みなさん、こんにちは。
「日本で２番目にドＳな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
本試験（令和２年８月23日）まで、残り１４５日（２０週と５日）です。
１日１日を大切に過ごしましょうね。
仮に１週間平均の勉強時間が２０時間だとすると残り時間は約４２０時間です。
あなたを追い込むつもりは１ミリもありませんが、ゴールからの逆算で、どのくらいの時間をかける必要があるかはシビアに見積もった方がいいと思います。
まとまって勉強できる土曜日曜は残り２０回です。
時間の使い方やスケジューリングは、順調ですか？
また、「時間がない or 足りない。」と気が焦り気味な方は、１日及び１週間の時間の使い方を棚卸ししましょう。
まさか、睡眠時間、お仕事の時間、ご飯の時間、家事の時間、家族との時間以外に３０分程度まとまった時間や５～１０分のスキマ時間が全くないという方はいらっしゃらないでしょうから、勉強時間の確保はできるはずです。
また、少しであったとしても勉強に割けられる時間当たりの生産性をあげることも必要でしょうね。
勉強時間の確保や環境の整備は、あなた自身がやると決めてやらないことにはどうにもなりません！
いつまでたっても「時間がない。」「家のことが」などと
できない理由を挙げている方は、合格する覚悟ができていませんよ！
机の前に座るだけが勉強ではありません。
５分、１０分でもいいから勉強する習慣を身につけましょう！
座って勉強できる間がないのであれば、立ってでも勉強しましょう。
できない理由をいくら挙げたとしても勉強は進みません。
また、効率の良い勉強は頭の中であーでもない、こーでもないと考えあぐねたとしても答えは出ません。
実際に試してみて自分流に使いこなせ、かつ、学んだ内容が残っているように微調整していくものです。
あなたがやりたいことは、勉強できないことへの不満をタラタラこぼすことですか？
それとも、腹をくくって勉強に集中することですか？
とはいえ、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
でだ、あなたは、１週間平均でどれだけ、
脳みそに汗をかく「正味の」勉強時間を費やしていますか？
（テキストをマーカーで塗り絵していたり、眺めているだけの時間はノーカウントですよ。）
焦りは禁物ですが、お仕事、睡眠、食事、家事、ご家族とのコミュニケーション以外の時間で、
ボーっとしてたり、無駄にイライラしてたりする時間を過ごしてはいませんか？
大事なのは、毎日１％ずつ成長することだけです。
本試験が終わったときのやりきった感をイメージしながら勉強していきましょう！
想像してみてください。本試験が終わったときの瞬間を。
その時、どんな感情に浸りたいですか？
このブログでは、今年の本試験向けに択一で５０点を取るための準備として、毎日、過去問を１題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討してきました。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
今日もメインシリーズ
「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。
【もくじ】
昨日の振り返り
昨日は 「保険料率」を整理しました。
健康保険組合の一般保険料率の変更手続きは、どのようになされるんでしたっけ？
はい、思い出して！
………、
「原則：厚生労働大臣の認可
例外：厚生労働大臣に届出（一般保険料率と調整保険料率とを合算した率の変更が生じない一般保険料率の変更の決定の場合。）」
でしたね。
あなたは、昨日勉強してストックした論点知識を
夜寝る前と、朝起きた時に繰り返しましたか？
記憶のコツは、
コンパクトな情報を常に繰り返すことです！
１回で覚えたつもりになってはいませんか？
もちろん、そのまえに、テキストなどの
情報を自分の言葉でコンパクトに凝縮すること
も大事です。
それと、白書対策は法令の知識以上に情報に興味を持つことです。
ボーっと資料を眺めているだけだったり、暗記に走ろうとしても身にはつきませんよ。
分かりやすい講義を聴いたり、テキストを読むだけの
受け身な勉強では記憶は身につきません。
受験経験があって、択一合格点に届いたことのない方は、
今のやり方で、本試験会場でスラスラ問題を解き、
１１月に合格している自分の姿をイメージできますか？
今一度、勉強方法を見直してみてはいかがですか？
今日の過去問検討
今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数
では、過去問検討に移りましょう。
今日は、「費用」のうち、「保険料」から、「保険料の負担」（健保法１６１～１６３条）と「保険料の納付」（健保法１６６、１６７条）を整理します。
僕が持っているクレアール過去問集（2020年度向け。）では、
「保険料の負担」は５肢（類題含めて６肢）、
「保険料の納付」は９肢（類題含めて１０肢）、載っています。
ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、
「保険料の負担」は「３個」の知識、
「保険料の納付」は「５個」の知識でパーフェクトだとまとめました。
では、そのうちの１つを見てみましょう。
今日の１問
「収支が均衡しないものとして厚生労働大臣の指定を受けた健康保険組合は、規約で定める場合には、被保険者の負担すべき一般保険料額又は介護保険料額の負担の割合を５割を超えて増加することができる。」
（平成２６年度問６Ｄ）
この問題、問われている知識は何でしょう？
では、シンキングタイム、スタート！
いつものように５Ｗ１Ｈの疑問形になるように考えましょうね。
………、
「指定健康保険組合は、どんなときに被保険者の負担すべき負担の割合を増加することができるか？」
ですね。
では、答えは？
………、
本試験に持っていく論点知識
「そんなこたぁ、できない。
なお、健康保険組合は、規約で定めるところにより、事業主の負担すべき一般保険料額又は介護保険料額の負担の割合を増加することはできる。」
ですね。
整理の視点
はい、久しぶりのでっち上げ問題です。
「答え無し」パターンなので、論点が何かが読み出しにくいですね。
ただ、ないものをあるかのように作問することはいくらでも可能なので、知識があやふやな方はパニックになりやすいですね。
「あー、何か見たことがあるような気がする。確か〇だったな。うんこれも〇に違いない。きっとそうだ！」みたいな感じでしょうか。
事前準備としては、過去問検討の際、何の話なのかを正確に読み取る訓練をすることなのですが、
僕自身は、今日の１問でいえば「保険料の負担割合は労使折半が原則。健保組合に限っては、規約で事業主の負担割合を高めることはできる。」という記憶の仕方をします。
太字のところを特に強調して覚えます。つまり、１つのことを覚えるにしてもメリハリをつけるんです。そうすることで、過去問の引っかけポイントがはっきりして、どんな引っ掛け方をしてくるかが見えてきます。
過去問検討は、毎日のこのブログのように本試験で問題が解けるようになるための知識を身に付けるためだけではなく、問題の傾向や引っかけポイントを解読することも必要です。
近年の択一式は１肢が長文化する傾向にあります。つまり、時間内に処理すべき情報量が増えているということを指します。
その際、論点が何かの解読、正誤判断に必要な知識の喚起、あてはめと〇☓の結論付けという思考過程を経ますが、問題文が長いと論点の読み出しに時間がとられますね。
これを何となく読んでいたり、２度読み３度読みをしていると時間が足りなくなってしまいます。
したがって、最初の読みで論点を掴むことができなければ、時間内に７０問を解答しきるということが難しくなってしまいます。
正しく読むためには、正しい知識が不可欠です。
合格レベルにある方の場合、「このフレーズが出てきたら論点はこれ。」みたいな感じで問題文を読み取ります。
それと同時に論点知識が喚起され、あてはめと結論付けも一瞬のうちにやってのけます。
つまり、読んでいる途中で、過去問論点知識レベルのものは、ほぼ条件反射的に正誤判断までできている状態なんです。
そこで時間を稼ぎ、初出の論点を解くための思考の時間や、過去問論点知識のプチ応用問題を考えるための時間に充てます。
なので、みんなが解ける問題は秒殺で処理し、思考して論理立てて結論を導くための時間をとることで、正答率が５割台のものを正解することができ、結果として合格基準点を超えるんです。
合格者と言えども、全部が全部、知識で解いているわけではありませんからね。
ただし、過去問論点知識レベルのものは確実に正誤判断しています。
あなたの現状レベルはいかがですか？
過去問集の正答率は何％ですか？
そろそろインプットメインの時期から、過去問を解きまくって、これまで整理してきた知識をより確実に思い出せられるようにしていく時期になってきます。
残り時間内に合格レベルに達するためにすべきことははっきりしていますね？
今日のまとめ
今日は、「保険料の負担」を整理しました。
また、過去問検討の意味についてもお伝えしました。
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例えば、誤りを指摘するのであれば、該当箇所を引用し「記事には『～～。』と書いてありますが、自分は『………。』だと思います。いかがでしょうか？」と尋ねていただかないことには回答のしようがありません。
また、解説文は、考えればわかることにはいちいち言及していませんから、ご自身の理解を確認したいのであれば、やはり記事の該当箇所を引用し「記事の『～～。』からは、自分は『………。』と理解しましたが、合っていますでしょうか？」と尋ねていただければ回答することはできます。
回答するからには手間がかかります。書き込みの趣旨をこちらが考えて回答しなければならないような無用な手間はかからないようにご配慮ください。
さらに、ネットという匿名性の高い媒体であるとはいえ、名乗りもせずにいきなり質問めいたことをされても回答する義務はこちらにはないと考えておりますので、人にものを尋ねる態度については社会人としての節度をお守りください。
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