みなさん、こんにちは。
「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。
毎日、ありがとうございます。
はじめましての方、ようこそいらっしゃいました。
僕はこんな人です。
来年の本試験(令和2年8月23日)まで、残り346日(49週と3日)です。
1日1日を大切に過ごしましょうね。
再始動された方は、テンション抑え目で、じっくり準備していきましょう。
まだの方は、いつリスタートするかを決めましょう。
このブログでは、今年の本試験向けに択一で50点を取るための準備として、毎日、過去問を1題例に挙げ、その問題を解くことで、どんな知識を本試験会場に持っていくかを検討してきました。
必要な論点知識に関しては、「記事を検索」の窓に必要なキーワードを入力して、探してみてください。
ただし、過去記事は予告なく限定閲覧記事に変更する場合があります。
【もくじ】
テキストの読み方への疑問
僕が「最短最速勉強会」の講師をしていたり、個別特訓をしていて常々疑問に思っていたことがあります。
「この人、テキスト読めてへんのちゃうやろか? どう考えてもロジックを追っていないし、『拾い読み』してんのちゃうやろか?」
です。
で、何か疑問を解消できるようなヒントがないかと思って、ネットをみていると、こんな興味深い記事がありました。
詳しくは、リンク先の記事を読んでもらうとよいのですが、
僕がピンと来たのは、このくだりでした。
「教科書が読めてない子がたくさんいる、ということです。文章を読んでいるようで、実はちゃんと読んでいない。キーワードをポンポンポンと拾っているんです。○○と○○と○○という言葉が出てきたら、こんなもんだろう、というような。『……のうち』とか『……の時』『……以外』といった機能語が正確に読めていない。実は、それはAIの読み方に近いんです。」
なるほど! と思いました。
確かに、当てて「この論点で本試験に持っていく知識は何ですか?(≒問題を解くうえで必要な知識で、あなたが準備している状態のものを聞かせてください。)」とか、
「この問題の論点(=どんな知識を問うていますか?)を簡潔に言うと何ですか?」
と問うたときに、しどろもどろの方って、結局、テキストに書かれていることをそのまんま覚えようとしていることが多いですし、キーワードすら怪しいことが多いんです。
社労士試験のテキストに書いてあることって、一応法律が元になっていますから、極めて厳格な論理で書かれた文章ですよね。
その論理の中から試験に問われる知識として覚えなければならない部分とどうでもいい部分の見極めって、大変なんです。
で、これの手助けをしてくれるのが予備校であり、「わかりやすい」と定評のある講師の先生方は、いかにして受験に必要な部分とそうでない部分のメリハリをつけるのに躍起になっているわけです。
ですが、最終的に自分の知識として自分なりの言葉に置き換えて記憶するのは受験生さん自身です。
とすると、受験生さん自身の「テキストを読む力」や「問題文を読む力」が一定水準以上にないと、そもそも知識の定着や理解なんかできないだろうし、本試験の問題が解けないんじゃないかと考えています。
どうでしょうね?
試しにこの問題を解いてみてください。
「次の文を読みなさい。
アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
セルロースは( )と形が違う。
(1)デンプン (2)アミラーゼ (3)グルコース (4)酵素」
楽勝でしたか?
答えが気になりますね~~(#^.^#)
………、
では答えは、
「デンプン」です。
あなたは余裕で合ってましたよね?
ちなみに、引用した記事によると、
「某新聞社の論説委員から経産省の官僚まで、なぜかグルコースを選ぶので驚きました」と明かしている。
だそうです。
同じ間違いをした方は、「AI読み」をしている可能性がありますし、テキストの読み方、そして結果として勉強した(つもりになっている)内容に問題があるのかもしれません。
なので、何回かの受験経験があるにもかかわらず、択一の合格基準点を超えたことがない方は、知識が足りない云々の表面的なことが課題なのではなく、
勉強の仕方、もっと詰めて言うと、
テキストや問題文の読み方そのものに難がある可能性が高い
です。
また、読み方そのものに難があるわけですから、「読み込み」といって何回も読んだとしても、分かったような気にはなりますが、結局はほとんど残っていないということも起こりますね。
(もちろん、やり方がまずいだけでなく、自分では気づかないメンタルブロックとかがかかっている場合もあるでしょう。)
だとしたら、分かりやすいと定評のある予備校やテキストをいくら使ったとしても、そもそも吸収できる体制が整っていないのですから、いつまでたっても知識が身に付いた感覚は得られず、徒労感が増していくのではないでしょうか?
こうした、「そもそも受験勉強に臨むためのスキル」って、予備校レベルでは全くといっていいほど言及されません。
むしろ、基本的な読解レベルにあることが、さも当然であるような前提で講義が進められます。
勉強法についての言及も、「こうしたら効率的」という話をすることはあっても、テキストや講師の話という「情報」を正しく読み、使える形に加工する能力については言及されません。
そのため、多くのベテラン受験生は「暗記」に走るのではないでしょうか?
私たちも、「普段使っている日本語なのだから、ちょっと注意すれば何とかなるだろう。」くらいになめてかかっている面もあります。
今日の話は、ひょっとしたら僕の勘違いや思い過ごしなのかもしれません。
ただ、「知識が身に付かない。定着しない。」の課題に対する答えが、「忘れるころに反復練習をする。」というだけで十分なのか? という疑問があっての話です。
みなさんは、テキストを「正しく読めて」いますか?
そのチェックをするために無料の個別相談を利用するのも一つの手ですよ。
今日のまとめ
今日は、テキストの読みかたについてお伝えしました。
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