みなさん、こんにちは。
「日本で２番目にドＳな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験（令和４年８月28日）まで、残り５０日（７週と１日）です。
１日１日を大切に過ごしましょうね。
このブログでは、今年の本試験向けに択一で５０点を取るための準備として、毎日、過去問を１題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
合格者になるためのマインドセット - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット① - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット② - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット③ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット④ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で２番目にドＳな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は「国民健康保険法」の「保険給付」を整理しました。
国保法上の受給権の保護はどのようなものでしたっけ？
はい、思い出して！
………、
「保険給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押えることができない。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ＩＣレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。
情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。
分かりやすい講義や資料を１回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。
筋トレと一緒です。
脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は「国民健康保険法」から「費用の負担」「国民健康保険団体連合会」「審査請求」「雑則」を整理します。
僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、
「国民健康保険法」の「費用の負担」は４肢、
「国民健康保険団体連合会」は４肢（類題含めて７肢）、
「審査請求」は４肢（類題含めて６肢）、
「雑則」は１肢、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「国民健康保険法」の「費用等」は「４個」の知識、
「国民健康保険団体連合会」は「３個」の知識、
「審査請求」は「９つのポイント」、
「雑則」は「１個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか？
では、そのうちの１つを見てみましょう。
今日の１問
「国民健康保険団体連合会を設立しようとするときは、当該連合会の区域をその区域に含む都道府県を統轄する都道府県知事の認可を受けなければならない。」
（令和元年度問６Ｄ）
この問題、問われている知識は何でしょう？
では、シンキングタイム、スタート！
いつものように５Ｗ１Ｈの疑問形になるように考えましょうね。
………、
「国民健康保険団体連合会を設立しようとするとき手続はどのようなものか？」
ですね。
では、答えは？
………、
本試験に持っていく論点知識
「連合会を設立しようとするときは、当該連合会の区域をその区域に含む都道府県を統轄する都道府県知事の認可を受けなければならない。」
ですね。
整理の視点
これもおなじみの対応関係ですね。
国保法での認可といえば、厚生労働大臣ではなくて都道府県知事ってことです。
以上！
ってのも浅い学びですね。基礎事項や周辺知識もついでにみておきましょう。そうすることで、連合会の全容が見えて来ます。
まず、国民健康保険団体連合会ってのは、どんな組織でしたっけ？ これがこのテーマの出発点ですよね。用語の意味が訳分からんのに、論点知識だなんてもんは記憶に残りませんよ。
意味不明なナゾの組織ってのは、ミステリアスで、それはそれで興味深いですが、何者かもわからないってのは知識を積み上げていくうえでの足掛かりが何もないのと同じです。最初のうちはざっくりでもいいんですが、本試験までには使いこなせられるように、何度も自己解説をして思い出す必要があります。
じゃあ、思い出して！ テキストはすぐ見ない(ー_ー)!!
………、
「会員である保険者（都道府県及び市町村並びに国民健康保険組合）が共同して、その目的を達成するために必要な事業を行うことを目的とする組織。」
でしたね。
じゃあ、その目的って何じゃいなってことですが、それって、何でしょう？
はい、考えて！
………、
「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与すること。」
ですね。
保険者の責務ってのは、究極的には目的条文にあるものの達成ですから、要は、単独の保険者で目的達成にまい進するよりも、寄り合い所帯を作ってスケールメリットを活かしていこうということなんでしょうね。
で、その具体例として、診療報酬請求書の審査を行うための国民健康保険診療報酬審査委員会が連合会に置かれているんでした。これを単独の保険者で回すってのはなかなか面倒です。１か所にまとまって一気に作業すれば効率的ですよね。
このほかにもいろんな審査委員会や協議会が連合会には設置されているんですが、知らなくてもいいでしょう。
連合会についてはこんなくらいで過去問レベルの知識としては十分でしょう。
あとは、診療報酬審査会の顔ぶれってどんなんだったかくらいが問われているくらいです。
で、これらの内容を一通り整理した後に、もう一度おさらいをし、寝る前におさらいをし、次の日起きたらおさらいをし、その後は忘れそうなタイミングでおさらいをすることで、過去問レベルの知識が定着し、試験で使えるレベルに仕上がります。
ただし、おさらいするときは端的にするのがコツ。
例えば、今日の内容であれば、
「まず、国民健康保険団体連合会ってのは（そもそも何や？）、保険者が共同して、目的達成のために必要な事業を行うことを目的とする組織で、その目的ってのは目的条文にあるやつで、設立は知事認可で、具体的な事業の例としては診療報酬審査会ってのがあって、その顔触れは………。過去問からこのテーマで記憶するべきことは以上！」
ってな感じです。ものの10秒もあれば思い出せられる分量ですよね。というか、これくらいコンパクトだから繰り返せられますし、本試験会場でも瞬時に問題文に反応できるわけです。
ちなみに下線部が基礎知識と論点は何かの部分です。レジュメの項目を順番に並べているだけですがね。Ｑ＆Ａの思考枠組みになってますでしょ？
イメージとしては切れ味抜群の包丁でスパッと切る感じです。なまくら包丁でギーコギーコと削るといったことをやっていては時間不足になりますし、知識も不正確になりやすいです。
このコンパクトに凝縮するってのは、私たちの脳作業によってなされるものです。分かりやすい講義を聴いたり、見やすい資料を眺めてたって分かったような気になるだけです。
残り５０日、脳みそフル回転し切った者に合格はもたらされます。
毎日、ご自身が学んだことを確認しながら、くどいくらいにササっと繰り返し思い出す脳作業をやっていきましょう！
今日のまとめ
今日は、「国民健康保険法」の「国民健康保険団体連合会」を整理しました。
また、おさらいするときは端的にするのがコツだということについてもお伝えしました。
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