日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働安全衛生法③~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

今日は、合格発表ですね!

合格された方、おめでとうございます(^○^)

次のステップが楽しみですね。

残念な結果に終わった方、踏ん張りどころですね。

来年の必勝に向けて、気持ちを切り替えましょう!

 

来年、再チャレンジされる方は、敗因分析をすることをお勧めします。

その時、「なぜ合格できなかったか?」よりも

「何を改善すれば合格できるようになるか?」の視点から考えてみてください。

 

同じようなことを言っているようですが、

できなかったことにフォーカスするよりも、

やるべきことにフォーカスした方が、

次に自分が何をすればいいのかの道筋が見えますので、行動しやすいからです。

 

来年の本試験まであと「289日」

 

さあ、今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう!

 

今日は「総括安全衛生管理者」(安衛法10条)を扱います。

労働災害防止計画の策定と変更」は飛ばします。

 

僕が持っているクレアール過去問集(平成30年度向け)には、

総括安全衛生管理者の過去問が11肢載っています。

(類題、古い記述式、選択式を含めると19肢)

 

ですが、本試験に持っていく知識が11個あるのではなく、

僕の検討では「5つ」に集約できるという結論になりました。

 

みなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識は何個、準備していますか?

 

そのうちの1つを見てみましょう。

 

「常時120人の労働者を使用する清掃業の事業場の事業者は、総括安全衛生管理者を選任する義務があるが、当該事業場においてその事業の実施を統括管理する者であれば、他に資格等を有していない場合であっても、その者を総括安全衛生管理者に選任し、当該事業場の労働災害を防止するため必要な業務を統括管理させることができる。」

(平成24年度問9A)

 

では、この選択肢の論点、問われている知識は何でしょう?

今日の選択肢は論点が2つありますよ。

シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hで考えると…、

 

  

………、

 

 

「総括安全衛生管理者の選任要件は何か?」と

「総括安全衛生管理者の資格基準は何か?」ですね。

要は、総括安全衛生管理者は、どんなときに選ばないといけないか?と

総括安全衛生管理者になるには、何か資格がいるか?です。

では、答えは?

 

 

………、

 

 

「選任要件は、常時使用する労働者の数が

 ①林業、鉱業、建設業、運送業、清掃業       :100人以上

 ②製造業、各種商品小売業、自動車整備業など15業種:300人以上

 ③その他の業種                  :1000人以上

の場合」

 

「総括安全衛生管理者には資格基準はない。」でしたね。

 

さて、総括安全衛生管理者から始まる「一般組織における安全衛生管理体制」は、

安衛法の中でもAランクの項目です。

 

多くの受験生さんは暗記に走ってしまうところなのですが、

覚える項目が多いので、だんだん嫌になってきます。

僕もそうでした。

 

では、どのように苦手意識をなくしたかというと、

それぞれの役職ごとに同じ比較項目の違いに着目して記憶するようにしました。

 

今日の例でいえば、

「選任要件」の視点で、

総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者~作業主任者を比較したんです。

なぜなら、似たような表現が出てきて紛らわしくて覚えにくかったから。

まとめて料理しちゃえば少しは楽になるだろうという思惑からです。

 

実際にやってみると、違いが浮き彫りになって、記憶もしやすくなりました。

 

同じように「資格基準」も比較してみると、

資格基準がある人とそうでない人が正しく記憶できました。

 

要は、テキストの順番通りに役職を縦割りして覚える必要がないわけです。

 

また、それぞれの役職を学び直すときも

「選任要件、他のはどうだったかな~?」

「資格基準、他のはどうだったかな~?」

「巡視義務、他のはどうだったかな~?」

と繰り返し思い出すので、それだけでも定着度が変わります。

ぜひやってみてください。

 

で、今日の論点の覚える工夫をお伝えしますね。

 

総括安全衛生管理者の選任要件、みなさんはどのように覚えていますか?

常時100人以上の業種は、

「林・鉱・建・運・清」と頭文字をゴロにして覚えている方が多いでしょうか。

ただ、「鉱」は工業ではなく、鉱業なので注意。

石炭とか、鉄鉱石とかを掘っている業種ですね。

「清」も製造業ではなく、清掃業なので注意。

 

常時300人以上の業種は15種全部を覚えられません。

暗記が超得意でストレスなく覚えられる方を除いて、工夫が要りますね。

僕は、「工業的業種とぎっくり腰の可能性のある業種」って覚えていました。

 

「工業的業種」は、

製造業、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、自動車整備業、機械修理業あたりでしょうか。

作業服着てヘルメットかぶってお仕事しているイメージです。

 

「ぎっくり腰の可能性のある業種」は、

各種商品卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業、各種商品小売業、家具・建具・じゅう器小売業、燃料小売業、旅館業、ゴルフ場業ですね。

仕事で重たいものを持ったりするので、ぎっくりになりやすいイメージです。

 

ざっくりとした覚え方ではありますが、全部をカバーできるので、

あてはめ重視でこれで良し!と思っていました。

 

それと、総括安全衛生管理者の選任要件のうち、

常時100人以上の業種と常時300人以上の業種を合わせたものが、

明日扱う安全管理者の選任要件(常時50人以上)と全く同じなんですよね。

こうした覚え方をすることで、省エネにつながり、かつ確実に覚えられたんです。

 

みなさんは、どのように工夫をしていますか?

 

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今日も長くなりました。

読んでくださって、ありがとうございます。

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