日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働者災害補償保険法⑬~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

来年の本試験(令和4年8月28日)まで、残り272日(38週と6日)です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

まだの方は、とっととリスタートするか、いつから再開するかを決めましょう。

 

このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。

合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は「遺族補償年金」の「支給停止」について整理しました。

 

どんなときに遺族補償年金は支給停止され、その再開はどのようにすればよいんでしたっけ?

はい、思い出して!

 


………、

 

 

「①遺族補償年金を受ける権利を有する者の所在が1年以上明らかでない場合には、当該遺族補償年金は、同順位者があるときは同順位者の、同順位者がないときは次順位者の申請によつて、その所在が明らかでない間、その支給を停止する。この場合において、同順位者がないときは、その間、次順位者を先順位者とする。

 ②①の規定により遺族補償年金の支給を停止された遺族は、いつでも、その支給の停止の解除を申請することができる。」

でしたね。

 

これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。

スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。

情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。

分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。

筋トレと一緒です。

脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「通勤災害」から、

「療養給付」(労災法22条)、

「休業給付」(労災法22条の2)、

「障害給付」(労災法22条の3)と、

「介護給付」(労災法24条)を整理します。

 

僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、

「療養給付」は小見出しなしと小見出し「一部負担金」に枝分かれしていて、

小見出しなしが3肢(類題含めて5肢。それとまるっと1問。)、

「一部負担金」は2肢(類題含めて3肢)、

「休業給付」は2肢、

「障害給付」は1肢、

「介護給付」は1肢、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

「療養給付」の小見出しなしは「3個」の知識、

「一部負担金」は「2個」の知識(これって、後で出てくる費用負担のうちの一部負担金の論点と被るんですけどね。)、

「休業給付」は「2個」の知識、

「障害給付」は「1個」の知識、

「介護給付」は「1個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「通勤による疾病とは、通勤途上で生じた疾病その他厚生労働省令で定める疾病をいう。」

(平成19年度問1B)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

「『通勤による疾病』の定義は何か?」

ですね。

 

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

「法第22条第1項の厚生労働省令で定める疾病は、通勤による負傷に起因する疾病その他通勤に起因することの明らかな疾病とする。」

ですね。

 

整理の視点

ロジック的には難しくはないので、記憶するのみです。

用語の定義なんで、いつでも引き出せられるように準備しておきたいところです。

ポイントは1つ。「通勤による負傷に起因する疾病その他通勤に起因することの明らかな疾病」であること。

「その他」でつながっていますから「通勤による負傷に起因する疾病」と「通勤に起因することの明らかな疾病」は並列の関係ですね。

つまり、通勤途中で負ったけががもとで生じた疾病と、通勤に伴う危険が具現化して生じた疾病が「通勤による疾病」ってことですね。

なので、本肢にあるように「通勤途上で生じた疾病」のように何でもかんでもといったことではないんですね。

ただ、本肢のいやらしいところで、なんとなく、それっぽい表現じゃないですか。

こういうのにコロッと引っ掛かってしまうのは、用語の定義を疎かにしてしまうからです。

 

用語の定義というのは「ここから議論が始まりますよ。ついては『お約束事』として、この用語を使った時にはこういう意味ですからね。いちいち説明しませんからね。」っていうもんです。

なので、出発点である用語の定義を疎かにするということは、その後に積み上げられていく知識の土台を欠くことになり、あやふやな知識だけが断片的に残ってしまうということになります。

そりゃぁ問題解けませんわ。

で、こうした場合って「知識が足りない」のではないのはお分かりですね。

不完全という意味では足りないのかもしれませんが、「量的不足」なのではなく「質的不足」なのです。

じゃあ質を高めるにはどうしたらいいか?

暗記しても意味はありません。もちろん、分かりやすい講義を聴くだけだったり、見やすい資料を眺めることでもありません。

僕が考える「暗記」ってのは、意味は分からないが文字情報・音声情報としては思い出せられる記憶又はそれに準じた記憶だと考えています。

例えば、化学の勉強で周期表って覚えましたよね。たいていは「すいへいりーべぼくのふね」って覚えたのではないでしょうか?

これって、そもそも何のゴロだったかが怪しければアウトですし、元素記号の若い順だということをよしんば思い出せられたとしても、周期表の縦の関係や、イオン化傾向がどうなっているかという考察にはつながりません。

つまり、暗記は思考すべき本質とは別のところでの情報になりやすく、意味記憶として残りづらいですから、試験問題を解くというミッションの中ではほとんど役に立ちません。

むしろ、定義中の要素を分解して論理関係をとり、それらを自分の言葉に置き換えたらどういうことになるんだろうと思考を働かせることが、記憶すべき本質部分の見極めにつながり、記憶にも残りやすくなります。

受け身一辺倒の姿勢では、地力がつかないってことです。

その点、このブログを活用したり、ドS勉強会や個別特訓で脳みそに汗をかいているあなたは、着実に力をつけているに違いありません。

 

今日のまとめ

今日は、「療養給付」を整理しました。

また、用語の定義を自在に操れるようになることが合格への第1歩だということについてもお伝えしました。

  

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実際に参加した受験さんからは、

「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」

「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」

「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」

といった感想をいただいております。

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