みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
morixmikanさん、読者登録ありがとうございます。
今年、受験された方でしょうか。
結果発表まではごゆるりとお付き合いください。
僕はこんな人です。
さて、今日も今年の本試験問題を実際に解いてみて、「合格者レベルならば、どのような思考を辿るか?」という内容です。
で、僕は、過去問でズバリ問われた内容と、根拠となった条文をベースにプチ応用論点が出題されてもいいように情報を加工することを旨としていますんで、記憶の内容としては「過去問でズバリ問われたことがあるか又はその周辺知識。」ってものになっています。
したがって、過去問でかすってもいないような中身については法改正事項や白書・統計以外については、原則として知識として持っていないことが前提です。
予備校の解説動画を観ていますと「テキストのどこどこに記載がある。」といった、過去問ではかすってもいないけど、しれっと記載のある項目(しかも普通の書体や文字色で書いてあるにすぎない。)についても受験生は当然知っているであろうことや、実務に就いてから知り得たこと知っていることを前提に「当然知っていますよね。」的なことを仰る方がいますが、僕は「それって、後出しじゃんけんじゃないか(-_-メ)」って思います。
あくまで、社労士事務所に勤めたことはなく、過去問をベースにその正答率を95%程度にガチガチに仕上げた受験生であれば、どのようなアウトプットをするのかという視点で記事を書いています。
【もくじ】
社会保険科目選択式①
今日は選択式の社会保険科目から2つ。
社一
ほー、5つ全部異なる法令&統計からの出題ですか。アラカルト方式だと、妙に他の穴に引きずられることがないんで、気持ち的に楽かな。
Aは、択一式平成28年度問7Bの焼き直し。秒殺レベル。
Bは、選択式平成20年度Eの焼き直し。秒殺レベル。
Cは、直接の正誤判断が問われた過去問はありませんが、令和4年度問6Cの問題文中にまんま晒されています。
択一式過去問で、根拠条文ではあるんだけど、直接に正誤判断が問われたことのない文言が選択式で抜かれるというのは珍しいことではありません。
過去問検討の際、素の条文にあたって、選択式で抜かれるとしたらどこが抜かれそうで、自分的に注意を払うべきところはどこか?と思考を伸ばした方であれば楽勝ですね。
そうでなかったとしたら、その過去問の答えさえ合っていればよしとしているのかもしれません。
まだまだ味わい尽くすという境地には至っていないと言えます。
合格者レベルの方なら、得点できる問題です、
Dは、択一式平成17年度問6Eのプチ応用。この過去問を解くことで、特例給付以外について、児童の年齢及び就学区分と第何子めかについて一人当たりいくらになるかの整理と記憶をしているはずです。
その意味では、合格者レベルの方なら、得点できる問題。
Eは、白書からですか。
ズバリの数値を知っていることに越したことはありませんが、そうでなかったとしても現場思考で正解には辿り着けます。
最新値で「高齢者(満65歳以上の方)」の割合って、約28%(=3割弱)だというのは、社労士試験受験生であれば「常識」です。
これを知らないというのであれば、勉強辞めた方がいいです。それくらい超基本事項。
で、これを「〇人に1人」で表すとすれば「約3.7人に1人」となります(100÷28で求められます。)。
じゃあ、これらの方のうち、2年後に「後期高齢者」に該当される方って、①3.5人に1人、②5.5人に1人、③7.5人に1人、④9.5人に1人のうちどれでしょう?ってことです。
①はあり得ません。今後、高齢者の割合は増しますし、現在、後期高齢者予備軍の方々が、ほぼそのまま後期高齢者になっていくのですから、「〇人に1人」の数値が小さくなることは考えられません。
じゃあ、たった2年で、今の2倍(③)、3倍(④)近い割合になるかというと、それは極端すぎます。その意味で③④が切れます。
残った②しか選びようがありません。
社一はABが簡単。CDEが標準レベルで、3点確保は余裕です。5点満点の方も多いでしょうね。
ここで総合得点の上積みをした方がいいでしょう
基準点割れは論外です。救済はあり得ません。
健保
どれも「法令に何て書いてあるか知ってますか?」タイプの問題っぽいですね。
Aは、択一式平成22年度問1Aの焼き直し。秒殺レベル。
小問2は、高額療養費からの出題ですが、BCともに過去問出題歴のある内容ですね。
Bは、択一式平成26年度問1A等の焼き直し。秒殺レベル。
Cは、択一式平成18年度問6D等のプチ応用ですが、所得区分と基準額は全てのパターンについて記憶の対象ですから、秒殺レベル。
あれれ、ここで3点確保できちゃいました。
Dは、択一式平成18年度問6A改等の焼き直し。秒殺レベル。
Eも択一式平成24年度問7A改&選択式平成30年度Dの周辺知識。秒殺レベル。
3点確保は極めて容易です。満点取れないとしたら過去問検討の方法が間違っています。
去年、今年の傾向からすると、各科目全て基準点を確保できたとしても選択式の総合点が足りずに不合格というのがあり得ますんで、ここで安全圏のより深いところへ進みたいところ。
基準点割れは、もちろん論外。
今日はここまで。
明日は、厚年と国年の解き筋を書きます。
お知らせ
今週末の土曜日(9月2日)に、オンライン打ち上げを開催します。
本試験のことや、勉強のこと、そのほかのこともしゃべくりあいましょう。
勉強会に参加したことない方のご参加も大歓迎です。
塚野とご縁のあるこれまでの合格者の方もお待ちしております。
時間は、19~21時の2時間を予定(場合によっては2次会もあり。)。
費用はもちろん無料。
各自で飲み物、食べ物をご用意ください。
なお、参加者全員の安心のため、顔出し、本名でのご参加をお願いします。
録画はしません。
通しの参加が無理で、顔出し程度のご参加もOKです。
奮ってご参加ください。
zoomを使います。招待URLは、2日の17時くらいにお知らせします。
お申し込みはこちらから。
読んでくださって、ありがとうございます。