日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

過去問はこうやって本試験への知識に変える~労働基準法⑳~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

毎日、ありがとうございます。

 

はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。

僕はこんな人です。

にょういずみにょうさんのプロフィール - はてな

 

来年の本試験(令和2年8月23日)まで、残り316日(45週と1日)、

今年の合格発表まで残り28日です。

1日1日を大切に過ごしましょうね。

  

で、再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。

まだの方は、いつリスタートするかを決めましょう。

そろそろエンジンスタートしませんか?

 

でだ、あなたは、1週間平均でどれだけ、

脳みそに汗をかく「正味の」勉強時間を費やしていますか?

(テキストをマーカーで塗り絵していたり、眺めているだけの時間はノーカウントですよ。)

焦りは禁物ですが、お仕事、睡眠、食事、家事、ご家族とのコミュニケーション以外の時間で、

ボーっとしてたり、無駄にイライラしてたりする時間を過ごしてはいませんか?

 

大事なのは、毎日1%ずつ成長することだけです。

本試験が終わったときのやりきった感をイメージしながら勉強していきましょう!

 

このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討してきました。

必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。

ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。

 

今日もメインシリーズ

「過去問はこうやって本試験の知識に変える」を学んでいきましょう。

 

【もくじ】 

昨日の振り返り

昨日は「1箇月単位の変形労働時間制」について整理しました。

 

1箇月単位の変形労働時間制の採用要件は何でしたっけ?

 

はい、思い出して!

 

………、

 

「①使用者が、労使の書面協定又は就業規則その他これに準ずるものにより、以下の定めをすること

 a)変形期間(起算日を明らかにする必要あり)を1箇月以内の期間とする

 b)変形期間を平均し、1週間当たりの労働時間が週の法定労働時間を超えない定めをする

 c)変形期間中の各日、各週の具体的な労働時間(所定労働時間)を定める

 d)変形期間中の各労働日の始業及び終業の時刻を定める

 ②労使協定を所轄労働基準監督署長に届け出る」

でしたね。

このまま覚え込むのはしんどいので、コンパクトに加工する工夫は要りますね。

  

夜寝る前と、朝起きた時に繰り返しましたか?

記憶のコツは、

コンパクトな情報を常に繰り返すことです!

 

もちろん、そのまえに、テキストなどの

情報を自分の言葉でコンパクトに凝縮すること

も大事です。

 

それと、白書対策は法令の知識以上に情報に興味を持つことです。

先日の新聞報道では、推計より2年早く、出生数が90万人を割る予測というショッキングな報道が出ましたね。じゃあ、戦後初めて100万人を割ったのっていつでしたっけ? みたいに思考を伸ばして調べてみてくださいね。

ボーっと資料を眺めているだけだったり、暗記に走ろうとしても身にはつきませんよ。

 

分かりやすい講義を聴いたり、テキストを読むだけの

受け身な勉強では記憶は身につきません

受験経験があって、択一合格点に届いたことのない方は、

今のやり方で、本試験会場でスラスラ問題を解き、

11月に合格している自分の姿をイメージできますか?

今一度、勉強方法を見直してみてはいかがですか?

 

今日の過去問検討

今日のテーマと本試験に持っていく知識の個数

では、過去問検討に移りましょう。

 

今日は、「変形労働時間制」から「フレックスタイム制」(労基法32条の3)を整理します。

 

僕が持っているクレアール過去問集(2019年度向け。2020年向けは未入手)には、

フレックスタイム制」は中見出しの「フレックスタイム制の採用要件」が4肢、

フレックスタイム制の効果・労働時間の限度・その他」はさらに小見出しに分かれており、「フレックスタイム制における36協定など」が3肢、

「一斉休憩」が1肢、

派遣労働者の扱い」が1肢、載っています。

 

ただ、僕の検討では、問題の数だけ知識が必要なのではなくて、

フレックスタイム制の採用要件」は「1個」の知識、

フレックスタイム制における36協定など」は「2個」の知識、

「一斉休憩」は「1個」の知識、

派遣労働者の扱い」は「1個」の知識でパーフェクトだとまとめました。

 

その中でみなさんは、お持ちの過去問集から、

本試験に持っていく知識はどのように準備していますか?

 

では、そのうちの1つを見てみましょう。

 

今日の1問

「派遣中の労働者の派遣就業に関し、派遣先の事業主が、当該派遣労働者フレックスタイム制の下で労働させる場合には、当該派遣労働者の派遣元の使用者が労働基準法に定める所要の手続を行う必要がある。」

(平成15年度問6E)

 

この問題、問われている知識は何でしょう?

では、シンキングタイム、スタート!

いつものように5W1Hの疑問形になるように考えましょうね。

 

 

………、 

 

 

派遣労働者フレックスタイム制を適用させるとき、労使協定等の手続を踏むのは派遣元・派遣先のどちらか?」

ですね。

では、答えは?

 

………、

 

本試験に持っていく論点知識

派遣労働者フレックスタイム制を適用させるとき、労使協定等の手続を踏む義務があるのは、派遣元。」

ですね。

 

整理の視点

でました!めっちゃ古い過去問!!

ほとんどの方の過去問集には問題としては載っていないでしょうね。

クレアール以外のテキストには、しれっと「応用」みたいに欄外に書かれていたりするんでしょうね。

 

で、ロジック的には難しくないので、覚えるだけのことです。

が、注意しておきたいことが2つあります。

 

まず、論点は何か?の読み出しをするとき、僕は口を酸っぱくして「5W1H」の疑問形にしましょうと言っていますね。

理由は、答えの部分に正確な知識(=キーワード)を持ってくるようにするためです。

これが、「〇☓」式のクローズドクエスチョンの場合だと、記憶ポイントの中にキーワードが入ることがないため、あいまいな知識だけが増えていくという弊害があるからです。

例えば、昔、みなさんが大学受験時に使ったであろう「山川の1問1答集」を思い出してみてください。

あれって、答えを「〇か☓か」で答えさせる問題ではなく、必ずといっていいほど「キーワード」を答えさせるように作問されていました。

なので、「平安京に遷都されたのは西暦794年か?」ではなく、「平安京に遷都されたのは西暦何年か?」という問い方になっていましたよね?

社労士試験も一緒で、結局は論点の「キーワード」が正確に記憶できていれば合格点を取れる試験なので、これを訓練するために「5W1H」で思考する癖を付けた方がいいわけです。

 

で、何を言いたかったかというと、今日の論点を「派遣中の労働者の派遣就業に関し、派遣先の事業主が、当該派遣労働者フレックスタイム制の下で労働させる場合には、当該派遣労働者の派遣元の使用者が労働基準法に定める所要の手続を行う必要があるか?」とか、

派遣労働者フレックスタイム制を適用させるとき、労使協定等の手続を踏むのは派遣元か?」

みたいにクローズドクエスチョン(=〇☓思考)でとらえている方は要注意ですよってことなんです。

結局、「〇☓思考」って記憶に残るのは〇か☓なだけであって、そもそも何を記憶したらよいかの部分がごっそり抜けおちている可能性があります。

おまけに、肝心の論点知識がない状態なわけですから、問題文の表現や結論部分を変えられただけで太刀打ちできなくなってしまいます。

 

ただ、今日みたいな「〇☓」っぽくなりがちなときは、最後のところで「AかBのどっち?」というように「Which」の疑問形にするといいんです。

これなら、答えとなる記憶ポイントに正確な知識を入れることができるので、あやふやな知識が増えることはありません。

ほんのちょっとした違いのようですが、本試験で使える知識を確実に覚えられるやり方なので、やってみましょう。

 

で、注意点の2つ目は「派遣問題」への対応です。

既に学習経験のある方は対応済みだと思いますが、100%の精度で過去問レベルの問題に対応できていますか?

僕は受験生時代、この論点が苦手だったので、見るのも嫌でした(>_<)

ただ、ポツポツと出題されますし、安衛法でも問われる論点なので、「何とかせにゃぁならん!」と思って、最初の頃はテキストや資料にある「派遣元・派遣先」のまとまった表に塗り絵をしていました(+o+)

でもね、全っ然、覚えられないんですよ! 模試で過去問まんまを出されても間違うんですよ(;O;)

ますますイヤになりましたが、放っておいても知識にはなりませんから、塗り絵はサッサと止めにして、講義の中で北村&斎藤先生がどんなコメントをしているかを耳をダンボにして聴いていました。

そこから自分なりに分かりやすい言い回しに直して「判別ポイント」みたいなのを編み出しました。そう、自分の言葉に置き換えるために脳みそに汗をかいたんです!

で編み出したのが「派遣の労働契約は派遣元が結ぶものだから、原則は派遣元。現場の状況に合わせてみないと分からないものは派遣先。それ以外の特殊な場合(両方)や自分の感覚に合わないものは数が少ないから個数管理して(=何個あるかの数勘定をして)覚える。」でした。

これを、かつて塗り絵していた表にあてはめてみるとピッタリ合っていたので、記憶量を減らすことができ、効率よく問題が解けるようになりましたし、見たことのない「派遣問題」でも、判別ポイントに沿って「多分こうだろうな。」と考えたものは合っていました。

みなさんは、むやみやたらと暗記に走っていませんか?

記憶すべきことを減らして、思考することで解答が出せられるような工夫ができるようになると、ストレス少なく勉強がすすむようになりますし、未知の問題にも対応できるようになりますよ。

 

今日のまとめ

今日は、「フレックスタイム制」について整理しました。

また、「〇☓思考」から抜け出すコツと、「派遣問題」についてもお伝えしました。

  

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