日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~国民年金法①~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

   

本試験(令和2年8月23日)まで、残り137日(19週と4日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

仮に1週間平均の勉強時間が20時間だとすると残り時間は約390時間です。

あなたを追い込むつもりは1ミリもありませんが、ゴールからの逆算で、どのくらいの時間をかける必要があるかはシビアに見積もった方がいいと思います。

まとまって勉強できる土曜日曜は残り19回です。

時間の使い方やスケジューリングは、順調ですか?

 

また、「時間がない or 足りない。」と気が焦り気味な方は、1日及び1週間の時間の使い方を棚卸ししましょう。

まさか、睡眠時間、お仕事の時間、ご飯の時間、家事の時間、家族との時間以外に30分程度まとまった時間や5~10分のスキマ時間が全くないという方はいらっしゃらないでしょうから、勉強時間の確保はできるはずです。

また、少しであったとしても勉強に割けられる時間当たりの生産性をあげることも必要でしょうね。

勉強時間の確保や環境の整備は、あなた自身がやると決めてやらないことにはどうにもなりません!

 

いつまでたっても「時間がない。」「家のことが」などと

できない理由を挙げている方は、合格する覚悟ができていませんよ!

机の前に座るだけが勉強ではありません。

5分、10分でもいいから勉強する習慣を身につけましょう!

座って勉強できる間がないのであれば、立ってでも勉強しましょう。

できない理由をいくら挙げたとしても勉強は進みません。

また、効率の良い勉強は頭の中であーでもない、こーでもないと考えあぐねたとしても答えは出ません。

実際に試してみて自分流に使いこなせ、かつ、学んだ内容が残っているように微調整していくものです。

あなたがやりたいことは、勉強できないことへの不満をタラタラこぼすことですか?

それとも、腹をくくって勉強に集中することですか?

 

とはいえ、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

 

でだ、あなたは、1週間平均でどれだけ、

脳みそに汗をかく「正味の」勉強時間を費やしていますか?

(テキストをマーカーで塗り絵していたり、眺めているだけの時間はノーカウントですよ。)

焦りは禁物ですが、お仕事、睡眠、食事、家事、ご家族とのコミュニケーション以外の時間で、

ボーっとしてたり、無駄にイライラしてたりする時間を過ごしてはいませんか?

 

大事なのは、毎日1%ずつ成長することだけです。

本試験が終わったときのやりきった感をイメージしながら勉強していきましょう!

想像してみてください。本試験が終わったときの瞬間を。

その時、どんな感情に浸りたいですか? 

 

このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討してきました。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は健康保険法の振り返りで過去問検討はお休みでしたが、復習を兼ねて、この1問を読みほどいてみましょう。

 

「地域型健康保険組合が、不均一の一般保険料率の決定の認可を受けようとするときは、合併前の健康保険組合を単位として不均一の一般保険料率を設定することとし、当該一般保険料率並びにこれを適用すべき被保険者の要件及び期間について、組合会において組合会議員の定数の2分の1以上の多数により議決しなければならない。」

(平成21年度問9E)

 

では、この問題、論点は何でしょう?

はい、考えて!

 

………、

  

「地域型健康保険組合が、不均一の一般保険料率の決定の認可を受けようとするときの議決数はいくらか?」

ですね。では、答えは?

はい、思い出して!

 

………、

 

「組合会議員の定数の3分の2以上の多数により議決しなければならない。」

でしたね。

どんなときにどのくらいの議決数が要るかは整理済みですね?

また、単純に「3分の2以上」って覚えていると、「出席組合員の3分の2以上」って出され方をしたときに足をすくわれますよ!

数字はそれだけでなく、「~の」の部分も含めて覚えるんでしたね。

 

あなたは、昨日勉強してストックした論点知識を

夜寝る前と、朝起きた時に繰り返しましたか?

記憶のコツは、

コンパクトな情報を常に繰り返すことです!

1回で覚えたつもりになってはいませんか?

 

もちろん、そのまえに、テキストなどの

情報を自分の言葉でコンパクトに凝縮すること

も大事です。

 

それと、白書対策は法令の知識以上に情報に興味を持つことです。

ボーっと資料を眺めているだけだったり、暗記に走ろうとしても身にはつきませんよ。

 

分かりやすい講義を聴いたり、テキストを読むだけの

受け身な勉強では記憶は身につきません

受験経験があって、択一合格点に届いたことのない方は、

今のやり方で、本試験会場でスラスラ問題を解き、

11月に合格している自分の姿をイメージできますか?

今一度、勉強方法を見直してみてはいかがですか?

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。今日からは国民年金法です。

 

今日は、「総則」の「総則(用語の定義以外)」から「国民年金制度の沿革について」、「国民年金の給付」(国年法2条)、「管掌」(国年法3条)、「年金額の自動改定(調整期間)」(国年法16条の2)を整理します。

 

僕が持っているクレアール過去問集(2020年度向け。)では、

国民年金制度の沿革について」は2肢(それと選択式が3問。)

国民年金の給付」は1肢、

「管掌」は2肢(類題含めて3肢)、

「年金額の自動改定(調整期間)」が1肢(類題含めて3肢。それと選択式が2問。)、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

国民年金制度の沿革について」は、歴史の問題として「1個」の知識、

国民年金の給付」は「1個」の知識、

「管掌」は「1個」の知識、

「年金額の自動改定(調整期間)」は「1個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「政府は、少なくとも【 A 】年ごとに、保険料及び国庫負担の額並びに国民年金法による給付に要する費用の額その他の国民年金事業の財政に係る収支について、その現況及び【 B 】期間における見通しを作成しなければならない。この【 B 】期間は、財政の現況及び見通しが作成される年以降おおむね【 C 】年間とする。」

(平成26年度選択式)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

「財政の現況及び見通しの作成の頻度及びその期間はどれくらいか?」

ですね。

 

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「財政の現況及び見通しの作成の頻度:少なくとも5年ごと

 財政の現況及び見通しの作成の期間:財政均衡期間は、財政の現況及び見通しが作成される年以降おおむね100年間。」

ですね。

 

整理の視点

はい出ました。めんどっちいところです。

理解するというよりも、言葉の定義として記憶した方がストレス少なく済みます。

「あー、財政の見通しは5年ごとでいいんだな(財政再検証は5年ごと)。」とか、

「『100年間もつ年金』って、財政均衡期間のことだったのか。」

くらいで十分でしょう。

あとは、「収支の均衡を見るのだから、入ってくるもんと出ていくもんを比べるんだな。入ってくるもんは保険料と国庫負担。出ていくもんは給付の費用と事業の財政(=人件費)だな。」みたいに、自分の言葉に置き換えておけば十分でしょう。

 

ある程度の実力(択一40点程度)がついてくると、本当の理解を気にしだされる方がいらっしゃいます。

ですが、「理解しなきゃ。理解しなきゃ。」と囚われだすと、肝心の記憶ポイントがぼやけてしまったり、時間がかかる割に前に進まず焦りを産むといった弊害が生じます。

今日の問題や、マクロ経済スライドのところあたりは、かなりタフな内容なので、ついつい挑んで理解しようとしたくなります。

ただ、ちょっと待て!です。

私たちの目下の目標は「今年の試験に合格する(=試験の合格基準を満たす。)」ということです。年金博士になることではありません。それは受かった後の話です。

完全な理解なんてなくても受かります。

もちろん、ロジック的にややこしいところを理解めいた知識を入れることで、記憶しやすくすることは大推奨ですが、何が何でも理解せよということは申しません。

要は、受かるために必要最低限の知識と理解があればいいんです。

その土台となるのが過去問です。

今日の1問は、論点は何かのところに書いたように、言葉の定義を問うているに過ぎません。

ならば、本試験会場に持っていくのは、その範囲だけで十分なのではないでしょうか?

もちろん、過去問から逸脱した範囲の知識を問われることはあります。

ですが、それが何かが分からない以上、準備のしようがありません。

予備校の予想問題をいくら追っかけまわしても、キリがありません。

それよりも、過去に出題実績があり、今後も出題が予想されるものを抜け漏れなく準備した方が、合格可能性は上がると思いませんか?

不安を取り除くには、毎日コツコツ勉強する以外に方法はありません。

ただし、ゴールを決めずにやみくもに時間を費やしたって力はつきません。

今のご自身の実力をシビアに見極めたうえで、あと何をすれば合格できるのかの行動を決めましょう。

 

今日のまとめ

今日は、「年金額の改定」を整理しました。

また、深追い厳禁な箇所の勉強法についてもお伝えしました。

  

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例えば、誤りを指摘するのであれば、該当箇所を引用し「記事には『~~。』と書いてありますが、自分は『………。』だと思います。いかがでしょうか?」と尋ねていただかないことには回答のしようがありません。

また、解説文は、考えればわかることにはいちいち言及していませんから、ご自身の理解を確認したいのであれば、やはり記事の該当箇所を引用し「記事の『~~。』からは、自分は『………。』と理解しましたが、合っていますでしょうか?」と尋ねていただければ回答することはできます。

回答するからには手間がかかります。書き込みの趣旨をこちらが考えて回答しなければならないような無用な手間はかからないようにご配慮ください。

さらに、ネットという匿名性の高い媒体であるとはいえ、名乗りもせずにいきなり質問めいたことをされても回答する義務はこちらにはないと考えておりますので、人にものを尋ねる態度については社会人としての節度をお守りください。

 

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