日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働安全衛生法⑲~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

来年の本試験(2019年8月25日)まであと「274日」。

 

さあ、今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう!

 

今日は「長時間にわたる労働に対する面接指導等」(安衛法66条の8~9)を扱います。

 

僕が持っているクレアール過去問集(平成30年度向け)には、

長時間にわたる労働に対する面接指導等の過去問が11肢載っています。

(類題、選択式からの出題を含むと12肢。)

 

ですが、本試験に持っていく知識が11個あるのではなく、

僕の検討では「5つ」に集約できるという結論になりました。

 

みなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識は何個、準備していますか?

 

そのうちの1つを見てみましょう。

 

「事業者は、面接指導の結果に基づき、当該労働者の健康を保持するために必要な措置について、面接指導が行われた後、遅滞なく、医師の意見を聴かなければならない。」

(平成25年度問8E)

 

では、この選択肢の論点、問われている知識は何でしょう?

シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。 

  

 

………、

 

 

「(長時間労働にわたる労働に対する)面接指導の後に事業主が取るべき措置は何か?」ですね。

要は、労働者の申出による面接指導が実施された後に、事業主は何をしないといけないか?です。 

 

この設問文は、

「事業者は、面接指導の結果に基づき、~必要な措置について、~なければならない。」

というつくりになっていますよね。

主語は「事業主」、述語は「~(し)なければならない。」ですので、

事業主に何かしらの行動をとるように書かれている文章というわけです。

では、答えは?

 

………、

 

「医師の意見を聴かなければならない。」です。

 

よって、今日の設問は「正しい」選択肢になります。

 

 

みなさんは過去問を分析しながら解くときに、

「〇」「正しい」選択肢の問題からどのように知識を得ていますか?

 

過去問や答練、模試の問題を解くとき、

〇☓が合っているかどうかだけに気持ちが行ってしまってはいませんか?

(初学者の時の僕がそうでした。)

 

だとすると、過去問を〇☓が合っているかだけの解きかたをして、

解答解説を見たときに、答えが「〇」。解説も「設問の通り」

となっているだけの場合、何も学んでいないことにならないでしょうか?

 

なぜ「〇」なのかの検討がなければ、知識を吸収したことにはなりませんよね。

 

ただ、「〇」の理由づけって、「☓」の理由づけよりも難しいんです。

「☓」の理由づけは間違い探しなので、その個所を見つけて訂正すればいいですよね。

 

例えば、

「事業者は、面接指導の結果に基づき、法定の事項を記載した当該面接指導の結果の記録を作成して、これを3年間保存しなければならない。」(平成25年度問8B改)

という問題があるとしましょう。

 

この選択肢の論点は「面接指導結果の文書保存義務は何年か?」というものです。

「3年間」の部分が誤りで、正しくは「5年間」です。

 

間違い探ししやすかったですよね?

 

もっとも、この選択肢は元々

「事業者は、面接指導の結果に基づき、法定の事項を記載した当該面接指導の結果の記録を作成して、これを5年間保存しなければならない。」

って問題だったんです。

 

これを〇☓だけ合っているかの解き方で、

解説を読んでも、「ふ~ん」くらいの勉強の仕方だと、

「5年間」の部分に反応できないか、

反応できたとしても「あれ、なんだったっけ?」となってしまい、

フィーリングで、つまり根拠なしに「☓っぽい」とか考えて

「☓」をつける可能性が高いんです。

それを本試験でもやってしまい、点数が伸びず不合格となってしまうのです。

 

だったら、問題の解き方を変えることをお勧めします。

「〇」か「☓」かの2択で覚えたとしても、

次の機会で〇☓の結論が反対の設問文になっていたらアウトですよね。

 

おススメするのは、このブログで一貫してお伝えしている5W1Hでの1問1答形式での解き方です。

 

さっきの文書保存の問題であれば、

「事業者は、面接指導の結果に基づき、法定の事項を記載した当該面接指導の結果の記録を作成して、これを5年間保存しなければならないか? -答えは〇ー」

と解くのではなく、

 

「面接指導結果の文書保存義務は何年(how long)か? -答えは5年間ー」

と解いた方が、

「5年間」の数字をどんなものに変えられて出題されても5秒で決着つきますよね。

 

この解き方は、慣れていないうちはしんどいです。

私たちは、知識詰め込み型の学校教育の影響で、

答えを早く知りたい、白黒はっきりと決着をつけたいと、

知らず知らずのうちに刷り込まれています。

 

なので、どうしても〇☓二択で思考してしまいがちです。

 

ですが、社労士試験では、同じ論点での出題だとしても、

本試験で過去問そっくりそのままの表現で出題されることはまずありません。

 

だとしたら、結果につながらないことを改めた方がより合格に近づくと思いませんか?

 

今日のまとめ

今日は、「(長時間労働にわたる労働に対する)面接指導の後に事業主が取るべき措置は何か?」と、

ついでに「面接指導結果の文書保存義務は何年か?」の論点知識を扱いました。

さらに、過去問の使い方、特に「〇」の問題の取り組み方をお伝えしました。

 

文書の保存義務の話は以前の記事にも書いてあります。

この機会におさらいしましょうね。

tsukashin.hatenablog.com

 

安衛法は次回でおしまいです。

 

そろそろ本格始動されている方も多いと思いますので、

受験相談会をやりましょうかね。

 

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最近、どんどん記事がボリュームアップしているなぁ(#^.^#) 

 

読んでくださって、ありがとうございます。

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