日本で2番目にドSな社労士試験対策

このブログは、社労士試験に本気で合格する方を応援するために、主自身が取った効果的な学習法をお伝えするブログです。主に受験経験のある方向けの内容ですが、初学者の方でも1発合格するエッセンスが詰まっています。毎日アップしますので、ご愛読ください。

なぜ社労士試験で過去問が重要なのか?⑨ ~あなたが択一で伸び悩む理由~

みなさん、こんにちは。

 

「日本で2番目にドSな社労士試験対策講師」の塚野です。

 

今日は、シリーズ「やってしまいがちなNG勉強法」の⑥を解説しますね。

 

その⑥

十分な理解をしてからと理由を付け、過去問を後回しにすること

 

初学者の方に多い傾向です。

 

社労士試験の科目は、普段の生活や仕事に密接に関わっています。

身近な存在といえますね。

 

ですが、勉強するとなれば別で、

聞きなれない専門用語(例えば「算定基礎期間」「算定対象期間」)や、

難解な制度の仕組み(例えば「高額療養費」)があって、

私たちの脳みそをカオスにいざなってくれます。

 

しかも、受験生さんには真面目な方が多いので、

「きちんと理解をしてから前に進みたい。」

と仰る方も少なくありません。

 

ただ、ここで僕は声を大にして言いたい!

「テキストや講義の内容をいくら『理解』しても、

問題は解けない!」

 

 

あ、ちなみに「理解」とひとくくりにしていますが、

僕が、このブログで「理解」という場合には2種類の意味を使い分けています。

 

今日のテーマのように「テキストや講義を理解する」といった場合には、

「ふんふん、なるほど、そういうことか。」といった状態を指し、

とりあえずの疑問はないけれど、

「それって、どういうこと?」と突っ込まれた場合には固まってしまう状態を意味しています。

 

なので、テキストを読んだり、講義を受けた直後のあなたの状態だと思ってください。

誤解を恐れずに言えば、「分かったつもりになっている状態」です。

 

一方、特に制約なく「理解」と言っている場合には、

「あるテーマの概要や知っておくべきポイントが明確になっていて、説明できる状態」を指しています。

 

例えば、労働基準法の「年次有給休暇」、

 

概要は、「法定休日以外に法が定めた休暇日で、賃金が支払われるもの。趣旨はリフレッシュのため。」

ポイントは「付与されるためには、6か月間継続勤務し、8割以上の出勤が必要。付与日数は………。」云々、

が自分の言葉で、伝えられる状態を指しています。

 

ここで、気づかれた方もいらっしゃるでしょう。

試験で問われる項目の概要とポイントというのは、いわゆる「論点」の知識です。

 

「論点」の知識がスラスラとアウトプットできる状態が

本当の意味での「理解」だと、僕は考えています。

 

ただ、いきなり「理解」することはできません。

アウトプットすべき項目と、

その項目の正確な知識が何かが

頭の中で整理されて明確になり、

反復により

初めて「理解」した状態になります。

そして、アウトプットすべき項目のベースとなるのが過去問なんです。

 

合格される方はほぼ間違いなく、

この「理解」した状態で本試験に臨み、

合格点をたたき出してくるのです。

 

きょうのまとめ。

 

社労士試験は、

テキストや講義の内容を表面的に「理解」しても、

論点知識の「理解」にはつながらないから問題は解けません。

過去問の検討によってはじめて、

本当の意味での「理解」につながるのです。

 

なので、過去問の検討が先、「理解」は後からついてくる!

 

今日も読んでいただいて、ありがとうございます。

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