みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
今日は、シリーズ「やってしまいがちなNG勉強法」の⑨を解説しますね。
その⑨
わかりやすいと評判の参考書、資料をあれこれと購入すること
独学の方に多い傾向ですが、
予備校を利用している方にも見受けられる傾向です。
確かに社労士試験で勉強する内容は、
専門用語が多いのと、
法律的な思考の枠組みで考えられることが求められるので、
とっつきにくい、難しいといった印象を持ちます。
なので、わかりやすいテキスト、参考書、講師の解説は
私たちにとって命綱とも言えます。
ただ、気を付けることが2つあります。
その1:
テキスト、参考書の内容を「理解」することで満足してしまう。
前にも書きましたが、
社労士試験は、単純記憶を問う問題がほとんどです。
なので、仮にテキスト、参考書の内容を「理解」したとしても、
本試験の問題の問いに答えられる形で知識を吸収していないと、
問題は解けません。
わかりやすい参考書、資料を探すことに労力を割きがちな方は、
「理解」することに重きを置かれているように思います。
わかりやすい参考書を手に入れた後、
あなたは問題が解けるようになっていますか?
その2:
わかりやすい参考書を手に入れることで、勉強した気になってしまう。
過去の僕です。
僕は、大学卒業後、就職はせずに旧司法試験を受けていました。
弁護士になりたかったんです。
当時の司法試験の合格率は1~2%。
超~難関試験でした。
その時の僕は、定評のある基本書や参考書を一揃えし、
毎日勉強していました。
けど、「効率的な勉強法」なんて全く意識していませんでしたし、
周りの受験生もそんな雰囲気はありませんでした。
なので、基本書を読んで、過去問を解き……、
という作業と言いますか、苦行に何の疑問も持たずにいました。
けど、わからないんです。何が書かれているのか?
解けないんです。問題が。
知識が頭に入ってこないんです。
焦りました。
わかりやすいと評判のある参考書は手当たり次第、買いあさりました。
マーカーで線も引きまくりました。
「めっちゃ勉強したやん、俺(*^。^*)」
勉強した気になっていました。
けど、模試や答練ではズタボロ(>_<)
どんどんテンションも下がり、
マイナスのスパイラルに陥ってしまいました。
その時に、
いくらわかりやすい参考書があっても、
理解した気になっても、
過去問を分析して、問われているポイントを明らかにしなければ、
何を知識として記憶しなければならないかが分からない
と気づけていれば、違っていたのかもしれません。
あなたは、わかりやすい参考書を手に入れることで、
勉強した気になってはいませんか?
そのやり方をどのように改めたらよいかは、
このシリーズが終わったら詳しくお伝えしますね。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。