日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

本試験問題を解いてみたⅡ~合格者脳はこう考える~択一総括

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

 

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

さて、今日は、今年の択一本試験問題の総括を書きます。

 

【もくじ】 

 

令和3年度択一式総括

昨日までは、今年の択一問題をざっと解いてみて、どのように現場思考ができるのかを書いてきました。

科目ごとの雑感は、そっちで書いたのですが、全体としてどうなんだろうということと、来年度向けにどんな準備が必要なんだろうかということで、僕が考えたことを書きます。

合格ラインの予想は、予備校のものを利用してください。

 

全体として

ページ数が過去最高の68Pというのが盛んに言われていますが、ここんところの引き続いた傾向なので、増えたこと自体は何ら驚くことではありません。

確かに令和元年度→令和2年度の増加量が3Pだったのに比べると、6Pも増えたのは脅威です。

ただ、冊子の編集にはルールがあるようで、科目が変わったときには必ず改ページされるのはいいとして、肢の途中で改ページしなくてはならに時には、肢の頭から改ページを入れているんですね。

例えば、問題冊子の58P、厚年法の問10なんかはそうです。

2ページにわたって問題文が載っていて、見ただけでも「うげぇ~」ってなりますが、ページの下の方って、やたらと空白がありませんか?

Dの肢が10行の長文で、58Pに収まらないかったんでしょうね。そのため改ページを入れたら、やたら真っ白になっちゃったみたいな感じです。

1肢が少しづつ長くなっていたトータルとしての6P増なのではないでしょうか?

ちなみに科目ごとのページ数(カッコ内は去年のページ数。)は、

労基・安衛:10P(9P)

労災・徴収:9P(9P)

雇用・徴収:9P(8P)

一般常識:10P(9P)

健保:10P(9P)

厚年:11P(9P)

国年:9P(9P)

なんで、厚年が長かったと言えます。

 

で、少なくとも言えることは、社労士試験は競争試験、つまり、多くの受験生をふるいにかけ、ほんの上澄みの者を合格させるというシビアな試験です。

しかも、この点数を取ったらみんな合格といった絶対評価ではなく、毎年変動する選択式・択一式の両方の合格基準を満たした者が合格するといった相対評価の試験です。

つまり、出題者側からすれば、いかにして受験生を弱らせて不合格にもっていかせるかが勘所だったりするわけです。

だから、選択式では必ず「びっくり問題」が出ますし、択一は長文化したり、見たことのない肢を紛れ込ませたりするんです。

その一方、少なくとも社労士としては知っておいてほしいことも問わなければなりませんから、過去問をベースにした基本事項も問うてくるわけです。

この傾向は、来年も間違いなく続くでしょう。

おそらく、出題形式も組み合わせ問題や個数問題が初めて採用されたときのように、見たことのないものが出されてもおかしくはありません。

こうした「敵を知る。」時間を持ってみるのもいいかもしれませんね。

 

来年向けの準備について

お気づきですか?

社労士試験って、選択式、択一式の両方で、2種類の選抜をしようとしているのですよ。

1つは、基本事項が正確かつ、瞬時に思い出すことができて、正解肢を選ぶことができる能力。これが十分だと、択一の合格基準を超えてくるようになります。

もう1つは、基本事項の知識を元に、論理的に考えて、筋道の通った一応の結論を導き出せられる力です。これができるようになると、択一の点が高いところで安定し、選択式の「びっくり問題」にも動じなくなります。

したがって、この2つの区別をつけずに、知識があれば合格できると考えるのは短絡的です。

2つの異なる能力がそろって初めて合格できる試験なのですから、当然、両方の能力を鍛えることが、あなたの合格可能性を引き上げることになります。

去年までは選択式も択一も合格基準を満たせなかった、あるいは択一の合格基準に達したことはなかったけれど、今年は少なくとも択一の点数は合格予想ラインを超えたという方は、今年の振り返りのときには、この2つの観点で去年の準備と今年の準備の違いを浮き彫りにしてはいかがでしょう?

きっと、自分自身の成長が感じられ、自身も感じられるとともに、あと何を自分に足してやれば合格できるのかの課題が浮き彫りになります。

課題が浮き彫りになったら、それを克服するために何をしたらいいかのアイデアが生まれます。

それを試行錯誤しながら実践していけば、自力はさらに伸びるでしょう。

力がつけば、今の時点では気付かなかった課題に気づくかもしれません。しかし、同じようにアイデアが湧いてくるでしょう。後はプラスのスパイラルです。

そのためには、自己採点をして点数に一喜一憂するのではなく、点が伸びた理由や、失点してしまった原因を深堀することが欠かせません。

テンション任せでいきなり勉強を始めるより、クールダウンしつつ、冷静に自己分析した方がいいですよ。

悔しい気持ちや、試験直後の熱い思いがあるのは否めないでしょうが、その感情って、そのままのレベルで、来年の8月28日まで持つでしょうか? ないですね。

ピーンと張りつめた糸は、ふとしたショックでぷつんと切れます。

今は、じっくり考える時間があります。今だからできること、それをやるべきなのではないでしょうか?

で、具体的にどんなことをしたらいいかは、明日からの記事で書きます。

 

今日はここまで。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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