みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
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さて、今日は「合格者レベルならば、どのような思考を辿るか?」シリーズの5日目です。
【もくじ】
択一式③
今日は択一式の健康保険法と厚生年金保険法です。
健保法
問1Aは過去問論点知識(平成26年度問5エ)。
Bも過去問論点知識(平成24年度問3B)。
Cは過去問論点知識(平成28年度問3D)のプチ応用。特にツッコミ処が無く、積極的に☓がつかないので、中立の△。
Dは過去問なし。何を言ってるのかよく分からんし、既に答えは出ているの(Aが答え。)で、知らんぷりの△。テキストにも記載なし。
Eは過去問論点知識(平成21年度問9E)。
見落としがちな細かめの過去問知識が正解肢のため、ボンヤリ問題文を読んでいると、見たことのないDが答えっぽく感じます。それだと作問者の罠にかかっていますね。
合格者レベルなら、この手の引っ掛けには敏感に反応できます。
問2Aの前半は過去問論点知識(平成19年度問10D)そのまんま。後半は過去問論点知識(平成22年度問4C)の応用だが、「取消し後2年を経過した日に再登録が行われたものとみなされる。」かどうかまでは知らない。中立の△。テキストにも記載なし。
Bは過去問なし。高額療養費の多数回該当の場合は保険者が変わったら回数は通算しないからというのを思い出して☓寄りの△。
Cは過去問論点知識(平成25年度問3B)。
Dは直接の過去問はありませんが、平成14年度問4Cからの類推は可能。しかも、基準や員数が満たせないということは安心・安全なサービスを提供できず、公共の福祉を害することになるから、監督官庁の介入は当然なので、限りなく☓に近い△。
Eは過去問論点知識(平成23年度問2E)。
ABが非常に細かい話なので、ABで迷えばOK。できなくてもいいでしょう。
問3アは直接の過去問はありませんが、支給要件の具体的内容を問うているものであり、過去問訓練の中から現場思考で判断できます。「療養のために労務に服することができない。」と評価できるので、限りなく〇に近い△。
イは細かいですが過去問論点知識(平成17年度問4B)。
ウは過去問なしですが、被保険者からDVを受けている場合に、その者からの届出なんかは期待できないので、限りなく〇に近い△。
エは過去問論点知識(厚年法平成25年度問問1エ参照)。
オは過去問多数。
過去問論点知識から、エオを含むC~Eが消去。イの過去問論点知識があれば楽なのだが、イが分からなくても、ウを現場で思考することでBを選択することは可能。合格者レベルなら正解できますね。
問4Aは過去問なし。特に誤りとするようなツッコミはないので、中立の△。
B過去問論点知識(平成28年度問3B)から誤りと思ったんですが……、あ~そういうことか。過去問は定期検診後の話だけど、こっちは定期検診自体の項目ですね。
Cは過去問論点知識(平成28年度問7E)。
Dも過去問論点知識(平成28年度問3E)。ここまで見直さないとマズイですね。
Eも過去問論点知識(平成28年度問7C)。
僕はBで引っかかりましたが、A以外は全て過去問論点知識なので、合格者レベルなら正解できますね。
問5アは過去問論点知識(平成25年度問5C)。
イも過去問論点知識(平成25年度問1B)。
ウも過去問論点知識(平成25年度問9D)。
エは費用返還に関しては過去問論点知識(平成23年度問3D)だが、被保険者資格の取消しについては過去問なし。ただ、被保険者資格の取得が偽りによるものだから、この場合は資格取消ししても不合理ではないと考え、限りなく〇に近い△。
オも過去問論点知識(平成23年度問10C)。
エが悩ましいが、ア~ウとオがバッキバキの過去問論点知識なのと、エは現場思考で〇に近い△にできるので、合格者レベルなら正解できますね。
問6Aは過去問論点知識(平成27年度問9C)。
Bの前半は過去問論点知識(平成27年度問2E)。後半は過去問なしだが、保険者が不正の事実を知る前の不正受給は不正利得の問題であるから限りなく〇に近い△。
Cも過去問論点知識(平成25年度問8B)。
Dも過去問論点知識(平成22年度問8C&30年度問7A)。「療養上の障害を生じ著しく給付費の増加をもたらすと認められる場合には、」の部分は引っかかるが、Aがビッカビカの正解なので、これ以上関わらない。
Eも過去問論点知識(平成12年度問4A)。
BDで悩ましいところがありますが、Aが過去問論点知識まんまなので、気にしなくてもいいでしょう。合格者レベルなら正解できますね。
問7Aは直接の過去問はありません。平成20年度問4Bの検討のついでに医療に関する保険給付に共通の支給要件としてチェックしていればいいのですが、この問題も10年以上前の出題ですね。正解肢がビッカビカに光っていますので△でも構わないでしょう。
Bも過去問なし。平成22年度問3Eは、どんなときに短期借入金をすることができるかだから論点はずれていますね。内容自体は特に誤りとするツッコミの入れようがないので中立の△。
C前半は過去問論点知識(平成23年度問7B)。後半は過去問はありませんが、よく見かけるフレーズで特に誤りとするツッコミの入れようがないので中立の△。
Dは過去問なし。知らんがなこんなこと。「倍返し」って、半沢直樹か!と心の中で叫んだ方は心に余裕があってよろしい。もちろん中立の△。
Eは過去問論点知識(平成22年度選択式C)。
A~Dが△ばっかりで悶々としますが、Eだけは過去問論点知識からビシッと正誤判断できますんで、合格者レベルなら正解できますね。
問8Aは法改正事項。「特定法人の資本金って1億円やったかな~。」で〇寄りの△。
Bは過去問論点知識(平成21年度問8A)。
Cは過去問なし。「3分の2以上」「30日以内」あたりがクサい。「3分の2以上」の特別多数って、2つしかないけど、結構条件としては厳しめ。それをただの組合会の招集に求めるだろうか?と考え、☓寄りの△。
Dは過去問論点知識(平成23年度問6E)。
Eは途中まで過去問論点知識(平成24年度問6D)。翻訳者の氏名及び住所の記載については過去問なし。不正受給があった場合の責任追及のためにあってもおかしくないと考え、〇寄りの△。
Aはやや細かめの法改正なので微妙(ただし、法改正事項って、まず誤りにはならない。)。CEで悩めばOKか? この2択なら、合格者レベルなら何とか理由を捻り出すのではないか。
問9Aは過去問なし。随分と実務的な内容を問うていますね。特に誤りとするツッコミの入れようがないので中立の△。
Bも過去問なし。これもかなり実務的。よく分かんないんで中立の△。平成30年度問8オは給与支給日数が減少した場合の話なので、本問とは逆のパターン。
Cも過去問なし。育児休業終了後に支払われる賃金が昇給によって固定的賃金の変動があったと言えるので、随時改定が行われることはないと言い切るのは言い過ぎと考えて☓寄りの△。
Dも過去問なし。もう勘弁して………(+o+)ってか、知らんわこんなん!の△。
Eは過去問論点知識(平成26年度問10D)
E以外は全部△。CDで悩めばOK。できなくてもいいでしょう。
問10Aは過去問論点知識(平成24年度問10E)。
Bは過去問なし。特に誤りとするツッコミの入れようがないので中立の△。テキストにも記載なし。かなり実務寄りの出題で、報酬月額変更届の場合「改定月の初日から起算して60日経過した後に届出をする場合、または、標準報酬月額が大幅に下がる場合」が正しいので、本問は誤り。かなり細かいですね。
Cは過去問論点知識(平成24年度問8A)。
Dは厚年で類題あり(平成27年度問1オ)。
Eは過去問論点知識(平成24年度問7A)。一見すると出産手当金と報酬の調整の論点のようにも思えますが、問題文中に「通常の労務に服している期間があった場合は、」とあるため、その間は出産手当金の支給要件である「労務に服さないとき」に該当しないので、その間は出産手当金は不支給になるから。
Dで、厚年法の過去問論点知識を思い出せられるかがカギ。合格者レベルなら正解できますね。
健保法は問1、3、4、5、6、7、10は正解できて、この中から最低6点は確保。問8ができて1点上積みできればいいんじゃないでしょうか。合格者レベルなら7~8点は取れますね。
実務寄りの細かい話が後半多く、解いていて「?」が多かったのでは?
厚年法
問1Aは過去問論点知識(平成23年度1C)のプチ応用問題。△でもいいでしょう。
Bも過去問論点知識(平成19年度問7A)。
Cは過去問論点知識(令和元年度問6A)のプチ応用。死亡の推定により、いつの時点で死亡した者と推定されるかが記憶できていれば、生計維持関係がどの時点で判断されるかは分かります。
Dは過去問論点知識(平成21年度問9D)。
Eも過去問論点知識(平成16年度問6D)。
初っ端のAでほんのちょっと躓くでしょうか。ただ、正解肢がビッカビカに光っているので、合格者レベルなら余裕で正解できますね。むしろ、これくらいのレベルの問題を失点しているようでは、地力がかなり足りません。勉強法を見直しましょう。
問2Aは過去問論点知識(平成25年度問9イ)。
Bも過去問論点知識(平成22年度問4C)。
Cも過去問論点知識(平成27年度問1イ)。
Dも過去問論点知識(平成26年度問9E)。
Eも過去問論点知識(平成24年度問1E)。
珍しく、届出の論点がまとめて出題されましたね。で、なぜかEだけが遺族厚年の失権。合格者レベルなら余裕で正解できますね。
問3アは過去問論点知識(平成24年度問4E&20年度2E)。
イも過去問論点知識(平成28年度問2E)。
ウも過去問論点知識(平成24年度問6D)。
エも過去問論点知識(平成24年度問6C)。
オも過去問論点知識(平成30年度問4ウ)。
合格者レベルなら余裕で正解できますね。
問4Aは過去問なし。特に誤りとするツッコミの入れようがないので中立の△。テキストにも記載なし。でも僕は知ってたな。zoom勉強会の受験生さんからの質問で調べたからだろうか? ってことは、どこかの予備校の模試だったかな。
Bは過去問論点知識(平成14年度問2C)。
Cは国年法で類似問題あり(平成30年度問9A)。
Dは過去問論点知識(平成25年度問10C)。
Eも過去問論点知識(平成13年度問3D)。
正解肢のAが分からなくてもB~Eが過去問論点知識で確実に誤りと判断できるので、合格者レベルなら余裕で正解できますね。
なお、BEは古い過去問ではありますが、共に本来の障害厚生年金の支給要件の話なので、この程度の問題で躓いているようでは、勉強法が間違っています。
問5Aは過去問論点知識(平成21年度問2A)。
Bも過去問論点知識(平成23年度問9D)。
Cも過去問論点知識(平成29年度問9エ)。
Dも過去問論点知識(平成27年度問8C)。
Eも過去問論点知識(平成26年度問7C&14年度問3D)。
サービス問題です。合格者レベルなら余裕で正解できますね。
ふう。今日はここまで。
厚年の残り半分と国年法は明日。
明後日からは、リスタートする前にやるべきことを書きます。
これをやった方がいいですよということと、やっちまったら二の轍を踏みますよってことを書きます。
お知らせ
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