みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験(令和3年8月22日)まで、残り132日(18週と6日)です。
1週間当たりの勉強時間(脳みそに汗をかいている時間のこと。講義を聴いているなどの受け身な時間は含まない。)が20時間だとすると、残り時間は約380時間です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
今は地力をつけるときです。
テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
日々の勉強は「習慣」です。
習慣はモチベーションとは全く関係ありません。
あなたが習慣にしていることって、わざわざモチベーション上げてやってますか?
朝、目を覚まして顔を洗ったり、歯を磨いたりするのに「おーし、今日はめっちゃモチベーション高いから、歯ぁ磨くぞ!」なんてことやってますか?
モチベーションなどというものを持ち出すときってのは、勉強しない言い訳のときだけです。
物事を習慣化するのは技術です。やる気だの意志の強さだのに頼っている限りは、いつまでたっても身に付きません。
まずはやってみることです。
さあ、1日5分でも10分でもいいから勉強し始めましょう。
不安を取り除く特効薬は、1歩を踏み出すことです。
勉強の悩みや不安は、勉強することでしか取り除けません。
最初から完璧な勉強法をとれる人なんていません。
とりあえずやってみて、軌道修正をするんです。
なので、何もせずにその場に立ち尽くしているだけでは何も変わりませんよ。
さあ、1問でもいいから問題を解きましょうか!
このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
来年度向けの勉強を始める前に必ずやるべきこと - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
マインドセットをする - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
毎日のゴールを決める - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
スケジュールを立てる - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(前編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(後編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
効率の良い勉強法とは何か? - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は「(死亡一時金の)遺族の範囲」を整理しました。
死亡一時金を受けることのできる遺族の範囲は、どのようなものでしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「死亡一時金を受けることができる遺族は、死亡した者の配偶者、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹であって、その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたものとする。ただし、前条第3項の規定に該当する場合において支給する死亡一時金を受けることができる遺族は、死亡した者の配偶者であって、その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたものとする。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
そして、何度かコメントを寄せてくださった受験生さんから、スマホアプリの「分散学習帳」というのがより便利だと情報提供がありました。
実際に使ってみると、自分でカードを作成して覚えていくアプリですが、ベストな復習タイミングで、カードを毎日表示してくれます。
また、単語を入れて検索もできるので、不確かな記憶があっても、すぐに確認できます。
さらに音声読み上げもしてくれますから、紙のカードとICレコーダーのいいとこどりに加えて、間違えやすい論点をこれでもかというくらい復習できるので、最強の学習アプリなんじゃないかなって思います。
これまでICレコーダーに録音されていた方は、移管作業が伴いますが、今後、論点を探す手間を考えたらこっちの方がトータルで時間短縮につながるんではないでしょうか?
使用説明みたいなところに、勉強上達の3つのコツが載っているのも◎。
教えてくださったシミズさん、ありがとうございます!
記憶のコツは、出来合いの情報を鵜呑みにするのではなく、あなたの言葉で端的な情報に加工することと、それを適切なタイミング(忘れそうなタイミング)で、繰り返すことです。
あなた自身は、どれくらい脳みそに汗をかき、反復演習をしていますか?
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「脱退一時金の支給及び特別一時金の支給」から「脱退一時金の支給」(法附則9条の3の2)を整理します。
僕が持っている過去問集(2021年度向け。)では、
「脱退一時金の支給」の過去問は16肢(類題含めて19肢、うち参考問題が2肢と選択式が1問)、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「脱退一時金の支給」は「5個」の知識(うち2つはかなり細かい話)で、パーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「脱退一時金の支給を受けたときは、その額の計算の基礎となった第1号被保険者であった期間は、被保険者でなかったものとみなされる。」
(平成24年度問6C)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。
………、
「脱退一時金を受けたことの効果は何か?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「脱退一時金の支給を受けたときは、支給を受けた者は、その額の計算の基礎となった第1号被保険者としての被保険者であった期間は、被保険者でなかったものとみなす。」
ですね。
整理の視点
ロジック的には難しくはないので、記憶するのみです。
脱退一時金の趣旨が、保険料の掛け捨て防止であることから、その分の給付につながったものはなかったことになるんですね。
また、山ほどある合算対象期間の条文には含まれていないんで、外国籍の方が再来日して再び被保険者資格を取得したとしても、老齢基礎年金の受給資格期間にはカウントされないってことになります。
覚えることはこれくらいなんで、もう、この論点が本試験で出されたとしても、目をつぶっていても瞬殺できますよね?
で、社労士試験は覚えることが多い試験だと言われますが、意外とこの手の楽勝論点ってのが多くあります。
このブログでは、超基本論点は置いといて、少しタフ目の、多くの受験生が突っかかってしまうものを取り上げるようにしています。
また、そのテーマは、僕自身が受験生だったときにウンウン唸りながら、時には「よくわかんね~よー(;_;)」とか言って、泣きながらコピー用紙の裏紙にロジックをこねくりまわしながら書いたり、図示してみたり、オリジナルの比較表を書いたりしていたものです。
こういう論点って、予備校の講義を聴いたり、テキストを読んだりすると「ふぅ~ん。」とか「へぇ~、そうなんだー。」となって、分かったような気になります。
ところが、いざ問題を解こうとすると、何を問われているのか? どんな知識をアウトプットして正誤判断をしたらいいかが分からない。
何となく感覚的に〇☓を決めることはできて、それが当たることはあっても、模試ではコテンパンに打ちのめされ、本試験ではいつまでたっても合格基準に達することができない………、そして気がつけば「ベテラン受験生」の仲間入りとなってしまいます。
でです。
以前の記事にも書きましたが、あなたは、今日みたいな目をつぶっていても本試験に持っていくべき内容が思い出せられる論点、知らないわけではないけれど、いざ思い出そうとすると内容があやふやな論点、意味が分からず力任せに暗記してはいるため、問われ方の切り口が変えられたら解けない論点、何のことかさっぱり意味が分からないし、暗記して覚えたつもりでも、何日か後にはきれいさっぱり忘れてしまう論点、過去問出題歴はあるけれど、細かすぎて再出題はないものとして覚えない論点といった具合に、知識の得意・不得意みたいなもののランク付けってしていますか?
どの知識もなんとなく同じ力の入れようで勉強するよりも、確実に問題が解けるものはサラッと流す程度で、あやふやな箇所は覚えるべきところを個数管理化し、力任せの暗記にならないような覚え方の工夫をし、さっぱり分からないところがどこで、それをどうしたらスラスラ解けるようになるのかを考えていく脳作業をした方が、苦手箇所がどんどん減り、本試験で出されたらイヤだと思うところも減り、問題がスラスラ解けるようになって、力がバリバリついていく感覚が持てるようになります。
このことは、予備校を利用していようが、独学であろうが、あなた自身が自力でやらなければならない脳作業です。
毎日の学習時間のうち、こうした能動的な勉強がどれくらいの割合でできていますか?
残り19週間を切って、データベース作りも厚年は半分くらい終わり、丸々残っているのは労一と社一くらいでしょう。
あとの期間は、法改正、白書対策、選択式対策をしつつ、過去問を解きまくって知識の抜け漏れを補っていく期間です。できない問題が減っていく期間だとも言えます。
今一度、ご自身の課題が何かを明らかにして、どうやって克服し、本試験を気分よく迎えるにはどうしたらよいかを考えてみてもいいかもしれません。
特に、今の時期って、テンション落ちやすいですから、改めて自分がすべきことを見直してみると、やることが見えて、前に進む力になりますよ。
今日のまとめ
今日は、「脱退一時金の支給」を整理しました。
また、自分自身の知識のランク付けをすると課題が見えて力の割き方も分かることもお伝えしました。
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できればですが、全論点につき、僕だったらどう記憶するかみたいな解説動画を作ろうと思っています(YouTubeにあげたやつの全論点版みたいなイメージです。)。
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