みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
touro123さん、読者登録ありがとうございます。約半年間、頑張っていきましょう!
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
今年の本試験(令和3年8月22日)まで、残り196日(28週)です。
1週間当たりの勉強時間(脳みそに汗をかいている時間のこと。講義を聴いているなどの受け身な時間は含まない。)が20時間だとすると、残り時間は約560時間です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
今は地力をつけるときです。
テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
日々の勉強は「習慣」です。
習慣はモチベーションとは全く関係ありません。
あなたが習慣にしていることって、わざわざモチベーション上げてやってますか?
朝、目を覚まして顔を洗ったり、歯を磨いたりするのに「おーし、今日はめっちゃモチベーション高いから、歯ぁ磨くぞ!」なんてことやってますか?
モチベーションなどというものを持ち出すときってのは、勉強しない言い訳のときだけです。
物事を習慣化するのは技術です。やる気だの意志の強さだのに頼っている限りは、いつまでたっても身に付きません。
まずはやってみることです。
さあ、1日5分でも10分でもいいから勉強し始めましょう。
不安を取り除く特効薬は、1歩を踏み出すことです。
勉強の悩みや不安は、勉強することでしか取り除けません。
最初から完璧な勉強法をとれる人なんていません。
とりあえずやってみて、軌道修正をするんです。
なので、何もせずにその場に立ち尽くしているだけでは何も変わりませんよ。
さあ、1問でもいいから問題を解きましょうか!
このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討していきます。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
また、勉強法に関する僕の考えは以下の記事をご覧ください。
来年度向けの勉強を始める前に必ずやるべきこと - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
マインドセットをする - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
毎日のゴールを決める - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
スケジュールを立てる - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(前編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
やってはいけない勉強法(後編) - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
効率の良い勉強法とは何か? - 日本で2番目にドSな社労士試験対策
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は「(協会けんぽの)財務及び会計」を整理しました。
全国健康保険協会が財産を処分するときは、どうしないといけないんでしたっけ?
はい、思い出して!
………、
「協会は、厚生労働省令で定める重要な財産を譲渡し、又は担保に供しようとするときは、厚生労働大臣の認可を受けなければならない。」
でしたね。
これを記憶しやすい情報に加工して京大式カードに書くなり、ICレコーダーに録音してクイズ化し、何回か繰り返せば、簡単に覚えられますね。
そして、何度かコメントを寄せてくださった受験生さんから、スマホアプリの「分散学習帳」というのがより便利だと情報提供がありました。
実際に使ってみると、自分でカードを作成して覚えていくアプリですが、ベストな復習タイミングで、カードを毎日表示してくれます。
また、単語を入れて検索もできるので、不確かな記憶があっても、すぐに確認できます。
さらに音声読み上げもしてくれますから、紙のカードとICレコーダーのいいとこどりに加えて、間違えやすい論点をこれでもかというくらい復習できるので、最強の学習アプリなんじゃないかなって思います。
これまでICレコーダーに録音されていた方は、移管作業が伴いますが、今後、論点を探す手間を考えたらこっちの方がトータルで時間短縮につながるんではないでしょうか?
使用説明みたいなところに、勉強上達の3つのコツが載っているのも◎。
教えてくださったシミズさん、ありがとうございます!
記憶のコツは、出来合いの情報を鵜呑みにするのではなく、あなたの言葉で端的な情報に加工することと、それを適切なタイミング(忘れそうなタイミング)で、繰り返すことです。
あなた自身は、どれくらい脳みそに汗をかき、反復演習をしていますか?
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「保険者」のうち「健康保険組合」から、「健康保険組合」(健保法8条等)、「健康保険組合の設立」(健保法11~16条)、「組合会・役員」(健保法18~22条)、「財務及び会計」(健保法30条等)を整理します。
僕が持っている過去問集(2021年度向け。)では、
「健康保険組合」は2肢(類題含めて3肢)、
「健康保険組合の設立」は小見出しで「任意設立等」と「規約」に枝分かれしていて、それぞれ2肢(それと選択式が2問。)と1肢、
「組合会・役員」は5肢(類題含めて6肢)、
「財務及び会計」は10肢(類題含めて11肢)、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「健康保険組合」は「1個」の知識、
「健康保険組合の設立」の「任意設立等」は「2個」、「規約」は「1個」の知識、
「組合会・役員」は「4個」の知識、
「財務及び会計」は「8個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、
本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?
では、そのうちの1つを見てみましょう。
今日の1問
「健康保険組合は、適用事業所の事業主、その適用事業所に使用される被保険者、任意継続被保険者及び日雇特例被保険者で組織される。」
(平成15年度問1B)
この問題、問われている知識は何でしょう?
では、シンキングタイム、スタート!
いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。
………、
「健康保険組合はどのような者によって組織されるか?」
ですね。
では、答えは?
………、
本試験に持っていく論点知識
「健康保険組合は、適用事業所の事業主、その適用事業所に使用される被保険者及び任意継続被保険者をもって組織する。」
ですね。
整理の視点
ロジック的には難しくはないので、記憶するのみです。
顔ぶれとしては、
・適用事業所の事業主
・適用事業所に使用される被保険者
・健保組合の任意継続被保険者
それと、健保組合が特定健康保険組合なら、
・特定健保組合の特例退職被保険者
もその一員となります。
ここまでは、当たり前っちゃぁ、当たり前です。
ちなみに、日雇特例被保険者は仮に健保組合で使用されることがあったとしても、その構成員にはならないんですね。
じゃあ、どうすんのかっていうと、協会が保険者となり、協会の方で面倒を見てもらうことになります。
日雇特例被保険者って、元々、別の医療保険法の被保険者だったのが、法改正により健康保険法に吸収されたという経緯がありますから、立ち位置としては特殊です。
テキストの後の方で出てくる話ですが、保険者のところでひょっこり顔を出してきますから、気にはなりますよね。
ですが、深入り厳禁で、あくまでも過去問で出題歴のある内容に絞って、本試験に持っていく知識にするだけで十分です。
で、今日の問題は平成15年度の問題なので、過去問として解いたことのある方は少ないでしょう。
ただ、テキストには欄外あたりにしれっと書かれているような内容です。
ここん所の本試験の傾向からすると、10年以上前の過去問論点を5肢の中に紛れ込ませてくることがしばしばあります。
20年分の過去問を遡って準備している方なら楽勝なんですが、そうでない場合はチョット厄介です。
大胆に手を付けないというのも戦略としてはありです。
特に時間が限られている方は、手持ちの過去問集の正答率を90%以上に仕上げるだけでも十分戦えるとは思います。
ただ、健保法の場合、10年分の量なら、論点の重複分や法改正に伴う無効分を勘案すると500肢(5肢×10問×10年分)のうち、350肢程度の検討で網羅できてしまいますから、あっという間に仕上がっちゃうんじゃないでしょうか。
じゃあ、もっと遡って準備をするとしたら、どうするかです。
テキストの中には古い出題歴の記載のあるものがありますが、解説的な表現で書かれていることが多いです。
例えば、今日の問題の内容であれば「日雇特例被保険者は、健康保険組合の構成員には含まれない(平成14、15年度)。」みたいな感じでしょうか。
で、これをいくら読み込みをしたって(というか、こんなところまで読み込む余裕はほとんどの方はないハズ。)、「ふ~ん、そうなんだ。」くらいで終わるのが関の山です。
私たちの脳は、発問されたことに対して「どうだったっけかな?」と思い出そうとする能力があります。
その思い出す過程で記憶が強まりますから、「何度も繰り返す。」ということは、何回も覚え込むのではなく、「何回も思い出す。」という過程です。
なので、過去問集に載っていない過去問論点で、複数回の出題歴があると明記されているものは、自分でクイズ問題形式に直して準備することをお勧めします。それか、せめて、受験雑誌の付録についている1問1答カードから補充して問題として解いた方がいいのですが、面倒ですね(>_<)。
予備校によっては、オリジナル問題として10年以上前の過去問を若干の手直しをして掲載していることもありますが、じゃあそれも解かないといけないのってことになります。
この場合、テキストの記載と照らし合わせて、過去問としての出題実績があるのか、全くの予想問題なのか、過去問のプチ応用なのかの見極めをご自身でしなくてはなりません。その情報の取捨選択が脳作業になるので、それでもいいような気はしますが、だったら最初っから過去問として解いてくださいと言ってもらった方が、勉強すべき範囲が決まっているので、安心できるんですけどね(後出しじゃんけん的に「基本を押さえた後で、ここも覚えておきましょう。」なんて言われているように思えます。)。
いずれにしても、みなさんがお持ちの学習材料を使いこなして、本試験問題が解けるようになることが目的ですから、まずは、過去問集に載っている問題の論点が何で、その問題を解くことで本試験にどんな知識を持っていくかの選別、記憶、想起ができるようになっておきましょう。
今日のまとめ
今日は、「健康保険組合」を整理しました。
また、過去問集に載っていない古い過去問をどうするかについてもお伝えしました。
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