
正味の勉強時間を費やしていますか？
それに４を掛けると……、
あと何時間かけて合格レベルに持って行ったらよいかが分かりますね！
（テキストをマーカーで塗り絵していたり、眺めているだけの時間はノーカウントですよ。）
焦りは禁物ですが、お仕事、睡眠、食事、家事、ご家族とのコミュニケーション以外の時間で、
ボーっとしてたり、無駄にイライラしてたりする時間を過ごしてはいませんか？
なにも、「今日からフルスロットルで走れ！」なんてことは言いません。
ただ、毎日１％ずつ成長することだけでいいんです。
とはいえ、そうのんびりとしていられる時期ではないので、
ちょっとずつギアを上げていきましょうか！
マラソンに例えるなら、ゴールの陸上競技場が見えてきたあたりでしょうか。
まだまだ、テンション上がっていきますからね！
さあ、今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう！
【もくじ】
昨日のふりかえり
昨日は、労働契約法の「期間の定めのある労働契約」を振り返りました。
労働契約法上、どんなときに期間の定めのある労働契約について労働者を解雇できるんでしたっけ？
はい、思い出して！
………、
「やむを得ない事由がある場合においては、労働者を解雇することができる。」
でしたね。
夜寝る前と、朝起きた時に繰り返しましたか？
記憶のコツは、
コンパクトな情報を常に繰り返すことです！
もちろん、そのまえに、テキストなどの
情報を自分の言葉でコンパクトに凝縮すること
も大事です。
分かりやすい講義を聴いたり、テキストを読むだけの
受け身な勉強では記憶は身につきません。
受験経験があって、択一合格点に届いたことのない方は、
今のやり方で、本試験会場でスラスラ問題を解き、
１１月に合格している自分の姿をイメージできますか？
今一度、勉強方法を見直してみてはいかがですか？
今日の過去問検討
では、過去問検討に移りましょう。
昨日までで法令からの過去問は一通り終わりました。
ただ、クレアールの過去問集では、労一からの出題でも今まで学んだ労働法科目を根拠としたものが何問かあります。
それは、とりあえず置いておいて、今日は、白書・統計対策を上っ面だけお伝えします。問題は取り上げません。
さて、みなさんがお持ちの過去問集には労働経済に関する統計の過去問は載っているでしょうか？
クレアールの場合だと、参考となっているものは多いのですが、労働経済の問題は89問載っています。
もちろん、法令の過去問とは異なり、同じ論点での再出題があるかと言えば可能性はかなり低いでしょう。
ですが、どんな統計からの出題であったか？とか、どんなテーマからの出題であったかのデータをとってみると、薄っすらとではありますが、傾向めいたものは見えてきます。
例えば、「労働経済白書」と「就労条件総合調査」からの出題がいちばん多く、テーマについてはタイムリーなものになる傾向が見て取れます。
また、タイムリーなネタに関する調査自体が取り上げられる傾向にもあります。
だとすると、今、私たちの周りで注目を浴びているテーマ、例えば「人手不足」に関して、企業がどのような対策をとっているかとか、「離職防止」のための対策はどうなっているかとか、「シルバー人材の活用」はどのように行っているか？あたりのテーマは出てもおかしくはないですよね。
やみくもに白書対策講座を受講して、暗記に走るよりもよっぽど関心を持って接する分、身に付きやすいと言えます。
あと、「毎月勤労統計調査」と「賃金基本構造統計調査」はマスコミ報道にもあったように、インチキがありましたから、これらを出典にした問題はまず出ないでしょう。
もう一つ、選択式対策も兼ねて、過去に複数回出典された統計がどんなもんかぐらいは調べておきましょう。
「労働経済白書」は、雇用、賃金、労働時間、勤労者家計などの現状や課題について、統計データを活用して分析する報告書で、最新版の平成30年度版は、「少子高齢化による労働供給制約を抱える日本が持続的な経済成長を実現していくためには、多様な人材が個々の事情に応じた柔軟な働き方を選択できるように『働き方改革』を推進し、一人ひとりの労働生産性を高めていくことが必要不可欠です。そのためには、資本への投資に加えて、人への投資を促進していくことが重要という認識のもと、働き方の多様化に対応した能力開発や雇用管理の在り方についてさまざまな視点から多面的に分析を行いました。」（厚生労働省のコメントを一部改編して掲載。）
【白書の主なポイント】
・企業が能力開発に積極的に取り組むことが、翌年の売上高や労働生産性の向上、従業員の仕事に対するモチベーションの上昇などのプラスの影響を与える。
・多様な人材の十分な能力発揮に向けて、能力開発機会の充実や従業員間の不合理な待遇格差の解消など「きめ細かな雇用管理」を推進していくことが重要である。
・人生100年時代が見据えられる中、誰もが主体的なキャリア形成を行うことができる環境整備が重要であり、自己啓発の実施促進に向けては、金銭的な援助だけでなく、教育訓練機関等の情報提供やキャリアコンサルティングを実施することが、有効な取組となり得る。
だそうです。
こうした勘所を知っているかいないかだけでも、アンテナの感度は変わるんじゃないでしょうか。
「就労条件総合調査」は、主要産業における企業の労働時間制度、賃金制度等について総合的に調査し、我が国の民間企業における就労条件の現状を明らかにすることを目的としており、日本標準産業分類に基づく16大産業（略）に属する常用労働者が30人以上の民営企業から、産業、企業規模別に無作為に抽出した企業が対象のものです。
平成30年分では、企業の属性、労働時間制度に関する事項、賃金制度に関する事項、退職給付制度に関する事項及び退職給付の支給実態に関する事項が調査対象になっています。
「労働力調査」は、我が国の就業・不就業の状況を把握するため、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約４万世帯の方々を対象に毎月調査しており、その結果は、調査から明らかになる完全失業率等が景気判断や雇用対策等の基礎資料として利用されています。
ここで出てくる言葉の定義も併せて整理しておきたいところですね。
あとは、選択式対策も兼ねて、選択式の過去問を時間を計って解くことです。
特に、知識ではどうにもならない問題を比較的平常心が保てている状態で解くことで、本試験の極限状態でもパフォーマンスを発揮できるようにする訓練も兼ねています。
どうです？選択式の過去問は、過去問論点を引っ張り出すだけでなく、解き方の訓練＆びっくり問題にぶち当たったときの対策の事前準備にもなるんですよ。
あなたは、労一の白書・統計対策はどのような準備をしていますか？ 破れかぶれの暗記に走ろうとしていませんか？
まだ、最終手段の暗記には時期が早いです。思考停止になる暗記は、最後の１週間で十分でしょう。
相手（白書・統計）の特徴を見極めるための時間はまだありますよ。
今日のまとめ
今日は、労一の白書・統計の事前準備についてお伝えしました。
なお、明日は、労一の振り返りはせず、社一に入ります。
あなたは、今日の記事から何を学び、何を実践しますか？
下の方にあるコメントから一言いただけると嬉しいです。
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質問にお答えします～誰にもバレないコツを教えます～
ある方から、こんな質問をいただきました。
「無料の勉強法相談会に申し込みたいのですが、
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なるほど！
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話しているうちに「あー、それを聞きたかったんだー。」ってなることもあります。
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吐き出すだけでも、大分スッキリしますよ。
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