みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
来年の本試験(令和4年8月28日)まで、残り297日(42週と3日)です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
まだの方は、とっととリスタートするか、いつから再開するかを決めましょう。
このブログでは、来年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
合格者になるためのマインドセット - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのマインドセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット① - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット② - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット③ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット④ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑤ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑥ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
合格者になるためのスキルセット⑦ - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は、「統括安全衛生責任者・元方安全衛生管理者・店社安全衛生管理者。安全衛生責任者」を整理しました。
元方事業者の定義は何でしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「事業者で、一の場所において行う事業の仕事の一部を請負人に請け負わせているもの(当該事業の仕事の一部を請け負わせる契約が二以上あるため、その者が二以上あることとなるときは、当該請負契約のうちの最も先次の請負契約における注文者とする。以下「元方事業者」という。)」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
スマホアプリの「分散学習帳」がもっと使いやすいでしょう。
情報を覚えやすく加工する過程で脳みそに汗をかき、覚えやすくしたものを何回も繰り返し思い出すことで長期記憶に変えることが一番の忘却対策です。
分かりやすい講義や資料を1回聴いたり、眺めたりしただけで問題が解けるなんて魔法じみた方法はありません。
筋トレと一緒です。
脳みそに汗をかいた分、あなたが本試験で使える知識になります。
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「安全衛生管理体制」の「委員会」から、
「安全委員会」(安衛法17条)、
「衛生委員会」(安衛法18条)、
「安全衛生委員会」(安衛法19条)を整理します。
僕が持っている過去問集と、今年の問題からは、
「安全委員会」は5肢、
「衛生委員会」は6肢、
「安全衛生委員会」は4肢(類題含めて5肢)、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「安全委員会」は「5個」の知識、
「衛生委員会」は「3個」の知識、
「安全衛生委員会」は「4個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「衛生委員会を設けなければならない事業者は、衛生委員会を毎月1回以上開催するようにしなければならない。」
(平成21年度問8D)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
このブログでは、5W1Hの疑問形になるように考えることを推奨しています。
………、
「衛生委員会の開催頻度はどれくらいか?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「事業者は、安全委員会、衛生委員会又は安全衛生委員会(以下「委員会」という。)を毎月1回以上開催するようにしなければならない。」
整理の視点
ロジック的には難しくはないので、記憶するのみです。
ポイントは2つ。
1つ目は、開催の対象が「安全委員会、衛生委員会又は安全衛生委員会」であること。
これまでの「一般組織の安全衛生管理体制」では安全管理者や衛生管理者は別個のテーマとして出てきましたが、ここでは一括りになっていますね。
つまり、どれをとっても同じってことです。これは覚えやすくて楽ちん。
2つ目は、「毎月1回以上開催するようにしなければならない。」こと。
これも覚えやすいですね。
とはいえ、安全管理者や衛生管理者の巡視義務とは頻度が違っているので注意が要りますね。
「そんな馬鹿な。」と思われるかもしれませんが、うっかりしているとごっちゃになりやすいですよ。
なので、僕なら「巡視義務&頻度:安全管理者は定めあって頻度なし、衛生管理者は月一、産業医は………。開催頻度:安全委員会、衛生委員会、安全衛生委員会どれも月一。」くらいな覚え方をしますね。
別々のところで出てくる紛らわしいものは、同時に覚えるっていうのが工夫のしどころです。
めんどくさそうな気はしますが、記憶がごっちゃになるのを防げますし、思い出す時も1回の手間で2つ分の論点を押さえられますんで、結果として正確さとスピードが実現できます。
効率的な勉強というのは、手抜きをすることではなく、一見手抜きのように見えても、その効果が明確なものにすることです。
僕の場合は、正確な知識をテンポよくスラスラと思い出せられるという効果を狙っていました。
本試験会場で求められる能力が、過去問出題歴のあるレベルの論点であれば正確かつ瞬時にアウトプットできる能力だからです。
みなさんは、日々の勉強のゴールはどのように設定していますか?
僕は例えば「今日は3つのもやっとしている論点の理解をすっきりさせ、記憶するポイントをはっきりとさせる。」ということをしていました。
こうした内容にすることによって、定量的な目標と定性的な目標の両方をクリアすることができるからです。
定量的な目標とは、数値で効果量が測定できるものです。さっきの場合なら「3つのもやっとしている」の部分です。
定性的な目標とは、数値化は難しいけれども具体的な行動として測定できるものです。さっきの場合なら「論点の理解をすっきりさせ、記憶するポイントをはっきりとさせる。」の部分です。
この両方を追い求めることで、その日に学んだ内容がどんどん蓄積されて、正確な知識のアウトプットがスラスラできるようになりました。
なかなか点数が伸びない多くの方の場合、「今日は2時間勉強する。」とか「テキストの何ページを読む。」とか「過去問集のここからここまでを解く。」といったことをゴールにしがちです。
一見すると定量的なもののように思えますが、定性的なものがありません。
なので、一定時間を費やして勉強したような気にはなりますが、しばらく時間が経つときれいさっぱり忘れている(というより思い出せない。)ということになりやすいです。
つまり勉強=時間を費やすことのように考えてしまっているんです(旧司法試験を受けていた時の自分もそうでした。)。
勉強とはインプットに費やした時間ではなく、アウトプットに費やした時間もそうですし、アウトプットしやすいように脳みそに汗をかく時間も欠かせません。
実力に自信のない人ほどインプットすることばかりに目が行き、思い出すという試験に欠かせない訓練を疎かにしがちです。
だから覚えられないし、本試験問題も解けないんです。
あなたが目指しているものはインプットをたくさんすることですか?
たしかになんにも知らない初学者の方であれば、まずは知るというところから始めなくてはなりませんが、受験経験のある方ならば、見たことも聞いたこともない話なんてほとんどありませんよ。
にもかかわらず問題が解けない=点が伸びないというのは、聞いたことはあるけれども中途半端な聞きかじりのゴミ情報が多いからです。
しかも明確にどんな覚え方をするかというゴールが決まっていないので、雑多な情報を集めがちになります。
問題が解けるようになることが目的ではなく、情報を集めることに目が行っていますから、そりゃあ問題は解けませんわな。
みなさんが毎日の勉強で目指しているものは、問題が解けるようになることですか?それとも情報を集めることですか?
今日のまとめ
今日は、「衛生委員会」を整理しました。
また、毎日の勉強のゴールは問題が解けるように思い出す能力を磨くようにした方がよいということについてもお伝えしました。
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「用語の大切さを改めて感じました。択一で、しっかりと用語を確認して、学んでいれば、選択問題にも応用ができることもわかりました。」
「自分では気づかない「解法のテクニック」があったことがわかった。」
「戦略的に表を書き3点取りにいくことです。一般常識以外でも難問が出るという心づもりと大ボス、中ボスとの戦いに向けて、構える姿勢について知れました。」
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