みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
今日は、シリーズ「やってしまいがちなNG勉強法」の④を解説しますね。
その④
きれいなノートや表などのコピーがてんこ盛りの資料を作ること
社労士試験の勉強をしていて、常に付きまとう不安があります。
それは、
「自分が今やっている勉強は、合格につながるのだろうか?」です。
特に予備校を使わない方は、
どこをどのように勉強したらよいのかのポイントや
さじ加減が見えにくいですよね。
なので、その不安を解消するためにやってしまいがちなのが、
見栄えの良い資料を作ることなんです。
僕自身は、社労士試験ではやりませんでしたが、
今からウン十年ほど前、
大学受験のときにやらかしました。
1浪して某Yゼミに通い、世界史の講義を受けました。
O先生は「板書に書くことが多いので、文字は解読できる必要最低限の見栄えでしか書かない。」という方でした。
講義を受けた後、僕は一字一句同じ内容で「清書ノート」を作り出したんです。
今なら、志望校の傾向に合わせて問題演習をしながら、
記憶の定着をするのですが、
当時は「きれいに書き直す(手を動かす)ことで、覚えられる。」と
もっともらしい理由を付けて、丸写しの作業をしていました。
結果は第1志望校は不合格。
問題が解けないんです。
結局、肩慣らしのつもりで受けたところに進学することにしました。
「あんだけがんばったのに、なんで?」と思いました。
みなさんはお分かりですね。
僕は、きれいで見やすい資料を作ることで知識が身に付くと勘違いしていたんです。
試験勉強では「手を動かすことが大事」と教わります。
実際、英単語のつづりはチラシの裏に何十回も書いて覚えたという方も多いでしょう。
ただ、
手を動かすことだけにフォーカスしてしまうと、
「作業」と「記憶するための動作」の区別が
つかなくなってしまいます。
きれいなノートを作ることや、見やすい表のコピーてんこ盛りの資料を作ることは、
手を動かすだけの「作業」です。
今年の試験向けにオリジナル資料を作って望んだあなた、
択一の成績はどうでしたか?
特に複数回受験されていて、オリジナル資料を作ったあなた、
合格点を超えましたか?
社労士試験は、ほとんどが単純記憶を問うものです。
その単純記憶は反復によってのみ鍛えられるといっても過言ではありません。
作業からは短期記憶が身に付くかもしれませんが、
長期記憶としては決して身に付きません。
また、見栄えの良い資料をいくら眺めていても記憶には定着しません。
結果(=択一合格点を超える)につながらないことは、
時間の無駄だと思いませんか?
気分、テンションもだだ下がりになりませんか?
では、どのように手を動かしたら効率の良い勉強ができるのか?
このシリーズの締めくくりにお伝えしますね。
今日も読んでいただいて、ありがとうございます。